リラックスしたいときに、音楽は欠かせませんよね?
アスリートがオリンピックなどで、リラックス音楽を活用していることは、よく知られています。
ここでは、8つのジャンルからおすすめのリラックス音楽を紹介します。
クラシック、洋楽、邦楽といった一般的なジャンルから、リラックス音楽の代表ともいえるヒーリング、さらに睡眠導入に適した音楽、朝に適したBGMなどをカバーしました。
音楽の聴き方は、時代とともに変貌してきました。
レコード盤で音楽を聴いていた時代から、カセットテープが普及した時代を経て、1979年にSONYの「ウォークマン」が登場すると、音楽はもち歩けるものとなりました。
そこからはじまるポータブルオーディオは、記録媒体の進歩によって多くの曲を楽に携帯できるようになっています。
後半は、リラックス音楽の活用に適した、現代のポータブルオーディオのより便利な使い方をまとめました。
目次
1. 疲れを癒すリラックス音楽16選
1-1. リラックス音楽-クラシック
1-2. リラックス音楽-洋楽
1-3. リラックス音楽-邦楽
1-4. リラックス音楽-ヒーリング
1-5. リラックス音楽-ピアノ
1-6. リラックス音楽-ジブリ
1-7. リラックス音楽-睡眠音楽
1-8. リラックス音楽-朝のBGM
2. ポータブルオーディオの使い方<br />2-1. スマートホンかDAPか?
2-2. Bluetoothのイヤホン&スピーカー
2-3. CDから取り込むリラックス音楽
2-4. ダウンロードでリラックス音楽
2-5. ストリーミングアプリでリラックス音楽
2-6. ユーチューブでリラックス音楽
1. 疲れを癒すリラックス音楽16選
評価の高いリラックス音楽を各ジャンルからピックアップしてみました。
人それぞれ、好きな音楽のジャンルやミュージシャンが違います。
好きな音楽を楽しむのが、リラックス音楽の基本。
しかしたまには、いつも聴いている音楽とは違うジャンルの音楽を聴いてみると、新鮮な感覚や新たな発見があります。
好きなものが増えれば、それだけリラックスの幅が広がるというものです。
1-1. リラックス音楽-クラシック
モーツァルトのオルゴール / α波オルゴール(CD、ダウンロード販売)
脳活性や免疫効果など、現代人の癒しに注目されているモーツァルトの名曲を、さらに癒し効果の高い「α波オルゴール」でアレンジしています。
心地よいオルゴールの音色が、ゆったりとしたリラックスタイムへと誘います。
アヴェ・マリア~クラシック・コレクション / Relaxing Orgel(CD、ダウンロード販売)
アルフォンス・ミュシャのロマンチックなイラストレーションを施した、クラシックオルゴールアルバムの第二弾です。
TVやCM、映画などで耳馴染みのあるメロディーが満載で、クラシックの落ち着いた調べが、心を穏やかに癒してくれます。
1-2. リラックス音楽-洋楽
ゆるカフェ~ハワイ / Bryan Kessler(CD、ダウンロード販売)
ハワイアン・ミュージックとハワイの伝統的なスラックキーギターの後継者として知られるブライアン・ケスラーによる、Peaceful なアルバムです。
トロピカルに香る南国の風や、ロマンチックに暮れゆく海辺の景色を想わせ、同時に解放的な癒しの空間へいざなってくれます。
ロマンチック・スパニッシュギター・ミックス~インストゥルメンタルギターのベストヒット曲集(リラックス音楽 – BGM) / Spanish Guitar Music(YouTube)
YouTubeでスパニッシュギターのカバーミュージックを配信しているチャンネル「Spanish Guitar Music」が送る、1時間のスパニッシュギター名曲メドレーです。
ロマンチックなムードを奏でるマヌエル・グラナダとパコ・ヌーラによる演奏が、ストレスや不眠の解消にもなるリラックスミュージックです。
1-3. リラックス音楽-邦楽
シルクロード / 喜多郎(CD、ダウンロード販売)
中国を舞台に壮大なスケールで描き、1980年に放映されたNHK特集『シルクロード』のサウンドトラックです。
ゴールデングローブ賞作曲賞やグラミー賞を受賞している世界的アーティスト、喜多郎の代表作であり、日本のヒーリングミュージックの礎といえる作品です。
Holiday Home Songs / GONTITI(CD、ダウンロード販売)
海外での人気も高いアコースティックギターデュオのゴンチチが、毎年恒例にしているコンサート「ゴンチチ 新春生音三昧」で演奏した曲をスタジオで再録音したアルバムです。
2015年の紀尾井ホールの模様を一部収めたBlu-rayが付属し、今年結成40周年を迎えたゴンチチのライブ動画も楽しめます。
1-4. リラックス音楽-ヒーリング
自律神経にやさしい音楽 / 広橋真紀子、牧野真理子(CD、ダウンロード販売)
リラックス効果が実証された、自律神経のバランスを整えるセラピーCDです。
