風水でカーテン選び！おうちを開運スポットにする方法

風水インテリアを実践している人以外は、カーテン選びは単に好みのものを基準にしているかと思います。

風水の基本として、方位と相性の良い色や、運気をアップする色があります。そうした色をカーテンに取り入れることで部屋の気をより良い状態に整え、住んでいる人を開運することができます。

インテリアに興味がある人にとって、風水は何かに縛られてしまうように感じるでしょうか。風水の基本に準じてカーテンを決めるということは、自分の好みではないインテリアにするという意味ではありません。例えば「暖色系」が相性の良い色という北の方位のカーテンなら、温かみのある色で自分の好きなものを選べます。花柄でもチェックでも、ロマンチックでもシンプルでも良いのです。

インテリアにあまり興味がないという人にとっては、風水の基本を知ることでカーテンや家具を選ぶことが楽になりますよ。たくさんの商品がある中から選り取り見取りカーテンを決めるより、「暖色系」などと決まっている方が選びやすいはずです。

そして、インテリアに興味があってもなくても、風水の基本を知ってから選んだカーテンを目にする度に自分の運気がアップするという良いイメージを持つようになるという大きなメリットがあります。

引っ越しをしたらサイズが合わなくなってしまったカーテンをそのまま使っていたり、カーテンがないままの窓があったり、とくに何も考えずにカーテンを購入したりしていた人は、自分の願いを叶えるための新しいカーテンを用意しましょう！

風水の知識をつかって開運できるカーテンとなれば、選ぶのもつけるのも楽しめますよ。

目次

1.　カーテンで開運する風水のポイント
2.　方位別カーテンの色選び
3.　目的別の風水カーテン
4.　部屋別の風水カーテン
5.　今のカーテンで風水するなら
6.　まとめ：もっと気軽にカーテンを替えて開運を楽しみましょう

1.　カーテンで開運する風水のポイント

1-1.　風水におけるカーテンの意味

風水の中でもインテリアに関するものは、必ずカーテンの色や柄についての説明があります。

その理由は、外の世界と家の中の境目である窓から夜に多い邪気が入ることをカーテンが防ぐ働きをしていることと、カーテンの面積が大きいため色による部屋の印象が大きく変わるからです。

毎日目にする部屋の印象が変わることで、自分がどんなふうになりたいのかを意識するようになりますから潜在意識へ働きかけていることになり、結果的にカーテン選びをしたときの願いは叶うようになるというわけです。

夜に窓を閉めるのは防犯上当然のことで、カーテンを閉めるのは外から見えないようにプライバシーを保護するためと考えている人も多いでしょう。他にも、遮光のためや、防寒など屋外との気温差を保つためにもカーテンは役立っています。

そういった実務的なことだけでなく、風水上もカーテンは大切な役割をしているのですね。

1-2.　カーテンの色の選び方

カーテンで風水をする場合カーテンの色は、その部屋の方位をきちんと計っているなら方位に合わせたカラーにすると開運につながります。

方位と相性の良いカーテンの色は2章にありますので参考にしてください。

寝室のカーテンの場合は、カーテンと同じように面積の大きいベッドカバーとの陰陽バランスを考慮するとリラックスできる寝室になります。布団カバーやベッドカバーが柄物ならカーテンを無地にする、またはその逆にすることでバランスが取れます。これは見た目の美しさにもつながりますね。

方位をきちんと計るほど風水を信じてはいないという人でも、適当にカーテンを決めるのではなく、自分なりに考えて選ぶことは風水の効果が出ることにつながります。

どんよりとした暗い色のカーテンがある部屋よりも、明るい印象のあるカーテンがあったり、ほっと落ちつくような色のカーテンがあったりした方が気持ち良く過ごせるはずなので、自分がしっくりくる色をみつけると良いでしょう。

すぐにカーテンを買い換えられないという人も、タッセル（カーテン留め）を方位のカラーにしたり、ちょっとしたアクセサリーを加えたりすることで今よりは良くなります。5章にその方法がありますので参考にしてください。

