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  2019.04.25



乾燥肌の正しいスキンケア-4つのステップでカサカサ肌を改善

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カサカサの乾燥肌は、ケアが難しいですよね?

この数年は、乾燥肌で悩む女性が増える傾向にあり、中でも20代から40代の若い女性の割合が多くなっています。

みなさん、自分の肌の状態を考えてスキンケアをされていることと思います。
ところが、間違ったスキンケアをがんばってしてしまったことで、さらに乾燥肌を悪化させてしまっている人が、とても多いのです。

正しい肌の知識と乾燥肌の原因を理解しなければ、正しい乾燥肌のスキンケアはできません。

ここでは、肌が乾燥するしくみや肌タイプの違いを知っていただき、「クレンジング」「洗顔」「保湿ケア」「UVケア」という4つのステップで、乾燥肌を改善することができるスキンケアの方法を解説します。

目次

1. 乾燥肌のスキンケアに必要な知識
1-1. 角層のバリア機能
1-2. 肌のターンオーバー
1-3. 肌が乾燥する要因
1-4. 4つの肌タイプ

2. 乾燥肌を改善する5ステップのスキンケア
STEP 1 クレンジング
● 必要最低限の使用に抑える
● 肌の負担を減らすクレンジングの方法
STEP 2 洗顔
● 洗顔料はシンプルな固形石けんで
● 肌にやさしい洗顔方法
STEP 3 保湿ケア
● 化粧水より美容液で保湿ケアを
● 正しい美容液の使い方
STEP 4 UVケア
● 日焼け止め剤の表示を理解する
● 日常生活に日焼け止めは使わない

まとめ

1. 乾燥肌のスキンケアに必要な知識

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肌の表面がカサカサしたりつっぱったりする乾燥肌は、放っておくと、さらにいろいろな肌トラブルを引き起こすので、正しいケアが必要です。

まずは、肌の基本構造や乾燥のしくみを理解しましょう。

1-1. 角層のバリア機能

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人間の皮膚は、もっとも外側の部分が「表皮」、その内側が「真皮」という2つの層で成り立っています。
真皮の下は皮下脂肪などがある「皮下組織」です。

表皮の厚さは平均約0.2mmで、外側から、「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」という4層で成り立ち、その大部分を「表皮細胞」が占めています。

表皮には、外部の刺激から肌を守り、体内の水分を保持する役割があり、その重責の大部分を担っているのが一番外側の角層です。

真皮は、網目状に広がっているコラーゲンが70%を占め、エラスチンやヒアルロン酸がそれを支えて肌の弾力を保っています。

角層では、角質細胞がレンガのように何層も積み重なり、その間をセメントのように「細胞間脂質」が埋めていて、外部からの水や異物の侵入を防ぎ、肌の水分を保持しています。

これが「角層のバリア」と呼ばれる機能で、角層がなんらかの理由で傷つくと、バリア機能が低下して保持する水分量が減ってしまい、肌が乾燥状態になるのです。

1-2. 肌のターンオーバー

表皮の一番下にある基底層では、次々と新しい表皮細胞が生まれます。

表皮細胞はだんだん上部に押し上がっていき、死んで角層の角質細胞となり、やがて新しい細胞に押し上げられるようにしてはがれ落ちます。

この表皮細胞が生まれ変わる代謝のサイクルを「ターンオーバー」と呼び、若い人では約28日間かかり、年齢を重ねると代謝が落ちてサイクルが長くなります。

化粧品や洗顔料に含まれる界面活性剤、防腐剤などの刺激物や、強くこすることなどで角層が破壊されると、このターンオーバーがうまくいかなくなります。

ターンオーバーの機能が低下すると、古い角質細胞がはがれずに残ってしまうので肌はくすみ、カサカサ肌の原因にもなります。

1-3. 肌が乾燥する要因

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角層の細胞間脂質の50%を占めているのは、水と結合して蒸発を防ぎ、肌の水分を保っている「セラミド」という物質です。

セラミドと水の分子は交互に積み重なって、角質細胞の間に約8層もの構造を作って、水を保持しています。

セラミドの間に挟まれた水分は、たとえ空気中の湿度が0%になっても蒸発しません。
気温がマイナス20度になっても凍らないという特性もあります。

肌の水分を守っているものには、「セラミド」以外に「天然保湿因子」と「皮脂」があります。その働きはセラミドが約80%であるのに対して、天然保湿因子が17~18%、皮脂が2~3%といわれます。
天然保湿因子とは、角質細胞の中にあって水分を維持している分子の小さいアミノ酸などの集まりです。

