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  2019.04.25



美白化粧水の効果的な使い方-6種類のシミに対する正しいケア

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シミのケアアイテムは、何を基準に選べばいいのか難しいですよね?

シミは、女性の肌の悩みとして必ず上位にランクインします。シミが気になり始めると、多くの女性は美白化粧品によるケアを考えます。

しかし、やみくもに美白化粧品を使っても、なかなかよい結果を出すことはできません。シミには種類があって、その種類に合わせたケアを行わないと効果は上がらないのです。

巷にあふれる美白化粧品は、いろいろな成分の配合をうたっていますが、その成分の働きを知らないことには、自分のシミに合った1本を選ぶことはできません。

ここでは、シミの種類を理解していただいてから、効果的な美白化粧水の選び方と使い方を解説します。

一般的に「美容液」とは、保湿や美白効果などの有効成分が「化粧水」よりも濃く配合されているものを指しますが、ここでは美白成分が配合された美容液も含めて「美白化粧水」と呼びます。

目次

1. シミができるメカニズム
2. 6種類のシミの特徴とケア方法

2-1. 老人性色素班(日光黒子)
2-2. 脂漏性角化症
2-3. 肝班
2-4. 雀卵斑
2-5. 炎症性色素沈着
2-6. 花弁状色素班(肩、背中)
3. 美白化粧水は成分で選ぶ
3-1. 美白信仰の実態を知る
3-2. メラニンができるステップ
 STEP1 メラニン生成が情報伝達される
 STEP2 メラニンが生成される
 STEP3 メラニンが蓄積される
3-3. 主な美白成分
4. 美白化粧水の効果的な使用法
4-1. シミの予防として顔全体に使う
4-2. 1年を通して使う
4-3. ピーリングとUV対策が重要
まとめ

1. シミができるメカニズム

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紫外線がシミの原因になることはよく知られています。

紫外線以外にも、シミのできる原因はホルモンの影響や加齢、炎症などがあります。しかし、どういった原因でできたシミも、紫外線にあたると濃くなったり、範囲が広がったり、数が増えたりします。

紫外線を浴びると、肌の内部を守ろうとして「エンドセリン」などの情報伝達物質が角質層の表皮細胞から分泌され、表皮の基底層にある「メラノサイト」を活性化します。

メラノサイトは色素細胞とも呼ばれ、シミのもととなる色素「メラニン」を生成する働きがあります。メラニンは、紫外線から表皮細胞の中にあるDNAを保護するために生成されます。

本来は紫外線を浴びなくなるとメラニンの生成は減少するのですが、何らかの原因によってメラニンが大量に作り続けられたり、肌に残ったりするとシミになってしまうのです。

2. 6種類のシミの特徴とケア方法

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医学用語では、シミ=肝斑(かんぱん)を指しますが、一般的には、紫外線の影響でできる老人性色素班のことを指す場合が多くなっています。

紫外線を含めていろいろな原因でできるシミは、主に6種類に分類することができます。それぞれのタイプの特徴と効果的なケア方法を解説しましょう。

2-1. 老人性色素班(日光黒子)

紫外線を浴びたことが主な原因でできるシミで、シミの中でもっとも多いのがこのタイプです。

数ミリ~数十ミリの丸い色素班であることが多く、でき始めは薄い茶色ですが、次第に濃くなってはっきりとしてきます。

顔では頬骨の高い部分にできやすく、何年も後になってから隆起してくるものもあり、「脂漏性角化症」になる場合もあります。

ごく初期の薄い茶色の状態であれば、美白化粧水も有効ですが、濃くなってしまうと皮膚全体が変化しているため、化粧品では消えません。ただし、輪郭がはっきりしているものは、レーザー治療で消すことができます。

2-2. 脂漏性角化症(しろうせいかっかしょう)

シミがイボのように盛り上がってできたもので、紫外線だけでなく老化も大きな原因です。
イボの表面がボツボツしているのが特徴で、老化によって大きくなったり、数が増えたりする場合があります。

頬骨の高い部分やこめかみ、額にできることが多く、手の甲などにできることもあります。

このタイプは、皮膚そのものが変化してしまっているので、残念ながら美白化粧水の効果はありません。
レーザー治療で取るか、液体窒素による凍結療法でとれる場合があります。

2-3. 肝班(かんぱん)

女性ホルモンのバランスが乱れたことに原因があり、妊娠中やピルを服用したとき、更年期の人にもよく見られるシミです。

目尻の下、頬骨のあたりに左右対称にできることがほとんどで、稀に鼻の下や額にできることもあります。
茶色だけでなく、灰色がかったものもあります。

美白化粧品は有効ですが、それだけでは消えません。ピーリングやビタミンCイオン導入を併用しましょう。

2-4. 雀卵斑(じゃくらんはん)