1-3.　カーテンを清潔に保つこと

カーテンの風水で最も大切なのは、カーテンを清潔に保つことです。

なぜなら、外から入る邪気を遮っているカーテンには厄がついてしまうからです。風水では汚れは厄と考えられますから、カーテンを清潔に保つことは厄払いになっているということになります。

新築のときや引っ越しのときにカーテンを新調することが多いと思いますが、その後カーテンを洗ったりホコリを払ったりしている人はあまりいないのではないでしょうか。

レースのカーテンはほとんどが水洗いできるようになっています。レースのカーテンと二重にかけられている内側の厚いカーテンをドレープカーテンと呼びますが、最近では重厚なドレープカーテンはあまり好まれず、洗えるカーテンが多く販売されています。洋服と同じようにタグを見れば洗えるかどうかわかりますから、確認してみましょう。

洗えるカーテンならば、カーテンレールからはずして金具（プラスチック製も多いです）を取りはずし、洗濯機で洗います。弱水流や大物洗いの指定ができるならそうしてください。ひとり暮らしなどで洗濯機が小さくて不安だという場合は、コインランドリーに持って行って洗うと良いでしょう。乾燥機を使うと縮んでしまうこともあるので、よく脱水をしたら、そのままもとの金具を取り付け、カーテンレールにかけて乾燥させます。

お好みの柔軟剤を使えば、静電気を防ぐためホコリが付きにくくなる上、カーテンを洗った後に部屋中が良い香りになってとても気持ちの良いものです。

生地が分厚くて洗えない素材のカーテンの場合、週に一度は布団たたきなどでホコリを軽く叩き出して掃除機で吸い込みましょう。その後ファブリーズなどのファブリック用除菌消臭剤を吹きかけると良いでしょう。

1-4.　カーテンの素材の選び方

カーテンの素材については、風水師によって「天然素材が良い」とする人もありますが、とくに考えすぎなくても大丈夫です。

なぜなら、「洗えるカーテン」は合成繊維のものが多いですし、合成繊維で難燃性を実現しているものもあるためです。ほとんどの風水師は素材にはこだわっていません。

合成繊維のカーテンでは「ポリエステル」がもっとも多く、摩耗に強く耐久性があり、お手入れが簡単でしわになりにくいため人気です。「アクリル」「レーヨン（再生繊維）」も温かみのある風合いが素敵ですが、家庭で洗えないものも多く、ドライクリーニングが必要です。

一方、天然素材のカーテンは、「木綿」がもっとも多いのですが、色が褪せやすく洗うと縮みやすく、しわになりやすいといえます。しかしナチュラルな風合いはやはり天然素材のものだからこその特徴なので、カーテンをまめに買い換えたいという人には楽しめる素材です。

「麻」のカーテンも優しく光を通す独特の風合いが人気です。しわになりやすく、摩耗で毛羽立つため耐久性はあまりありませんが、二重カーテンにしない窓に麻のカーテンという雰囲気はカフェのようでオシャレです。

お手入れや耐久性の面では合成繊維、風合いや雰囲気は天然素材の方が上と言えますね。お好みで選んでいただいてかまいませんよ。

2.　方位別カーテンの色選び

窓のある方位がわかれば、その方位と相性の良い色をラッキーカラーとしてカーテンの色を決める参考にできます。風水では、色と方位との相性は、陰陽のバランスが取れているということが中心となっています。

例えば、家の北側は日当たりが悪く寒い印象がありますが風水ではその印象通り陰の気が強い方位となります。その陰の気とバランスを取るためにピンクやオレンジなど、明るい暖色系の色は北と相性が良いとされるということです。

それでは、方位別に相性の良いカーテンの色や柄を見ていきましょう。

2-1.　南・東南の窓には

南は人気運、美容運、知性、直感力、別離、芸術に関係する方位です。この方位と相性が良いのはグリーン、白、ベージュです。カーテンには比較的多い色ですから選びやすいですね。

