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ヘミシンクで訪れる13のフォーカスレベル-死後世界から宇宙へ

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自分の過去世や死後の世界に、興味をもつ人は多いですよね?

自宅にいながらそうした体験ができる「ヘミシンク」が、今また注目されています。
自分の前世、転生、守護霊、死後の世界といったスピリチュアルな世界は、いまだ科学で証明しきれていないために、オカルト的なイメージをもつ人が多数派です。

しかし、そうした中にあって、科学的な理論に基づいた音響技術であるヘミシンクは、多くの医療機関や大学などと共同研究を行って、安全性と有効性が認められています。

ここでは、ヘミシンクの概要を簡単に解説してから、ヘミシンクで訪れる意識の状態を示す「フォーカスレベル」の詳細を説明します。

ヘミシンクについての基礎知識は、本サイト「ヘミシンクとは何かがわかる5項目-意識状態を変える音響技術」で解説していますので、そちらを先に読まれることをおすすめします。

目次

1. 意識状態を変えるツール「ヘミシンク」
1-1. アメリカで開発された音響技術
1-2. 脳波と意識状態の関係を利用
1-3. バイノーラルビートで右脳と左脳を同調
1-4. 意識状態を分類したフォーカスレベル

2. 13のフォーカスレベルとは?
① フォーカス1(C1)
② フォーカス3(F3)
③ フォーカス10(F10)
④ フォーカス12(F12)
⑤ フォーカス15(F15)
⑥ フォーカス21(F21)
⑦ フォーカス22(F22)
⑧ フォーカス23(F23)
⑨ フォーカス24~26(F24~26)
⑩ フォーカス27(F27)
⑪ フォーカス34/35(F34/35)
⑫ フォーカス42(F42)
⑬ フォーカス49(F49)

まとめ

1. 意識状態を変えるツール「ヘミシンク」

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人間の意識状態は、睡眠している状態と覚醒している状態に大別できますが、覚醒しているときでも、集中している状態、リラックスしている状態、五感による知覚が通常以上に拡大している状態、などに分けることができます。

音を聴くことによって、こうした中から目的とする意識状態に導くのが、「ヘミシンク」という技術です。

1-1. アメリカで開発された音響技術

ヘミシンクは、1940年代からアメリカでラジオの番組制作会社を経営していたロバート・モンロー(1915~1995)によって、開発されました。

自らも脚本の執筆や効果音の作成を行っていたモンローは、1950年代に入ってから、睡眠誘導音の研究をはじめ、自分が被験者となっていろいろな音の組み合わせを試していました。

実験を重ねていたモンローは、ある日から、音を聴いていない寝入りばなに身体が振動する体験をするようになり、やがて1958年に、自分が肉体から外に出る体外離脱を体験します。 

その後のモンローは、体外離脱をしているときの体験や、その状態で得た知識を蓄積させていきました。
モンローはそうした体験から、人間は肉体を超える存在であり、死後の世界や、過去世があることを確信するに至ったのです。

意識が肉体を離れるような意識状態は、「変性意識状態(Altered state of consciousness)」と呼ばれます。
1979年に公開されたアメリカ映画『アルタード・ステーツ/未知への挑戦』は、変性意識状態をモデルにしていたので、この言葉を知っていた人も多いでしょう。

1-2. 脳波と意識状態の関係を利用

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モンローは、自分の体験を誰かに伝えるためには、その人にも同じ体験をしてもらうしか方法がないと考えました。
音響の専門家であり、自らもある種の音を聴いたことが体外離脱のきっかけであったモンローは、意識を肉体から離す作用がある音の研究をはじめたのです。

当時すでに、脳波と意識状態の相関関係は、ある程度わかっていました。
脳の電気信号である脳波は、周波数によって4つに分類されています。

① ベータ波(13ヘルツ以上)
② アルファ波(8~13ヘルツ)
③ シータ波(4~7ヘルツ)
④ デルタ波(4ヘルツ以下)

意識状態との相関は、しっかりと目覚めた覚醒状態ではベータ波が優位になり、リラックスするとアルファ波、深いリラックス状態や浅い睡眠時にはシータ波、熟睡しているときはデルタ波が、それぞれ優位になります。

変性意識状態は深くリラックスした状態、覚醒と睡眠の間のまどろみ状態で起こり、そのときの脳波がシータ波からデルタ波優位であることに注目したモンローは、音を聴かせることでこの状態をつくろうと考えたのです。

1-3. バイノーラルビートで右脳と左脳を同調

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人間の耳に聞こえるのは、若くて健康な人でも20ヘルツ以上で、4ヘルツや6ヘルツの音を聴くことはできません。

どうしたら、こういった低周波音を聴かせることができるのか?