『日々のストレスを解消して自律神経系のバランスをはかり、健康的な生活を送ること』を目的に、爽やかで前向きな気持ちに誘う音楽と自然音で構成されています。
ストレスフリー / Keikichi Takahashi(CD、ダウンロード販売)
小鳥のさえずりや水の流れ、波の音など自然の音と、心やすらぐリラクゼーションミュージックが、モヤモヤや憂鬱、不安などのマイナス感情に働きかけて、やさしく包んでくれます。
1-5. リラックス音楽-ピアノ
ピアノ・デ・ボッサ / フェビアン・レザ・パネ(CD、ダウンロード販売)
ジャズやボサノバ、クラシック等、多ジャンルでのライブやセッションで、洗練された旋律を紡ぎ出すピアニストであるフェビアン・レザ・パネが、加瀬達(ウッド・ベース)、石川智(ドラムス)との息の合ったピアノ・トリオで贈る、ボサノバのスタンダード・ナンバー15曲。
きめ細やかなピアノ・タッチとアコースティックの温もりが、居心地のよい上質空間へと聴くものを誘います。
リラクシング・ピアノ~ベスト・ヒーリング・コレクション / 広橋真紀子(CD、ダウンロード販売)
癒しのピアノシリーズのベスト盤、第3弾で、「アメイジング・グレイス」や「タイム・トゥ・セイ・グッバイ」など世界の歌姫がうたった曲や、フィギュアスケートで使用された話題曲、ヒーリング・ミュージックの名曲などを全20曲セレクト。
教会の聖なる響きとともに収録された、透明感溢れるピアノの音色と、感動を誘うメロディーが、癒しの空間を演出してくれます。
1-6. リラックス音楽-ジブリ
ジブリ・ベストストーリーズ / 久石譲(CD、ダウンロード販売)
久石譲が、『風の谷のナウシカ』から『崖の上のポニョ』まで、自身が音楽を手掛けたジブリ長編映画全作品から選曲して、本人名義で再アレンジ、プロデュースした楽曲からのベストセレクトという、ファンにはたまらないアルバムです。
誰もが知る、歴代のジブリ作品を彩った名曲が、癒しの世界へと誘います。
ジブリラックス ハープで奏でる宮崎アニメワールド / 毛利沙織(CD、ダウンロード販売)
宮崎アニメのルーツとなる『アルプスの少女ハイジ』、『ルパン三世カリオストロの城』から、『風の谷のナウシカ』、『となりのトトロ』、『崖の上のポニョ』まで、全21曲をハープの演奏で贈る、グレイスフルなアルバムです。
優雅なハープの音色は、心を落ち着かせて自律神経を整えてくれます。
1-7. リラックス音楽-睡眠音楽
究極の眠れるCD / Rumors Ambient Project(CD、ダウンロード販売)
モニター試聴者の85%以上に不眠の悩みを解消する効果があったという、セラピーミュージックです。
心身医療「内科」専門医・医学博士である牧野真理子が監修し、「ヒーリング・アース」「ヒーリング・シー」「ヒーリング・フォレスト」などの作品も好評を得ているRumors Ambient Projectが制作しています。
セリーン・スリープ(Serene Sleep)穏やかな睡眠 / Monroe Products(CD)
リラクゼーションミュージックを追求する電子音楽プロジェクト「アルファ・ウェーブ・ムーブメント」と、米国モンロー研究所が開発したオーディオテクノロジー「ヘミシンク」によって、深い眠りへと誘うリラクゼーション音楽です。
自然の音、チベットのボウルとベルが、催眠効果をもたらします。
1-8. リラックス音楽-朝のBGM
朝カフェ / 扇谷研人&伊藤ハルトシ(CD、ダウンロード販売)
NHKの朝ドラ「連続テレビ小説」のテーマ音楽を、扇谷研人の流麗なピアノと伊藤ハルトシの表情豊かなギター、そしてチェロの温かみのあるサウンドで奏でます。
日本の朝の風物詩となった朝ドラのイメージと豊かなアコースティックサウンドが、あわただしくなりがちな朝の時間に潤いを与えてくれます。
ヒーリング・モーニング ~クラシック~ / チェコスロヴァキア国立コシツェ・フィルハーモニー管弦楽団、指揮:スティーヴン・ガンゼンハウザー 他(CD、ダウンロード販売)
「朝」をテーマとして、さわやかなクラシックミュージックと、自然音のコラボレーションで作成したネイチャー系ヒーリングクラシックです。
美しいメロディーと自然音が共鳴して、すがすがしい朝のリラックスタイムを演出してくれます。
2. ポータブルオーディオの使い方
音楽を聴く手段は、アナログのレコードプレーヤーが原点でしたが、現在は、よほどのオーディオマニアでもなければ、常に携帯できるポータブルオーディオが主流になっています。
ポータブルオーディオは、カセットテープの時代から、CDプレーヤー、MDプレーヤを経て、デジタルデータを再生するDAP(デジタルオーディオプレーヤー)へと進歩しました。
ここからは、ポータブルオーディオの主流となっている使い方や最新機器の選び方、ポータブルオーディオで聴くリラックス音楽のデータを入手する方法などを紹介しましょう。
2-1. スマートホンかDAPか?