遺伝的体質が原因で、小さく茶色いシミが鼻を中心とした広範囲にできます。一般的には「そばかす」といわれます。

幼児期から思春期にかけて目立つ傾向があり、色白の人に比較的多いのが特徴です。
シミの形が円形ではなくて三角形や四角形になっていることも特徴とされます。

ソバカスもメラニンの沈着であるため、美白化粧水の効果は出るはずなのですが、遺伝的要素のためか、あまり薄くならない場合がほとんどです。

レーザー治療は有効ですが再発する可能性があり、現在は特殊な波長の光を照射するIPL治療が注目されています。

2-5. 炎症性色素沈着

ニキビや虫刺され、傷などによる炎症が原因で、茶色く痕が残ったものです。
叩く刺激や摩擦でもできることがあり、ムダ毛を抜いた後に毛穴の周りが炎症を起こして黒く痕になったものも、このタイプです。

6タイプのシミの中では、もっとも美白化粧水の効果が上がりやすいタイプです。
ビタミンC誘導体の配合された美白化粧水が効果的です。

ピーリングをすると即効性はありますが、日焼けをするとなかなか消えません。
自然に消えるケースもあり、2~3年かかることもあります。

2-6. 花弁状色素班(肩、背中)

海水浴などの急激な日焼けが原因で、肩から背中にかけて広範囲にできる点状のシミです。
よく見ると円形ではなく、花びらのような形をしていることから、この名で呼ばれます。

ほとんど消えることはないので、美白化粧水の効果はあまり期待できません。
レーザー治療の効果はありますが、地肌が日焼けしている状態では治療できません。

3. 美白化粧水は成分で選ぶ

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さて、無数に売られている美白化粧水の中から自分に合ったものを選ぶ基準は、商品ブランドのコンセプトであったり、コストパフォーマンスが高そうであったり、ということが多いのではないでしょうか。

もっとも的確なのは、配合されている美白成分で選ぶことです。美白成分とは、メラニン生成のメカニズムに働きかけて、メラニンの生成を抑える成分です。「抗メラニン成分」といってもいいでしょう。

3-1. 美白信仰の実態を知る

まず知っておかなければいけないのは、「美白成分が肌を白くするというものではない」ということです。

「皮膚は本来白いもの」というのは、間違った美白信仰が生み出した俗説です。
メラニン以外にも、血液やカロテノイド色素など、皮膚にはいろいろな色素があります。
美白成分は、メラニン以外には効きませんから、効果的に使っても白い肌にはなりません。

しかし、基礎化粧品は「美白」をうたえば売れるので多種多様な商品が生まれ、結果としてどの美白成分が配合された商品を選べばよいのか、自分で判断するのが非常に難しいアイテムになってしまったのです。
「美白ブーム」や「美白トレンド」に惑わされない正しい知識をもつことが大事です。

3-2. メラニンができるステップ

さまざまな美白成分を紹介する前に、メラニン生成の過程をここで整理してみましょう。

STEP1 メラニン生成が情報伝達される

紫外線を浴びると、肌の内部を守ろうとして、わずか0.02mmの厚さで体をバリアしている角質層の表皮細胞が反応し、エンドセリンなどの情報伝達物質が分泌されます。
この情報伝達物質が、表皮の最下部である基底層のメラノサイトと呼ばれる細胞に対して、「メラニンを作れ」と指令を出すのです。

STEP2 メラニンが生成される

情報伝達物質がメラノサイトに届くと、メラノサイトがメラニンを作り始めます。
メラニンは、「チロシン」というアミノ酸に「チロシナーゼ」という酸化酵素が作用して生成されます。

STEP3 メラニンが蓄積される

通常、生成されたメラニンは「ターンオーバー(表皮細胞が生まれ変わる代謝のサイクル)」の作用で排出されます。
しかし、何らかの影響でメラノサイトの過剰活動が収まらず、メラニンの生成が続けられてしまうことがあります。
この状態が続くとシミができてしまうのです。

3-3. 主な美白成分

それでは、主な美白成分を見ていきましょう。

① AMP
登録成分名は「アデノシン1リン酸2ナトリウムOT」といいます。
表皮が28日間かけて行う代謝であるターンオーバーを活性化してメラニンの沈着を予防する働きがあります。

② アルブチン
コケモモなどの植物から抽出された成分で、チロシナーゼを抑制してメラニンの生成を防ぐ働きがあります。

③ エラグ酸
イチゴやラズベリーなどのフルーツから抽出された成分でポリフェノールの一種。
チロシナーゼを抑制してメラニンの生成を防ぐ働きがあり、抗酸化作用もあります。

④ カモミラET
カモミールの葉から抽出された成分で、表皮細胞から分泌される情報伝達物質であるエンドセリンを抑制します。
この名称は「花王」の開発名で、他メーカーでは「カモミラエキス」や「カミツレエキス」などと呼ばれています。

⑤ コウジ酸
味噌・醤油や日本酒の醸造に使われるコウジ菌から発見された成分で、チロシナーゼを抑制してメラニンの生成を防ぐ働きがあります。

⑥ t-AMCHA(ティーアムチャ)
資生堂の商標名で、一般にはt-シクロアミノ酸誘導体といいます。卵黄や大豆から生成される成分です。
メラニンの生成を情報伝達する物質の働きを阻害して、メラニンの生成を防ぎます。

