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  2016.08.19



アセンションとは、本当の自分を求め豊かに生きるためのイベント

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スピリチュアルな話題に登場する言葉「アセンション」とはどういう意味なのでしょうか。

「アセンション」とは次元上昇のことで、今私たちが暮らしている3次元から、5次元以上の世界へと次元が上がるイベントで、アセンションにより「人類の意識が覚醒する」などとも言われています。

2012年12月21日にマヤ暦の長期暦が終わることから、このときアセンションが起きると考えられていました。2012年12月21日・22日、あなたには何が起こりましたか?

自分のフェイスブックやブログなどで確認できる人は振り返ってみると面白いかもしれません。

2012年12月21日・22日は、多くの人が普段通りの生活をおくっていたはずですし、特別なことがあったとしてもアセンションとは関連のない出来事だったのではないでしょうか。

では、アセンションとは「1999年7月に人類が滅亡するとしたノストラダムスの大予言」のように単なるデマなのでしょうか。

私たちがアセンションをどう捉えるかによって、自然破壊が進みすぎた地球を救えるとしたら、戦争がなくなり平和な地球になるとしたら……。

2012年12月21日がどういった意味を持つのか、すでにその日を過ぎてしまった私たちにとってアセンションとは何なのか、一緒に考えていきましょう。

マヤ暦

メソアメリカ最古の文明であるオルメカ文明(紀元前1500年頃)から発展したマヤ文明によって残された暦。「ツォルキン暦」「ハアブ暦」「長期暦」がある。「長期暦」は、私たちのグレゴリオ暦でいう2012年12月21日までとなっているため、「終末説」などが起こった。

目次

1.アセンションとは
2.アセンションに関する基礎知識
3.2012年がアセンションと言われた意味
4.魂の生まれ変わりについて
5.まとめ:アセンションを信じると何が起こるのか

1. アセンションとは

1-1. アセンションとは

アセンションとは、「次元上昇」のことです。

英語の「アセンション(ascension)」は、直訳すると「上昇」「昇ること」となり、宗教的には「キリストの昇天」などを意味する言葉になります。

スピリチュアルな意味で話題になっている「アセンション」とは、「地球の次元が上昇すること」「人類の意識が覚醒し、進化が加速すること」という意味が中心となります。

「人類の意識が覚醒する」というのは、私たち人間ひとりひとりの魂は、何度も肉体を持って生まれ変わり、成長していること、成長した大元の魂であるハイヤーセルフはさらにその上の集合意識とつながっていること、その大きな意識が成長を終え、悟りを得るといった意味で、「輪廻転生」の考え方に基づいています。    

2012年以前の書籍では、「ある日大変革が起きる」といった説明をされているものもありますが、現在ではアセンションとはゆっくりと確実に起こっている、マラソンレースのようなものだと例えられるようになっています。

1-2. アセンションするために必要なこと

「アセンション」に必要なのは、「あなたが本当に、あなたらしく在ること」。ただ、それだけなのだそうです。

人がアセンションをするために必要なことは、特別なことではないようです。

2011年4月に初版が出版された「アセンションチケット」(はづき虹映著)では、2012年12月21日に突然アセンションが起こるのではなく、何年も前からすでに静かに確実に、アセンションは進行していると説明しています。

はづき虹映さんによると、「人類の意識の覚醒」というようにアセンションを難しく、一大事のように捉えるのではなく、素直にリラックスして「本当の自分に還るプロセス」と捉えるといいようです。

悟る必要も、何かの修行をする必要もなく、ただ日々を大切に自分らしく前向きな気持ちで過ごすこと。簡単そうに聞こえますが、奥の深い言葉ですね。

1-3. アセンションはしようと思ってできること?

アセンションは、「私、アセンションします!!」と言って、まるで魔法かマジック、または戦隊ヒーローが変身するように自分だけが一瞬にできるというものではありません。

また、「こうしてアセンションできます」という確かな方法があるわけでもありません。

バシャールによると、アセンションとは、自分の波動に合うものだけが見えるようになること、つまりパラレルワールドになるということだそうです。

私たちがテレビを見るとき、チャンネルを選ぶとそのチャンネルが画面に出ますよね。その画面を見ている間同じ画面で同時に別のチャンネルの画面が重なって映ることはありません。それと同じように、アセンション後は自分の波動に対応したものだけが目に見えるようになるというのです。

ですので、ある日気付いたら「あれ?そういえば、最近あまり悪いニュースが流れないなあ」とか、「自分が出会う人はポジティブな人ばかりになったな、いったいネガティブな人はどこへ行ったのだろう」ということになっていることも考えられるのだそうです。