南にある大きな窓のカーテンをグリーンにするなら、片側に寄せるタイプではなく両側に振り分けて留めるタイプのカーテンにしましょう。なぜなら南に一対のグリーンがあると芸術に関する直感力が冴えるからです。

東南は、恋愛運、結婚運、旅行、縁、香りに関係する方位です。この方位と相性の良い色は黄緑、オレンジ、ベージュ、白です。また、東南は花柄と相性が良いので花柄のカーテンを選ぶと恋愛運や結婚運が良くなります。

2-2.　西・南西の窓には

西は金運、商売運、趣味などの楽しみごとに関係する方位です。この方位と相性の良い色は黄色、白、パステルイエローです。

西に窓がある場合、日が差し込みすぎると浪費につながりますからラッキーカラーのカーテンをつけて遮光すると良いですよ。また、恋愛運をアップさせたいなら西にピンクのカーテンも良いでしょう。

南西は不動産運、家庭運、健康運、努力、安定に関係する方位です。相性の良い色は黄色、紫、グリーン、白、黒、グレー、茶、オレンジです。たくさん相性の良い色があるので、カーテン選びも楽しくなりそうですね。

赤はとてもパワーの強い色なので、南西とは相性が良くありません。赤のカーテンはやめましょう。

2-3.　北・北西の窓には

北は恋愛運、金運、セックス運、秘密、浄化と関係する方位です。相性の良い色はワインレッド、ピンク、オレンジ、アイボリーなどの暖色系です。

金運を強化したい場合は、北のカーテンに使うタッセルをキラキラしたゴールドにしてください。

北西は事業運、出世運、玉の輿、グレードアップに関係する方位です。相性の良い色は白、ベージュ、茶、グリーン、淡いピンクです。玉の輿を狙うなら、北西のカーテンを淡いピンク色にしましょう。

北西の窓につけるベージュ、茶色などの土をイメージさせる落ちついた色のカーテンは、その家の主の事業運を安定させます。

2-4.　東・北東の窓には

東は仕事運、勉強運、発展、若さ、情報、音に関係する方位です。相性の良い色は赤、青、ピンク、白といったビビッドなカラーです。

東の窓が子ども部屋にあるなら、赤や青といったカラフルなカーテンにすることで子どもの勉強運がアップします。

良い情報を得る必要を感じているなら、東側のカーテンに赤が使われているものにしましょう。風水では情報は東からやってくるといいます。赤の強いパワーで良い情報を引き寄せます。

北東は、不動産運、貯蓄運、相続、転居、転職、変化に関係する方位です。相性の良い色は白、黄色、ポイントで少量赤を使うと良い変化が訪れます。

真っ白なカーテンや黄色いカーテンはあまり目にしませんが、あくまでも相性が良いラッキーカラーというだけなので、これ以外の色でも似た雰囲気を持った色なら開運効果はあります。パステル系のイエローならカーテンでも目にする色ですよね。爽やかな柄のものを用いても開運になりますよ。

3.　 目的別の風水カーテン

こちらの目的別風水カーテンは、とくに方位を気にせずに自分がもっとも目にするカーテンで実践できる風水です。

色にはそれぞれ、風水的に意味があります。それは案外、人が一般的にイメージする色と一致しているものです。例えば、お金はゴールド、黄色という印象、恋愛はピンク色という印象を持つ人が多いのではないでしょうか？

自分の部屋のカーテンを替えることで意識がその方向に向くため、いつの間にか目的の運気がアップするはずですよ。

3-1.　金運アップしたいなら

金運をアップするならカーテンを黄色やラベンダー色に。高級感を感じられる素材を選び、タッセルをゴールドなど光るものにしましょう。

黄色一色のカーテンは趣味が悪いと感じるようなら、黄色と白が使われているものを探してみてください。柔らかな花柄や、黄色と白のチェック、水玉模様などのカーテンがあると思います。

選ぶ基準は自分が好きだと思うカーテンにすること。好みではないデザインのカーテンでは、たとえ開運カラーを選んでもあまり良い効果は出ません。直感を信じて「このカーテン、金運アップしそう！」とワクワクするものを選びましょう。