モンローが採用したのは、1830年代終盤に発見されていた「バイノーラルビート」という理論でした。
バイノーラルビートとは、左右の耳に違う周波数の音を聴かせると、その周波数の差に相当する音が脳内で発生するという理論です。

右耳に100ヘルツの音、左耳に104ヘルツの音をヘッドフォンで聴かせると、その差である4ヘルツの音が脳内の脳幹という部位で発生し、脳波はその周波数に同調します。
さらに右脳と左脳を同調させることによって、脳波の波形は左右対称の美しいものとなり、脳内はとてもバランスのよい状態になるのです。

モンローは、この技術を発展させて、一組の音だけでなくいくつもの音のペアをミックスすることによって、本物の脳波と同じような低周波音をつくり、さらにバイノーラルビートを意識させないように、ノイズや音楽をかぶせたのです。

これが「ヘミシンク音」といわれる音源で、こうして開発された音響技術の総称が「Hemi-Sync®(ヘミシンク)」と呼ばれるものなのです。

1-4. 意識状態を分類したフォーカスレベル

モンローは自分の体験をほかの人にも体験してもらうために、自分が記録した様々な意識状態を区別して体系化し、それぞれに番号をつけました。

そして、意識をどこにフォーカス(焦点を合わせる)するかという意味から「フォーカスレベル」と呼んだのです。

モンローはラジオ番組制作会社の研究開発部門を独立させて「モンロー研究所」を創設し、ヘミシンクにかんする3つの特許を取得、フォーカスレベルの研究を進めてきました。

モンロー研究所では、目的とするフォーカスレベルに行くための様々な体験プログラムを開発して、1970年代から現在に至るまで世界中の人を対象として実施しており、1995年にモンローが他界した後も、フォーカスレベルの研究が続けられています。

また、現在はモンロー研究所が制作した200タイトル以上の「ヘミシンクCD」が市販されていて、家庭でも変性意識の体験にトライできるようになっています。

 

2. 13のフォーカスレベルとは?

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ヘミシンクの目的地ともいえるフォーカスレベルは、現在、レベル49までが存在します。

フォーカスレベルは、21まで飛び飛びの番号となり、「フォーカス10」は略して「F10」と表されることもあります。
フォーカス22から27までは番号が飛ばなくなり、その上はまた飛び飛びになっています。

ここではフォーカスレベルを13の段階に分けて、それぞれの領域を解説します。

① フォーカス1(C1)

覚醒した意識状態、はっきり目覚めている状態がフォーカス1で、通常は「C1(Consciousness 1)」と呼ばれます。

「Consciousness(コンシャスネス)」は、「意識」という意味。
ヘミシンクでは、現実世界に意識がしっかりある状態を意味し、CDを聴き終わった後などに、「意識をC1に戻す」といった使い方をします。

② フォーカス3(F3)

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フォーカス3は、脳と心がひとつに同調して、バランスのとれた状態です。

ヘミシンクで意識状態を変えるプロセスの、最初に出てくる準備段階ともいえるフォーカスレベル。
ヘミシンクの練習に使用するエクササイズでは、最初と2番目のエクササイズに出てきます。

③ フォーカス10(F10)

ここは、肉体は眠っていて、意識が目覚めている状態です。

意識が肉体の束縛から自由になりはじめるレベルで、身体は深くリラックスしている状態にありながら意識だけははっきりしており、自分の寝息を聞いていたり、肉体的感覚が薄れて手や足がどこにあるのかわからなくなることがあります。

眠りに落ちる前にこのような状態になることはありますが、ヘミシンクではその状態を維持することができて、身体の一部や全身が振動するように感じることがあります。

この振動が大きくなると体外離脱が起こりますが、フォーカス10では、かすかな振動が感じられる程度であることがほとんどで、体外離脱を体験することはまれです。

④ フォーカス12(F12)

 

この領域は、知覚の拡大した状態です。
意識が肉体の束縛から自由になった状態で、五感を超えた知覚ができるようになります。

人間は誰もが五感以外の知覚能力をもっているのですが、それに気づいていません。
五感以外の知覚による信号は、「見える」「聞こえる」といった五感の知覚として認識されることもあり、直感やひらめきという形で認識されることもあります。