2007年の時点ですでに「2012年にいきなり何かが起こるのではない」とバシャールは言い、アセンションのとき「しかるべきときにしかるべき場所にいるために今できることは、『自分の情熱に従うこと』だけ」と解説しています。

前出したはづき虹映さんの言う「あなたが本当に、あなたらしく在ること」同様、アセンションするためには、今、自分と真剣に向き合う必要がありそうです。

バシャール

個人の名前ではなく、地球外生命の集合意識のこと。多次元的存在。地球上の時間で今から2000年後の世界から、アメリカ人のダリル・アンカ氏の身体を借りてメッセージを届けている。
作家でタレントの須藤元気、ヘミシンクトレーナーの坂本政道、作家の本田健など日本人との対談本も出版されている。

2. アセンションについての基礎知識

2-1. 次元について

「次元上昇」の「次元」とは、つながりを持たない点を「一次元」、平面を「二次元」、私たちが暮らす世界のように立体を知覚できる「三次元」、というように知覚できる世界を表す言葉です。

三次元の上の四次元は、「聖霊や魂たちのいる次元」と言われることも、「三次元に時間軸を追加した次元」と言われることもあります。

アセンションで次元上昇するのは、その上の「五次元」と言われています。その場所では、時間や空間の制限がないため、「あそこに行きたい」と考えた次の瞬間にはその場所にいるということが可能になるようです。

また、次元は12段階あるとしていて、アセンションが完了するのは11次元であり、そこに至るまでの次元はすべてアセンションの途中、とするアシュタールの説もあります。

いずれにしても私たちには経験がないので、ちょっとイメージしにくいですね。

アシュタール

宇宙連合の司令官。全宇宙に愛と平和の光を満たすために、キリストや仏陀のいる11次元で働いている。アシュタールをチャネリングできるのは世界に26名しかいない。そのチャネラーを通してメッセージを送り、地球がアセンションできるよう見守っている。

2-2. フォトンベルトとは

フォトンベルトとは、フォトンバンドやフォトンリングとも呼ばれる光エネルギー(光子)の帯(またはリング)のことです。

ご存じのように、地球は太陽のまわりを公転していますが、一説によるとこの太陽系自体がさらに公転しているのだそうです。

地球が太陽のまわりを公転するように、太陽系はプレアデス星団のアルシオーネを中心にした軌道を描いて公転し、その太陽系が宇宙にある光子の集まり「フォトンベルト」に突入するそのときに「アセンション」が始まるという考え方が一般的です。

2-3. アセンション後の世界

アセンション後の世界は、今地球にいる人間は誰も体験したことのない世界です。

皆が助け合って生きているユートピアのような世界だという説が多いので、ここに一部を挙げておきます。

○所有の概念がない
○戦争や飢餓がない
○善悪の基準がなくやりたいことを自由にできる
○それぞれがやりたいことをすることが仕事になる
○遊び心、ユーモアはより人々に浸透する一方、エンターテインメントビジネスのようなものはなくなる
○お金、恋愛、家族、セックス、命への執着がなくなる

ただし、このような素晴らしい世界に誰もがアセンションできるわけではなさそうです。

アセンションは「見える物が自分の波動と同じ物になるということ」という説もあります。つまり、アセンションというのは人任せにしていたら自動的に起こることではなく、自分自身に深く関係しているということですね。

2-4.  「自分を愛する」こととアセンションの関係

「自分を愛する」ということはアセンションに欠かせないことです。

「自分を愛する」ことは決して「自分勝手」なことではありません。むしろ、自分を大切にする、自分を愛する人生は豊かで愛に満ちています。

これまでの人生を振り返ってみてください。自分のためよりも、人のために行動していたことはありませんか?

○親が喜ぶから、勉強して良い成績を取った
○家族のために自分の夢を諦めた
○他人の目が気になるから本当に好きな人と付き合わなかった

次は、自分の親の世代のことを考えてみてください。自分よりさらに、人のために行動していたはずです。

○親に負担をかけるから進学を諦めた
○近所や親戚におかしな目で見られるから、まだしたくないけれど結婚した
○自分のやりたいことは我慢して、夫や子どものために尽くすだけの人生を過ごした

さらに、祖父母世代のことに思いを馳せてみましょう。

○戦争があったので進学をあきらめた
○お国のために命を捨てた
○身分違いのためやりたい仕事ができなかった

いかがでしょうか。年代が上がるほど他人のため、それも自分とは関係の薄い人のために自分を大切にしていない生活でした。そのことは、その時代を幸せにしたでしょうか?他人のための行動は、世の中に愛を増やしたでしょうか?