3-2.　恋愛運アップしたいなら

恋愛運をアップさせるなら、優しいピンク色やシャーベットオレンジなど、パステル系の暖色を使ったカーテンを選んでください。

カーテンの柄は花柄やハート柄、リボン柄が恋愛運をアップしてくれます。

恋愛運アップに風水では優しい暖色系の色を使いますが、これは人が自然に感じているイメージそのままですね。ピンク色をはじめとするパステル系の暖色が目に入ることで優しい気持ちになることができ、素敵な恋愛を引き寄せることができるわけです。

産婦人科のインテリアが優しいピンク色になっているのも、ピンク色の持つ効果は女性ホルモンの分泌にも関わるからなのだそうです。

また、風水では良い香りが良縁を運んでくるといいますから、カーテンに香りをつけることもおすすめです。コロンなどがしみになってしまわないかどうか目立たないところで試してみてくださいね。

洗えるカーテンにしてこまめに洗い、自分の好きな柔軟剤の香りにするのも良いですよ。

3-3.　健康運アップしたいなら

健康運をアップさせるなら、グリーン系やアイボリーなどナチュラルな色のカーテンにしてください。カーテンには比較的多い色ですから、素材や柄など見て自分の好みのものを選びましょう。

カーテンをナチュラルカラーにすると良い理由は、人の健康は自然によってもたらされているからです。室内に観葉植物を置くと、植物が気の状態を整えてくれるので健康運がアップするのですが、グリーンという色はそれと同様に働きます。

トイレに窓があるなら、グリーンのカーテン、とくに植物系、リーフ柄などのカーテンをつけると健康運がアップします。もちろん、トイレにも観葉植物を置けばさらに健康運アップには効果的ですよ。

3-4.　仕事運アップしたいなら

仕事運をアップさせたいなら、冷静に物事に対処できるようにブルー系のカーテンにしましょう。

なぜなら、寒色系のカーテンは色のイメージ通り頭を冷やす効果があり、集中力をアップしますので質の高い仕事ができるようになるからです。

事場や書斎の窓なら寒色系のブラインドにするのも仕事運アップになります。その場合はホコリがたまらないように掃除を徹底してください。

ブルーなど寒色系のカーテンは、子ども部屋につければ落ちついて勉強するようになり、勉強運がアップします。

4.　部屋別の風水カーテン

部屋別の風水カーテンのアドバイスです。

カーテンの色や柄については、家の方位を正確に計っている人は2章の方位との相性で選ぶとさらに良いので参考にしてくださいね。

4-1.　リビングのカーテン

ごく普通の一般家庭の場合、リビングのカーテンはカジュアルな素材、デザインのものが家族円満につながります。

なぜかといいますと、風水ではバランスを大切にするため、例えばあまり広くない家庭のリビングに、重厚で立派な別珍のカーテンなどがあるというのは良くないといえるのです。家族が気軽に集まって、会話がうまれるようなリビングにしたいなら、ポリエステルや木綿などのカジュアルな素材で、色や柄も明るくて軽い印象のものが良いでしょう。

子どもが小さいうちは、お友達と遊ぶのもリビングが多いでしょうから、汚れてしまうことも考慮して洗えるカーテンにしておくと安心です。

4-2.　寝室のカーテン

寝室のカーテンは、面積の大きいファブリックのベッドカバーや布団カバーとのバランスを考えて選ぶと寝室の気のバランスが良くなります。

どういうことかと言いますと、例えば寝室のカーテンは落ちついた雰囲気にしたいと考えて無地の寒色系を選んだとき、ベッドカバーや布団カバーも無地の場合、バランスが取れず陰の気が強くなりすぎてしまって健康を害することがあるということです。