パソコンが普及してMP3データが簡単につくれるようになり、SDカードなどの小型メモリが登場すると、DAPの主流は、MD(ミニディスク)プレーヤーからMP3プレーヤーへと移行しました。
1998年に規格化された「MP3」は、圧縮するサイズによって音質が選べる音声ファイルフォーマットです。
サイズを小さくすればするだけ、音質は悪くなります。
音声圧縮方式としては古いので、対応機器やアプリも多いのが特徴です。
1997年にできた規格の「AAC」は、iPodやiPhoneが採用したことによってメジャーになりました。
音声圧縮方式としては、「WMA(ウィンドウズ・メディア・オーディオ)」もありますが、対応しているDAPはあまりありません。
ですからDAPは、各社から販売されているMP3プレーヤーか、アップルのiPodシリーズが主流となりました。
しかし、ここ数年でスマートホンが多機能化したことにより、わざわざDAPをもたなくても同等の機能が使えるようになったのです。
現在のスマートホンは、外部メモリもかなりの量が増設できるので、容量に困ることはありません。
microSDなどに音源データを保存しておけば、機種を変更してメモリを差し替えればいいので安心です。
2-2. Bluetoothのイヤホン&スピーカー
ポータブルオーディオのアウトプットには、イヤホン、ヘッドホン、アンプ内蔵スピーカーが主に使われてきましたが、その流れにも変化が生まれています。
ワイヤレスイヤホンは、ケーブルがないのでわずらわしさもないのですが、音質の劣化と小型バッテリーによる短い使用時間がネックでした。
しかし、Bluetoothテクノロジーの進歩と、小型バッテリーの開発によって、Bluetoothイヤホンの音質はワイヤードのものに迫り、連続使用時間は6~8時間が一般的になっています。
同じ理由でアンプ内蔵スピーカーも、簡単にもち運べて音質もよいBluetoothスピーカーが普及をはじめています。
スマートホンとBluetoothイヤホンを常に携帯し、必要なときにはBluetoothスピーカーももち歩くというスタイルが、今のポータブルオーディオの主流です。
BluetoothイヤホンもBluetoothスピーカーも、オーディオメーカーからたくさん発売されており、中国製の安価なものの中にも音がいい商品があるので、レビューなどをよくチェックしてから選ぶことをおすすめします。
2-3. CDから取り込むリラックス音楽
ここからは、音源の入手方法やそれぞれの特徴を解説します。
まずは、CDの音源をスマホやDAPに入れて聴く、旧来のスタイルです。
1980年代に音源の主流がレコード盤からCDへと切り替わっても、ポータブルオーディオのメディアは長らくカセットテープでした。
1990年代に入ってMD(ミニディスク)が登場すると、オーディオ機器によるCDからMDへのデジタルコピーがはじまり、1990年代後半にパソコンが普及すると、CDの音源をパソコンに取り込んでMP3やAACのデータに変換できるようになったのです。
まずポータブルのMP3プレーヤーが登場し、1999年にはDAP型「メモリースティックウォークマン」が、2001年には「iPod」が発売されて、DAPが普及しました。
ときを同じくして、「bitmusic」をはじめとした音楽配信サイトが運営を開始し、2000年代のポータブルオーディオの音源は、CDからのリッピングと、音楽配信サイトからのダウンロード販売という2つの方法で楽しまれるようになりました。
CDの音源をDAPに取り込むためには、パソコン上でリッピングという作業が必要になります。
現在は、Windows Media Player やiTunes で簡単にできて、インターネット上のデータベースからアルバム名や曲目などのデータを取り込むこともできます。
CDからリッピングした音源データは、可逆圧縮の「ALAC」、「Apple Lossless」や不可逆圧縮のMP3、AAC、WMAなどを形式として選ぶことができるので、自分のニーズに合ったデータ形式に変換します。
パソコンにDAPやスマホをUSB接続して、変換したデータを移せばいいのですが、その方法やデータの保存場所は機種によって異なることがあるので、マニュアルで確認してください。
2-4. ダウンロードでリラックス音楽
1990年代終盤から、インターネットの普及とともに広まったのが、音楽配信サイトの楽曲ダウンロード販売です。