このレベルでは、自分の意識が肉体を離れてほかの場所に行くことが起こりますが、体外離脱のように、肉体から出るという感覚を伴わないのが普通です。

⑤ フォーカス15(F15)

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ここは時間のない状態で、時間の束縛から解放されて、過去へも未来へも自由に行くことができます。

はじめてこのレベルを体験すると、「何もなくて動きもない真っ暗な空間」という印象をもつ人が多く、仏教の「空」に近い状態という人もいます。
瞑想では究極の境地といわれる状態です。

⑥ フォーカス21(F21)

ここは、物質世界と非物質世界の境界、いいかえれば、この世とあの世を結ぶ懸け橋となっている領域です。
英語では、「The Bridge State(橋の状態)」と呼び、「Here(こちら)」と「There(あちら)」の境界領域といわれ、日本では仏教の影響から「三途の川」などとも呼ばれます。

日本では「三途の川」と呼ぶので、川を見る人が多いと思われますが、川という概念をもたないキリスト教徒でもここでは川を見る人が多いので、ここには人が川と感じる何らかの実体があると考えられています。

このレベルでは、非物質世界の住人である「ガイド(守護霊などとも呼ばれる存在)」とコンタクトをとりやすい状態になり、亡くなって向こうの世界に行った人と会える場合もあります。

また、肉体をもちながらフォーカス21を訪れている人たちと会える場合もあります。

⑦ フォーカス22(F22)

フォーカス22は、肉体的にはまだ生きていても昏睡状態になっている場合や、アルコールやドラッグで意識がもうろうとしている状態の人に相当する意識状態です。

このレベルは、錯乱し混乱している人々が多く、そうした人々とコミュニケーションをとるのは非常に難しいとされる、未知の部分が多い領域です。

⑧ フォーカス23(F23)

フォーカス23から27までは、死者のとる意識状態で、死後の世界が広がっています。

その中でフォーカス23は、非物質の状態にはなったが、何らかの理由で物質世界とのつながりが切れないでいる2種類の人たちの世界とされます。

ひとつは、「死んだのに自分が死んだことに気づかず、住んでいた家にそのままいる」「死んだら墓で眠るものと考えていた人が、そのまま墓の下で眠っている」というように、物質世界のすぐそばに居続ける人たち。
真っ暗な中にひとりいて、ブツブツと文句を言い続けている人もいます。

もうひとつは、「自分が住んでいた家はとうの昔に壊れてしまっているのに、自分がとても好きだった家を思い描いて居続ける」「戦場で戦車に乗っていて死んだのに、戦っている強い思いだけが残って戦車に乗り続けている」といった、自分が強い思いで生み出した世界に居続ける人たちです。

この領域にいる人たちに共通しているのは、ほとんどの人があまり頭を働かせずにひとつのことをやり続けていることで、そうした人たちを助けにやってくるガイドやヘルパー(フォーカス27で働く存在)がいるのですが、気づくことができない状態で、あらゆる時代の人が残っています。

⑨ フォーカス24~26(F24~26)

この領域は、同じことを信じている人たちがもつ共通の想念がつくり出した世界で、「信念体系領域(Belief System Territories)」と呼ばれます。

あらゆる時代のあらゆる地域の人が、数十人から数万人以上の集団をつくっていて、この世界の人たちも強い信念をもっているため、ガイドやヘルパーの助けに気づくことができない状態。
番号が小さいほど、信念にどっぷりつかっている状態です。

圧倒的に多いのは、宗教を強く信じる人たちが死後に集まっているケースです。
キリスト教の一派が集まってつくっている荘厳な世界、仏教の僧侶が集まって修行に明け暮れている世界などです。

次に多いのが、「食欲」「睡眠欲」「色欲」「財欲」「名誉欲」という5つの欲を追い求めている集団です。
ひたすら食べ続ける、男女が集まって永遠に色を求め続けるといった世界が広がり、騙し合いや殺し合いを永遠に続ける集団もあります。

趣味や嗜好、習慣的なことを追い求め続けている集団もあります。
何かを学び続けている集団、いろいろな趣味を追い続けている集団など、一見楽しそうに見えますが、とても狭い世界に執着しています。