この割合でわかるように、乾燥肌のもっとも大きな要因は、セラミドの保水機能が低下することにあります。

肌が乾燥する要因については、「3つの保湿成分で乾燥肌対策-乾燥のしくみを理解して保湿ケア」でもご説明しています。

1-4. 4つの肌タイプ

人間の肌は、水分量が多いか少ないか、皮脂量が多いか少ないかによって4つのタイプに分類できます。

水分も皮脂も少ないタイプは「乾燥肌」、逆に水分も皮脂も多いタイプは「脂性肌」。
水分が多くて皮脂が少ないのは「普通肌」です。
皮脂が多くて水分が少ないのは「乾燥脂性肌」です。

肌の乾燥がひどくなり、角層の水分量が20%以下になった状態を「乾燥肌」と呼びます。

細胞間脂質のセラミドなどが大幅に不足している状態なので、肌の表面はカサカサになり、場合によっては粉をふいたようになります。
カサカサが進んでシワのようになったり、肌の透明感がなくなってくすんで見えたりします。

乾燥肌は、角層のバリア機能が低下しているので、化粧品が肌にしみることもあり、肌トラブルが多いのも特徴です。
乾燥によるトラブルは深刻な状態に発展することも多いので、正しいケアをしてください。

 

2. 乾燥肌を改善する5ステップのスキンケア

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水分も油分も不足している乾燥肌には、角層を守りながら確実に水分と油分を補給するケアが求められます。

STEP 1 クレンジング

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スキンケア化粧品の中で、もっとも肌への負担が大きいのはクレンジングです。

メイクの油性汚れを落とすためには、油分で浮かせないと落とせないので、洗顔料よりも洗浄力の高いクレンジング剤が必要になります。

仕事で忙しい現代女性は、簡単にメイクを落としたいからと、強力なクレンジングを好む傾向があるようですが、強いクレンジング剤の使用や、毛穴の汚れまで落とそうとして強くこすることは、肌を傷める大きな原因になっています。

必要最低限の使用に抑える

クレンジングは、まず油分でメイクを浮かせて、界面活性剤で水と乳化させることによって落ちやすくするものです。

界面活性剤は、油と水を混ざりやすくする物質で乳化剤とも呼ばれ、スキンケア化粧品全般、石けん、洗剤などに配合されています。
「サッと簡単に落ちる」などとうたうクレンジングは、界面活性剤が強力なのです。

界面活性剤は、角層バリアを簡単に破壊してセラミドを溶かしてしまう強い物質ですから、乾燥肌やターンオーバー低下の原因となります。

乾燥肌の人は、クレンジングを使わないことが理想的なのですが、洗顔料だけでメイクを落とせないという人は使わざるをえないでしょう。

どんなに上質のクレンジングでも、洗浄するためには界面活性剤で肌に大きな負担をかけていることを頭においておきましょう。
クレンジングは「必要悪」と考え、使用量は最小限に抑えることが基本です。

適度に油分を含み、肌の負担が比較的少ないのは、クリームタイプです。
ジェルタイプで乳化してあるものも、好バランスのものが多いといえます。
大切なのは自分の肌で試して優しいもの、できるだけ洗浄力が弱めのものを選ぶことです。

肌の負担を減らすクレンジングの方法

クレンジング剤が肌に触れている時間が長ければ長いほど、肌の負担は大きくなります。
メイクを浮かせて洗い流すまでのトータルな時間は1分間で済ませましょう。

W洗顔が基本ですから、クレンジングの段階でメイクが完全に落としきれていなくても、その後の洗顔で、ある程度は落とせますから問題ありません。

すすいだときに、すこしヌルついているくらいで、そのまま洗顔をしたほうが肌にはやさしいのです。

乾燥肌の人は、とくにこすらないことと、適量を使うことに気をつけてください。
せっかく界面活性剤の影響を最小限に抑えようとしているのですから、こすって肌にすりこんだり、マッサージをしたりしてはいけません。

正しいクレンジングの手順は以下のようになります。

① 500円玉くらいの量を手のひらにとる。
② Tゾーンから中指と薬指の2本でのばす。
③ Uゾーンに素早く広げる。
④ 目元や口元に薬指でやさしくなじませる。
⑤ 40秒以内に38~40度くらいのぬるま湯ですすぐ。