自分を大切にして愛することは、まわりに愛を増やすことにつながります。

【コラム】 アセンションには準備が必要という意味

「アセンションには準備が必要」という言い方だと、まるで「生き残るためには条件があります」と言われているように感じますが、そうではありません。

アセンションをするために「自分を愛する」「心穏やかに過ごす」というのは、「人類の大きなイベントに向けて特別なことをするのではなく、日々の生活を大切に自分らしく生きていくこと」ということです。

今の生活から何かを大きく変えるのではなく、今自分に起こる出来事はすべて必然と考え、
学ぶべきことを学び、安心して生活することです。

つまらない些細な出来事に苛立ったり怒ったりしたところで、起こってしまった出来事がなくなるわけではありません。だとしたら、その出来事を違う方向から見てみる、違う受け止め方をしてみる、それが難しければその出来事にはもう注意を払わないという方法もあります。

イライラと何かに腹を立てて、何度もそれを思い出すなんて、時間の無駄だということですね。

3.  2012年がアセンションと言われた意味

2012年以前に出版されているアセンション関連の書籍の中で、アシュタールをチャネリングしている本では「2012年に大変革が起きるのではない」と説明しています。

また、バシャールのチャネリングでも同様に、アセンションは「しかるべきときにしかるべき場所で」起きると説明しています。

しかし、プレアデス星人をチャネリングしているバーバラ・マーシニアックの書籍の中では、「2012年の冬至には何が起きてもおかしくない」とアセンションの日を示唆しています。ただ、その日を地球の終末の日のようにセンセーショナルに捉える必要はなく、「終点」ではなく「通過点」と考えるべきと伝えています。

それでは、2012年とはどういった年なのでしょうか。

プレアデス星人

日本では「昴(すばる)」と呼ばれる、プレアデス星団に住んでいる地球外生物。日本から、牡牛座にあるプレアデス星団は肉眼でも6個確認できる。
スイス人のビリー・エドゥアルト・アルベルト・マイヤーが最初にプレアデス星人とコンタクトを取ったと言われている。ビリーしかチャネリングできないという説がある一方、バーバラ・マーシニアックはチャネリングして季刊誌「プレアディアン・タイムズ」の編集長をしている。また、地球に来て生活しているという説もあり、自らをプレアデス星人と名乗る「ラウラ」という女性もいる。

3-1.  1987年~2012年の25年間とは

プレアデス星人によると、1987年~2012年の25年間は、「2012年の冬至に起こる壮大な星の整列の準備期間」だとされ、その準備期間後に起きるのがアセンションだと考えられてきました。

「気づきの拡大が驚くべき勢いで世界中に広がり、目を覚まして自分の力を発見することができるように、人類を細胞レベルで刺激しています」

「気づきとは心の状態であり、こうした変化の時代における『ゲームの名前』でもあります」

「このゲームの賞金はキャリーオーバーされていて、あなたがもっとも自分の深層にある感覚を認知し、それが自らの現実を創りだしている主要な源泉だと認識することを、かつてなく求められているのです」

このようにプレアデス星人の言葉は、チャネリングしている人のせいなのかかなり難解ですが、「自分のことを知る」ことが大切だ、という意味では、同じ地球外生物であるアシュタールやバシャールと同じと言えそうです。

3-2.  アセンションが起きるまでのナノセカンドとは

1987年~2012年の25年間をプレアデス星人は「ナノセカンド」と呼んでいますが、これはアセンションが起きるまでの準備期間は知覚できないほどの一瞬に起きるという意味です。

私たちにとっては25年という長い期間でも、宇宙から見ればほんの一瞬だと言うことでしょう(「ナノセカンド(nano-second)」とは、直訳すると「10億分の1秒」となります)。

プレアデス星人は「気の遠くなるような永い時間の一瞬の合間に、時空の特定の位置において、大々的な宇宙エネルギーの加速が起きます。(中略)わたしたちの見地からすると、あなた方はまず自分自身について知る必要があります」と警告しています。

おそらく、疑っている時間はないから、今すぐにアセンションの準備をしなさい、と教えてくれたかったのでしょう。

3-3.  2012年をどう捉えれば良いか

アセンションが起こると言われていた2012年12月21日は、長い時間をかけて起きているアセンションの中で、たまたまマヤ文明が作った暦が終わった日と言えるでしょう。