受験勉強をし続ける集団や、満員の通勤電車に乗り続けるビジネスパーソンの集団というように、この世で習慣となっていた行動を永遠に続けている人たちもいます。

ヘミシンクの意識状態には、23から26の領域にいる人たちをフォーカス27に連れていく「レトリーバル(救出活動)」という体験があります。
多くの場合は、まずフォーカス27へ行き、ガイドやヘルパーと一緒に目的のレベルに行って、執着している人を救出することになります。

⑩ フォーカス27(F27)

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ここは「転生の中継点」と呼ばれ、「もう一度人間として地球に生まれ変わる」「F27でヘルパーとして働く」「地球以外の別の生命系に生まれ変わる」といった次のステップへと進む準備をするところです。

よくいうところの「天国」にあたり、次の生へスムーズに移行できるように、4つの機能が備わっています。

(1) 受け入れの場(レセプションセンター)

死んだ人は、まっすぐにフォーカス27に来た場合も、ほかのレベルを経由して来た場合も、まずここに到着します。

死んだ人が不安を抱かないように、先に亡くなった家族や親しかった人が出迎えに来て、その人の期待に沿うような場所や、なじみのある場所になっていることが多いといわれます。

(2) 癒しと再生の場(ヒーリング&リジェネレーションセンター)

ここは受け入れの場の一部とされることもあり、死ぬ過程で負った傷を癒すところで、個人の趣味や嗜好に合わせて病院や温泉、森林浴、マッサージやエクササイズルームなどの施設が用意されています。

死ぬ過程では肉体的、精神的な傷を負っていることが多いので、ここでしばらく休息しながら再生をはかります。
肉体を失っても、肉体的な傷を引きずってしまうことが多いといいます。

(3) 教育の場(エデュケーションセンター)

ここでは、次の生で役立ついろいろな技能を身につけたり、様々な情報を得たりできます。
生きている人間も、寝ている間に意識だけここにきて、何かを学んでいることが多いといいます。

(4) 計画の場(プランニングセンター)

ここは、個人、人類、地球といったそれぞれの規模で、これから先に起こる事柄を設定するところです。

個人は、ここでガイドやカウンセラーと相談しながら、次の生の計画を立てます。
ただし、ここで決めたことはあくまでも計画なので、実現しないこともあります。
また、人類や地球という規模の集合意識が、成長の計画を立てているとされます。

フォーカス27には、そのほかにも「アカシックレコード」のような個人の過去世を含めたすべての情報が蓄積されている資料館や、フォーカス27での記憶にアクセスできないようにして次の生へと送り出す「送り出しの場」があります。

また、フォーカス27全体を創造、維持、管理、調整する知性「コーディネィティング・インテリジェンス(CI)」が存在します。

⑪ フォーカス34/35(F34/35)

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ここは、地球外の生命系から来た知的生命体が、地球で起こる大変化「アース・チェンジズ」を目撃しようと集まっているところで、時間を超えた意識のつながりを把握することが可能です。

地球外生命体とコンタクトをとって、いろいろな情報をもらうこともあります。

⑫ フォーカス42(F42)

ここは、太陽系を超えた、太陽系近傍の銀河系内の意識がつながっているところで、存在している個々の存在とコンタクトしたり、宇宙のどこかで自分を表現してる存在を発見したりできます。

⑬ フォーカス49(F49)

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ここは、銀河系を超えた意識のつながりを把握できるところで、銀河宇宙へのアクセスという可能性を探索している領域です。

 

まとめ

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ロバート・モンローが分類したフォーカスレベルを知ると、ヘミシンクで得られる効果がよくわかったことと思います。

ヘミシンクを体験するには、「セミナーや体験プログラムに参加する」「市販されているヘミシンクCDを聴く」という2つの方法があります。

試聴してみたいという人は、YouTubeにCDのサンプルがアップされているので聴いてみてください。
ヘミシンクCDは、mp3音源にしても効果はあるとされますが、その際は圧縮率を高めずにできるだけ原音に近い状態にしなければいけません。

家庭で変性意識状態を体験できる可能性が高まる「ヘミシンクCD」の情報や体験談は、ブログにアップしている人も多いので、参考にするといいでしょう。

 

【参考資料】
・『あの世はある! ヘミシンクで知る死後の存続』 坂本政道 ハート出版 2014年
・『2012これが新世紀の生き方だ  ヘミシンク技術が開いた宇宙とつながる法則 』 今井泰一郎 ハート出版 2008年
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