STEP 2 洗顔

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洗顔の役割は、皮脂に付着した雑菌やホコリなどを落として、肌を清潔に保つことです。

皮脂を落とし過ぎると肌が乾燥してつっぱり、乾燥肌が悪化すると考える女性が多いのですが、これは逆で、皮脂をしっかり落としたほうが乾燥肌には良いのです。
肌を乾燥から守っているのは皮脂ではなく、80%はセラミドの働きによるものだからです。

皮脂の役割は肌を弱酸性に保って雑菌の繁殖を抑えることにあります。
しかし、時間がたつと空気で酸化して過酸化脂質となり、肌を老化させてしまいます。

肌の質を問わず、毎日朝晩2回の洗顔は、皮脂汚れをしっかり落とすために必須です。

洗顔料はシンプルな固形石けんで

洗顔料にはいろいろなタイプがありますが、比較的安心して使えるのは固形の石けんです。

クリームタイプの洗顔料は、中身にばらつきが多く、見た目ではどの程度の界面活性剤が含まれているかわかりません。
中には、強力な界面活性剤を含むものもあります。

リキッドタイプやパウダータイプは、肌に優しいイメージで洗浄力も弱めのものが多いのですが、これもメーカーによって中身のばらつきがあります。

泡タイプは、手早く洗顔ができて便利な反面、泡立ちがよいものには界面活性剤が多く配合されている場合があります。

泡をたてないミルクタイプは、洗浄力が弱いので乾燥肌には向いていますが、こすり過ぎることで、かえって乾燥を悪化させてしまうことがあります。

もっとも安心して使えるのは、添加物を含まないシンプルな固形石けんです。
固形石けんは、シンプルな成分配合のものが多く、洗浄力が強いものから弱いものまでいろいろなものがあります。

肌にやさしい洗顔方法

「洗顔は泡が命」というのは俗説で、泡立ちがよいものは、界面活性剤が多く含まれています。
泡の量は、片手のひらに乗るレモン1個分程度を目安にしましょう。

泡は肌への摩擦を防ぐもので、指で肌を傷めないためにあるものです。
肌をこすらないようにして、指の腹でくるくると泡をころがすように洗いましょう。

泡立てネットは便利ですが、使用する場合は水分が少なくならないように、水をたっぷり足しながら泡立ててください。

正しい洗顔の手順は以下のようになります。

① ぬるま湯で手と顔をぬらす。
② 洗顔料をレモン1個分泡立てる。
③ TゾーンからUゾーンへ指の腹でクルクルと泡をのせていく。
④ 目元と口元を中指と薬指でやさしく洗う。
⑤ 37~38度のぬるま湯を使い、手で肌に触れない感覚で、すすぎ残しがないようにていねいにすすぐ。

乾燥がひどいときは、洗顔料を使わずにぬるま湯ですすぐだけにしましょう。
乾燥肌には、洗いすぎもよくありません。

肌の負担を抑える洗顔法は「乾燥肌を改善する洗顔とは?-肌の負担を抑える4つの洗顔法」でも詳しくご案内していますので、よろしければ参考にしてみてくださいね。

STEP 3 保湿ケア

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どんなに肌の状態が悪いときでも、化粧水だけは欠かさないという女性が多いのですが、化粧水のつけすぎは、かえって肌を傷めてしまうことになります。

化粧水は、どんなにたっぷりつけても蒸発してしまいます。
蒸発するときに、角質細胞の層をめくってしまい、カサカサ肌、乾燥肌の原因をつくるのです。
さらに刺激成分が傷んだ肌に負担をかけます。

通常時でも、化粧水をたっぷりつけたり、重ねづけをすることは避けなければいけません。
とくに乾燥肌の人は、化粧水をやめて、保湿効果の高い美容液だけをつけるほうが、肌の負担を最小限に抑えて保湿ケアをすることができます。

化粧水より美容液で保湿ケアを

保湿ケアの基本アイテムとして化粧水ではなく美容液を選ぶのは、保湿成分の濃度が高く、角層に浸透するからです。
セラミドは水に溶けにくいので、化粧水に配合するのが難しいことも理由のひとつです。