風水でいうところの陰と陽については、詳しく暗記する必要はありません。人が感じる印象通りと言えるので目で見て気付きます。

じめじめしている、寒い、北側、暗い、硬い、冷たいなどの印象は「陰」。
からっとしている、温かい、南側、明るい、ソフト、熱いなどの印象は「陽」。

寝室を見たとき、カーテンとベッドカバーがうまく合っているなと感じれば陰陽バランスの心配はいりません。どちらも無地でなんとなく寒々しい、どちらも柄物でなんとなく騒々しくて落ち着かないなどと感じたら、バランスを整えましょう。

また、寝室のカーテンを遮光カーテンにするのは風水的にはあまり良くないとされています。なぜなら、日光の明るさで自然に目が覚めるような状態が自然なので、風水ではそれを遮ることを嫌うからです。

4-3.　子ども部屋のカーテン

子ども部屋のカーテンは、軽くて取り外しが楽な、ポリエステルや綿などの洗えるカーテンが最適です。

カーテンを洗うのは、風水的にも厄落としになって良いですから子どもの運気も上がりますし、実際ホコリや花粉など子どもの身体にとって良くない物質も落ちますから一石二鳥と言えます。子ども部屋のカーテンはこまめに洗濯してあげましょう。

方位をきちんと計っているご家庭なら、方位との相性でカーテンの色を決めると良いですが、こども自身にも意見を聞いて一緒に決めると子どもも嬉しい気持ちで過ごせるのでいくつかの候補から選ばせるなどすると良いですよ。

方位をあまり気にしないご家庭なら、子ども部屋のカーテンは明るくて楽しいものにすると良いでしょう。可愛らしい子ども向けの柄のカーテンもたくさんあります。

4-4.　トイレ、キッチンなどのカーテン

トイレやキッチンなど、比較的小さな窓がついている場所のカーテンは、目で見て楽しめるようなオシャレなものにすると明るく楽しい気持ちになります。

小さな窓にはカーテンは必要ないと考えている人もたくさんいますが、風水的にはどんなに小さな飾り用カーテンでも、合った方が良いと考えます。

なぜなら、前述していますがカーテンは外の世界の厄、邪気が部屋の中へ入るのを防ぐと考えられているからです。

つっぱり棒や丈の短いカフェカーテンなどは100円ショップでも手に入りますし、自宅にあるハンカチやタオルも活用できますから、小さな窓にもカーテンをつけましょう。

普通の窓に比べて、サイズを正確に計る必要もなく気軽に取り付けられるので、楽しみながら季節ごとに替えるというのも風水的にとても良いですよ。

5.　 今のカーテンで風水するなら

カーテンはインテリアファブリックの中では比較的高額で大物という印象があるでしょうか。

こちらはいくら風水の効果があるといわれても、すぐに買い換えられないという人におすすめのカーテンを使った開運風水です。

5-1.　カーテンのサイズを合わせる

引っ越しで前に住んでいた住居から持ってきたカーテンが、窓のサイズと合っていないという場合は、サイズを合わせることで気の状態が安定します。

とくに、カーテンのサイズが短くて窓の下の方が見えているという場合、風水的には外からの厄が入りやすくなってしまいますし、見た目も美しくないので落ち着かない環境になってしまうのでサイズ修正をしましょう。

長すぎる場合は丈を詰めるように縫うか、応急処置として折り返して安全ピンなどで留めるなどして窓のサイズに合わせます。

短すぎる場合は、その部分に別の布を縫い付けてでも直しておいた方が風水的には良いので窓のサイズに合わせて布を足します。同じ色柄、素材の布は見つからないでしょうが、タックを取ってフリルをつけたり、無地のカーテンにチェックの生地を合わせたりして楽しみながらサイズ直しをしてみませんか。

もちろん、新しい窓に合うサイズのものを買い直してもかまいませんが、自分で工夫したカーテンは愛着もありますからきっと開運につながりますよ。

5-2.　タッセルや小物で風水を

カーテンのサイズも合っているし、まだそれほど古くないから買い換える気がしないという人は、タッセルや小物で風水的に開運しましょう。

例えば、3章の「目的別風水カーテン」を見てください。

金運をアップしたいけれど黄色やラベンダーのカーテンではないというときは、タッセルを黄色にしたり、キラキラ光る素材に替えたりすることで金運アップを狙うことができますよ。