2012年12月21日を特別視しているのはプレアデス星人だけのように見えますが、バーバラ・マーシニアック自身が「マヤ暦の終わり」にとらわれているために「2012年冬至の日」をアセンションの日と読み取っているようにも思えます。

アシュタールも、バシャールも、プレアデス星人も、アセンションの内容についてはほぼ似通った表現をしていますし、私たちが何をすべきかも、それぞれ同じような意見を持っているようですから、アセンションの日を特定する意味はなさそうです。

ただ、アセンションの途中や大きな変革が始まりかけているこの時期を振り返ってみると、「そういえば2012年にあの出来事がなかったら今はこうしていない」「2012年に人生の大きな決断をした」という人が多くいますので、人が自分らしさを取り戻しはじめている時期にあたっているのは確かなようです。

3-4. 今後200年について今言えること

今後200年の間に起きることについて、アシュタールはこう言っています。

「地球のライトボディは今、3次元から4次元に移行している最中と言えます。今、地球は4次元でおこなうべきカルマの解消といった課題をおこなっています。(中略)地球が5次元に移行するために、地球が母なる大地として発するエネルギーに頼っていてはいけません。人類は集合意識をしっかり持って、地球が愛に満ちたより良い場所になるように努力する必要があります。(中略)しかし今のところ、すべての人にこのような夢のような世界を想像させるのは無理なようです。だから今すぐ5次元になることは不可能ですが、必ずそのときはやってきます。それは約200年くらい後のことになります」

ライトボディ

アシュタールが語る言葉の中で、肉体を持たない「魂」を意味する。個人にそれぞれの「ライトボディ」があるほか、地球にも「ライトボディ」はあり、地球上の生きとし生けるものすべての集合体としての「魂」のようなものとしている。
アセンションは、肉体のないライトボディの姿でおこなわれるという。

バシャールはこう言っています。

「みなさんは何千年もの間、自分たちがべつの次元や別のレベルとつながっているということを忘れるという選択をしてきました。宇宙連合はそれを『地球の隔離期間』と呼んでいました。2012年はその隔離期間が終わる時期です。これからみなさんと私たちとのコミュニケーションが増えてきます。(中略)2033年までには地球上の人類とETとのオープンコンタクトがスタートするでしょう。(中略)2033年から2037年の間に地球は変わっていき、宇宙連合の一員になっているでしょう」

今すぐ大きな変革が起こらなくても、確実に今後200年の間には地球全体がより宇宙とつながることになっていくようですね。

4.  魂の生まれ変わりについて

魂が生まれ変わることを仏教用語では輪廻転生といいます。アセンションが起きるという考え方自体が輪廻転生を基本にしたものです。

私たち日本人は、多くの人が仏教徒であるため、「死後の世界はない」としてきたキリスト教を信仰する人々に比べると、こうした考え方を受け入れやすいといえるようです。

魂はなぜ生まれ変わるのでしょうか。

4-1. 生まれ変わる意味

人が生まれ変わること、輪廻転生の意味は、それぞれの魂が成長を続けるということです。

今生きている人生、今生で人は様々な経験をし、成長していきます。そしてそれは、死を迎えたらおしまいというものではなく、また生まれ変わってその続きを学んで成長していく、終わりのない旅のようなものです。

生まれ変わるとき、成長の妨げにならないよう前世での記憶を失いますが、「意味もなく好き」という思考や、恐怖症などの症状、デジャブと呼ばれる既視感などとしてかすかに過去の記憶に影響されることもあります。

ひとりひとりには、肉体に入って成長する魂と、それにつながる大元の魂、ハイヤーセルフがいると考えるとわかりやすいようです。

4-2. カルマの解消

人はカルマという、課題のようなものを持って今生に生まれ、それを解消することで魂は成長していきます。

前世で太った人をバカにして生きてきた貴族の女性が、今生ではどうしてもダイエットに苦しむ経験をしたり、前世で親を殺してしまった男性が今生では息子につらく当たられて苦しむ経験をしたり、人は様々なカルマを背負っています。

「もうどうしようもない」とそのカルマを投げ出して自殺してしまっても、また生まれ変わったときに同じような課題を背負って生まれるのだそうです。

辛いことに出会ったとき、ただ「辛い、苦しい」と言って悩むのではなく「自分の課題はこれなのか」と受け入れて、今の自分にできることを精一杯することがカルマの解消につながります。