美容液とは、本来はクリームよりも油分の少ないジェルタイプのものをそう呼んでいましたが、今はクリームに近い粘度のものやオイルなども美容液として販売されています。

油分の多いものは毛穴をふさいだり、ニキビの原因をつくることもあるので、油分の少ないタイプの保湿美容液を選びましょう。

配合される保湿成分には、セラミド以外に、コラーゲン、ヒアルロン酸、レシチン、スフィンゴ脂質などがあります。

正しい美容液の使い方

乾燥肌のスキンケアは、いかに角層を傷つけずに保湿成分を補給するかがテーマです。
美容液は高価だからと使用量をケチっていたのでは、思うような保湿効果は得られません。

使用説明書に記載されている適量を守りましょう。
乾燥が激しいときに、多めに使うのは効果的です。
とくに乾燥肌の人は、すりこまないよう注意して、肌にそっと乗せる感覚で使いましょう。

美容液を使った正しい保湿ケアの手順は以下のようになります。

① 使用説明書に沿って適量を手のひらにとり、両手のひらに広げておく。
② 両手のひらで押さえるようにして、頬から顔全体になじませる。
③ 目の周りや口の周りなどはていねいになじませ、皮脂分泌の多い額や小鼻などのTゾーンは少なめにする。
④ 目の周りやフェイスラインなどを、手のひらや指の腹で押さえてなじませる。

乾燥が激しいときは、油分の多い保湿クリームを目元や口元にポイント使いしましょう。

STEP 4 UVケア

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保湿ケアと双璧をなすスキンケアがUVケア(紫外線対策)です。

紫外線を浴びることにより、肌を守るメラニン色素がつくられてシミの原因になるだけでなく、紫外線は、真皮のコラーゲンを破壊したり変性させたりする活性酸素を発生させるので、シワやたるみの原因にもなります。

乾燥肌は、紫外線が角層に与えるダメージを大きくしてしまうので、乾燥だけでなくいろいろな肌トラブルを誘発しやすくなります。

日焼け止め剤の表示を理解する

日焼け止め化粧品には、「SPF」と「PA」という2つの数値が表示されています。

地上に届く紫外線は波長の違いにより、表皮にダメージを与えて日焼けを起こす「B波」
と、真皮まで届いてシワやたるみなどの要因となる「A波」に分けられます。

A波を防ぐ効果を示すのが「PA(+~++++)」、B波を防ぐ効果を示すのが「SPF(2~50+)」なのです。
レジャーやスポーツで長時間紫外線を浴びるときには、状況に応じて数値の高いものを選ぶようにしましょう。

塗る量が少ないと効果が半減するので、使う際には使用量を守ることが大事です。

日常生活に日焼け止めは使わない

日焼け止めの成分には、紫外線を肌上で吸収して熱エネルギーに変換する「紫外線吸収剤」と、肌上で紫外線を反射する「紫外線散乱剤」があります。

紫外線吸収剤は化学変化をもたらすので、肌が弱いとかぶれを起こすリスクがあります。
一方の散乱剤は、粉成分が皮脂や水分を吸収するので、乾燥しやすいというリスクがあります。

どちらも毎日使うと肌の負担が蓄積していくので、日焼け止めはどうしても必要なときだけ使用し、日常は帽子や服装でできる限りのUV対策を行いましょう。

一般的な生活をしているかぎり、日常のUVケアはパウダーファンデーションで済ませるほうが、乾燥肌には適しています。

 

まとめ

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従来のスキンケアは、洗顔の後に化粧水をたっぷりつけて水分を補い、クリームや乳液の油分でフタをして保湿効果を高めるというものでした。

しかし、この考え方が間違いであることは、いまや常識です。
化粧水の水分は蒸発してしまいますし、肌の水分はフタをすることで保たれているのではなく、セラミドなどの保水物質によって保たれていることがわかったので、保湿成分を補給するだけでいいのです。

もしも、旧来のスキンケアを続けていて乾燥肌で悩んでいる人がいましたら、ここで解説した、保湿ケアを中心としたスキンケアに切り替えてください。
それでも長期にわたって効果が現れない場合は、皮膚科の受診をおすすめします。

 

【参考資料】
・『いちばん正しいスキンケアの教科書』 西東社 2014年
・『今さら聞けない スキンケアの正解』 主婦の友社 2015年
・『コスメティックQ&A辞典』 中央書院 2011年

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