手持ちの黄色いリボンでカーテンを束ねたり、使っていない金色のベルトやアクセサリーチェーンを活用したり、お金をかけなくてもアイデア次第で今すぐに楽しめるのが風水です。

同様に、恋愛運アップのためには使っていないハートやリボンモチーフのストラップを安全ピンでカーテンに留めつける、ピンクのリボンを蝶結びにしたものをカーテンの柄にみたてて縫い付けていくなど、楽しみながら開運してくださいね。

「使っていないけれどお気に入りだから捨てられない」ものを別の使い方で開運のために使えるのが風水の楽しいところです。「あれを、この風水に使える！！」ってひらめいたときは本当に嬉しくなってしまいます。お試しくださいね。

5-3.　徹底的に清潔にする

しばらくカーテンを買い換える予定がないなら、とにかく清潔にすることだけでも実行してみると、思わぬ風水効果に驚くかもしれません。

風水の基本は、片付けや掃除です。ラッキーカラーで幸運を呼び込むのはその基本ができているのが条件です。

なぜなら、人にも部屋や持ち物にも、どうしても厄は付いてしまうからです。付いてしまう、溜まってしまう厄を掃除などの風水的な行動をとることでお祓いすることがどうしても必要なのですね。

ですから、ラッキーカラーのカーテンではないとしても、徹底的に清潔にすることで開運につながることになります。

厚手のカーテンなら布団たたきなどでホコリを払ってたまに掃除機をかける、コロコロなどの粘着テープでホコリをとる、薄手のカーテンなら洗濯するなどして清潔に保ちましょう。ファブリーズなどのファブリック用除菌消臭剤を使うのも良いですよ。

6.　まとめ：もっと気軽にカーテンを替えて開運を楽しみましょう

カーテンの風水、試してみたくなったでしょうか。

よほどインテリアに興味のある人以外は、カーテンは引っ越しのタイミング以外で買い換えないのが一般的だと思います。

住居のインテリアで風水をはじめてみると、まず始めに清潔感のある部屋の心地よさを実感します。そしてその状態をキープできるようになると、季節感のある花や小物を飾る楽しみもみつかってきます。

さすがにカーテンは季節ごととはいかないでしょうが、それでも夏と冬で違うカーテンだったら、または年に一度は取り替えていたら、部屋の雰囲気は大きく変わりますよね。

風水について精神科医の和田秀樹先生は「精神に与える影響も大きい」と著書の中で説明しています。

例えば金運をアップしたいと願いながらカーテンを替えたとしたら、毎日それを目にしていて心に変化がないはずがありません。きっと、金運をアップするための何かを潜在意識が探し始めるはずなのです。

「宝くじでも当たればなあ」と言いながら何もしないでいる人と、金運アップのために掃除からはじめて、カーテンまで付け替えた人が5年後、10年後に同じ結果を得ているとは考えにくいですよね。

風水というと、五行や陰陽など、人によっては信じ難いこともあるかもしれません。けれど、風水をしよう、開運しようと思って行動に移すというその実行力は必ず願いを叶えるためにも役立つと思います。

窓のサイズさえ測れば購入できる、オーダーメイドではないカーテンもたくさんあります。一年に使う洋服代の一部と考える程度で購入できる金額です。

自分が暮らす部屋を清潔に美しくする、そして開運を実感できるカーテンの風水を楽しみませんか。

【参考書籍】
「幸せを呼ぶインテリア風水」李家幽竹（ワニブックス）
「風水の間取りとインテリア」直居由美里（成美堂出版）
「神様が教える風水の教科書」紫月香帆（ナツメ社）
「Dr.コパの玄関、寝室、LDの風水が効く」Dr.コパ（主婦の友社）
「間取りを気にせずやった方がイイ風水」愛新覚羅ゆうはん（日本文芸社）