4-3. 「さとり」とは

「さとり」という言葉の意味は、宗教上で言うとそれぞれに異なりますしスピリチュアルな考え方の上でも、それを語る人によって違います。

例えば釈迦は、悟りを開くために様々な苦行を経験し、それらの苦行、苦しみは意味のないことだと気付きました。しかし、今でも禅僧は厳しい修行を自らに課しています。

おそらく「この状態になったから、わたしは悟りを得た」と言える状態はないのではないかと思います。

人それぞれが、「本当の自分とは何か」を求めていくことが、「さとり」に向かっているということではないでしょうか。

4-4. 輪廻転生を信じると楽になる

生まれ変わり、輪廻転生があると信じることで、今の人生がとても生きやすく、起きる出来事に対して楽に考えられるようになります。

例えば、人を羨む気持ち、嫉妬は誰もが経験したことのある苦しい気持ちではないでしょうか。その気持ちが湧いてきてしまうのは、「今生」だけをベースに他人と自分とを比較するためです。

「どうしてあの人は努力もしていないのに試合に勝つのだろう」
「あの人は家柄が良いから小さい頃からちやほやされている」
「あの人はなまけものでずるいのに、お金持ちだ」
「あの人は生まれつきスタイルが良くて美人だから、得ばかりしている」

そんなとき、今生をベースにして「そうは言うけど、見ていないところで苦労しているかもしれないよ」などと言われても納得いかないでしょう。

しかし、輪廻転生をベースにして「あの人は自分よりたくさん生まれ変わっているから、カルマが少ないのだ」と思えば嫉妬の気持ちを持つこと自体がバカバカしくなります。

また、何かに悩んで「もう投げ出したい」と思うときも「今乗り越えなくてもまた後で乗り越えなくてはならない」と考えるなら、今の自分が頑張ることもできるでしょう。

5. まとめ:アセンションを信じると何が起こるのか

ここまでアセンションについてお話ししてきましたが、アセンションが起きていると信じることで、人は改めて本当の自分とは何かを考え、より自分らしく生きるようになると理解していただけたでしょうか。

アシュタールやバシャール、プレアデス星人などの地球外生物が地球人に伝えようとしていることを信じるとすれば、地球自体がアセンションできるように私たちは愛を持って臨まなければならないと思いますし、自分の波動によって見える世界が変わってくるなら自分は良い波動を出す人になりたいとも思います。

また、アセンションというイベントが起きても起きなくても、それぞれの魂は成長を続けていると信じることができるなら、辛いこと、悲しいこと、苦しいことなどのネガティブな出来事から現実逃避せずに自分を成長させるために行動を起こすことができるはずです。

導入で「2012年12月21日、自分が何をしていたか振り返ってみると面白い」と書きましたが、そのあたりに自分の人生を見直す出来事が起きている人が多くいるので驚いています。

40代自営業のMさんは、2012年の秋に突然、仕事に必要なものを仕入れることが困難になりました。家族を養うため他の収入源を探したとき、本当に自分がやりたかったことと出会います。今ではそちらの仕事を本業にするべく努力を続けています。

30代の会社員Sさんは、2012年、自分の意思とは関わらず、リストラとも取れるようなやり方で会社を辞めることに追い込まれました。一時は落ち込みましたが、そのおかげで地域貢献のための仕事に応募することができ、今は離島での暮らしを楽しんでいます。

20代のKさんは、不本意な派遣社員をしていましたが、2012年、教員をしている友人に声をかけられるという自然な流れで子ども達にダンスを教える仕事をはじめました。「まさか自分の特技が仕事になるとは考えていなかった」ということです。

アセンションは急激な変化ではなくマラソンのようなものだとしたら、あなたも2012年頃から、「自分の人生」「自分が本当は何をしたかったのか」「自分らしく在ること」を考えるような出来事や流れが起きているのではないでしょうか。

アセンションを知ることで、限りある今生をより楽しく生き生きと、自分らしく生きることができるといいですね。

【参考書籍】
「輪廻転生を信じると人生が変わる」山川鉱矢 (ダイヤモンド社)
「アセンションチケット」はづき虹映 (サンクチュアリ出版)
「バシャール」須藤元気 (VOICE)
「こうしてアセンションしよう」ドクター テリー・サイモンズ&アシュタールプロジェクト (徳間書店)
「アセンションの時代」バーバラ・マーシニアック (風雲社)
「世界支配者VSライトワーカー」サアラ・玉蔵 (ヒカルランド)
「アウト・オン・ア・リム」シャーリー・マクレーン (地湧社)
「なまけ者のさとりかた」タデウス・ゴラス (地湧社)

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