インターネット環境さえあれば、いつでもどこでもすぐに購入可能で、多くはCDよりも安価で音源データを入手でき、アルバムでも1曲ずつ購入可能なケースが多いという利点があります。
現在、主流となっている音楽ダウンロード販売サイトは、「Amazon Music」「iTunes Store」「レコチョク」「music.jp」「mora」などです。
中でも洋楽の品揃えが豊富なiTunes StoreやAmazon Music、jpop系アーティストの情報が充実しているレコチョクの3つが人気サイトとなっています。
MP3は著作権保護の仕組みがないことから、有料の音楽配信サービスでは、AAC、WMA、ATRAC3といったフォーマットが主流になってきていますが、Amazon MusicはMP3データを購入できるので再生機器の自由度が高く、サイトも使いやすいという特徴があります。
ここで紹介しているリラックス音楽の音源も、ほとんどAmazon Musicで購入可能です。
2-5. ストリーミングアプリでリラックス音楽
従来の音楽配信はダウンロード型と呼ばれるのに対し、ストリーミング型と呼ばれる音楽配信サービスが、2015年から登場しました。
インターネット端末であるスマホがポータブルオーディオのプレーヤーになると、本体にデータを保存してもち歩かなくても、音楽配信サイトのデータベースにある音源データを再生することができるようになったのです。
アプリをインストールして、定額で聴き放題というのが特徴で、「Apple Music」「LINE MUSIC」「Google Play Music」に続いて、「Spotify」がスウェーデンから参入、Amazonはプライム会員のオマケ的要素だった「Prime Music」から「Amazon Music Unlimited」へと強化、レコチョクが「レコチョクBEST」で参入、エイベックス・グループとサイバーエージェントが手掛ける「AWA」など、次々とサービスサイトが増えています。
どこも月額1000円程度のプランが中心で、楽曲単位で自由に聴けるオンデマンド型が主流です。
音質はどこもほとんど同じですから、どこを選ぶかは、聴きたいジャンルやアーティストの配信があるか、パソコンからも使うかどうか、ダウンロードして聴くことが可能か、といった自分のニーズで判断すればいでしょう。
2-6. ユーチューブでリラックス音楽
インターネット環境で使うストリーミングのひとつとして、動画共有サービスがあります。
世界最大の動画共有サービスである「YouTube」には、リラックス音楽やリラックス動画専門のチャンネルがたくさんあります。
洋楽のリラックス音楽のところで紹介した「Spanish Guitar Music」もそのひとつですが、チャンネル登録数の多いリラクゼーションチャンネルをいくつか紹介しましょう。
Yellow Brick Cinema(チャンネル登録者数250万)
ヨガ用の音楽や睡眠音楽を数多く制作しているレコード会社のチャンネル。
Cafe Music BGM channel(チャンネル登録者数90万)
カフェの雰囲気に包まれる、スローなジャズやボサノバを中心としたBGMのレーベル。
BGM channel(チャンネル登録者数27万)
「音楽と共に」をテーマとして、BGMを世界に配信するBGM channel Groupのチャンネル。
xxxJunaJunaxxx(チャンネル登録者数21万)
長時間の作業用BGMや癒しBGM、睡眠BGMなどを投稿している日本人のチャンネル。
まとめ
疲れを癒すリラックスミュージックの選び方や使い方は、参考になりましたか?
緊張やストレスを軽減する常備薬として、ぜひ、リラックスミュージック + ポータブルオーディオを活用してください。
リラックスは、副交感神経を優位にすることと、脳にプラスの刺激を与えることがポイント。
プラスの刺激とは、心地よいことや楽しいことです。
ゆったりとした環境とリラックスミュージックで副交感神経を高めたら、マッサージや軽く体を動かすことで心地よさを味わったり、好きなことにしばし没頭したりすれば、リラックス効果は倍増します。
【参考 web site】
・Healing Plaza
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