⑦ ビタミンC誘導体
ビタミンCを肌に取り込みやすい誘導体の形にしたもので、抗酸化作用もあります。チロシナーゼの生成を抑制します。

⑧ プラセンタエキス
哺乳類の胎盤から抽出される成分で、アミノ酸やたんぱく質、ミネラル、ビタミンなど、肌の健康に必要な栄養素を多く含んでいます。チロシナーゼを抑制し、ターンオーバーを活性化する働きもあります。

⑨ マグノリグラン
植物の天然化合物をもとにして作られた成分で、ポリフェノールの一種です。
チロシナーゼの成熟を阻害してメラニンの生成を防ぎます。

⑩ 4MSK
「4-メトキシサリチル酸カリウム塩」の略称で、サリチル酸の誘導体です。チロシナーゼを抑制するとともに、メラニンを含む古い角質を排出しやすくする働きがあります。

⑪ リノール酸
紅花油など植物油脂から抽出される成分で、不飽和脂肪酸の一種です。チロシナーゼそのものを減らす働きがあります。

⑫ ルシノール
モミの木に含まれる成分をもとに開発された美白成分で、安定性が高いのが特徴です。チロシナーゼの働きを抑制してメラニンの生成を防ぎます。

4. 美白化粧水の効果的な使い方

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美白化粧水は、効果が認められた美白成分をきちんと含んでいるものから選びましょう。
化粧品と医薬品の中間的な位置づけの「医薬部外品」の中から選ぶのもおすすめです。

美白美容液の中には高価なものも多いので、使い続けられる価格帯のものを選ぶことも大事です。

効果的に使うためには、以下のようなことがポイントとなります。

4-1. シミの予防として顔全体に使う

美白化粧水は、基本的にできてしまったシミを消すものではなく、本来シミの予防として使うものです。美白成分は、これからできるメラニンを減らすもので、できてしまったメラニンを消す作用はあまり期待できないのです。

予防なのですから、シミの上につけるのではなく、顔全体に使う必要があります。

女性がもっとも気にするシミである、日焼けでできた老人性色素班は、メラニンが増えているだけでなく皮膚の構造自体が変化しているので、メラニンを減らすだけでは消えません。

しかし、今以上に濃くしない予防効果は十分にありますし、肝斑や炎症性色素沈着などには効果があるので、決して美白化粧水は意味のないものではありません。

4-2. 1年を通して使う

美白成分は顔全体に使うべきなので、クリームなどのように粘度の高いものよりも化粧水や美容液などのほうが適しているといえます。

美白成分を含む化粧水を購入したら、手のひらに適量をとり、両手を合わせて軽く広げます。適量は製品によって違うので、使用説明書をよく読まなければいけません。化粧水の場合、通常は500円玉大が目安です。

まず、両手のひらで頬を包むようにしてやさしく化粧水をなじませます。仕上げに目元やフェイスラインに手のひらを使って軽く押さえるようになじませます。

コットンや手でパッティングするのは、肌の負担が大きくなりますからやめましょう。決してすりこんだり、たたきこんだりしてはいけません。肌に刺激を与えるとくすみの原因になってしまいます。

子どもの頃からの紫外線の積み重ねがシミを作るので、春夏の日差しが強い時期だけでなく、美白化粧水は1年を通して使うことが大事になります。

4-3. ピーリングとUV対策が重要

美白成分でメラニンを作らせないだけでなく、排出を高めることも大事なシミ対策です。ピーリングなどの角質ケアで、ターンオーバーを活性化させることも忘れないようにしましょう。

ピーリングの後は、保湿とUV対策をしっかり行うことが大事です。

UV対策は、どんな美白成分よりも有効な美白対策です。美白化粧水はプラスアルファと考えるべきで、日々のUV対策が美白の基本なのです。UV対策ができていなければ、どんなに高価な美白化粧水も「焼け石に水」だということを忘れないでください。

まとめ

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美白化粧水は、「日焼けしたから使う」「シミができたから使う」というような使い方をするものではないことがおわかりいただけましたか?

日焼けする前、シミができる前から使うことで効果を発揮するのが美白化粧水なのです。

多かれ少なかれ、化粧品や洗顔料は、肌に負担をかけています。最低限の負担で美白効果をあげるためには、有効な成分を早く必要な部分に届ける必要があります。

だからといって、使い過ぎ、こすりすぎは肌の角質を破壊してしまうので禁物。「美白化粧水の効果的な使用法」で説明した肌へのなじませ方は、化粧品すべてに通じるものです。

【参考資料】
・『スキンケアの真実 美肌ルネッサンス』 集英社 2006年
・『いちばん正しいスキンケアの教科書』 西東社 2014年
・『「最新皮膚科学」でわかったスキンケア84の正解』 主婦と生活社 2014年

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