アカシックレコードにアクセスしたいと思いますよね?
アカシックレコードとは、太古に時代に地球で転生をはじめた、個人の魂の全記録です。
そのアカシックレコードを読み取ることが、「アカシックレコードリーディング」。
次元が違うところで地球をとりまく、思考のエネルギー体「アカシャ」には、地球で起こった出来事のすべてが記録されています。
その中で、個々の魂の記録がアカシックレコードと呼ばれるものです。
アカシャやアカシックレコードには、過去だけでなく、人類が亡びるとされる西暦6732年までの出来事や、魂の転生もすべて記録されています。
そして、アカシャは、インターネット上の巨大データベースのように、誰もが自由にアクセスして、知りたいことの答えを受け取ることが可能なのです。
ただし、これらの情報は、受け取ることができても正しく解釈できるとは限りません。
受け取る人間の意識が影響しますし、受け取った情報の時代的背景などが理解できていないと間違った解釈をしてしまうことも多いのです。
こうしたアカシックレコードの概要にかんしては、本サイトの「20分で理解するアカシックレコード-未来までの転生と魂の記録」を参照してください。
ここでは、アカシックレコードにアクセスする方法の基礎を、5段階に分けて解説します。
日頃からアクセスしやすくするための「習慣」、リーディングする前に必要な、環境や心の「準備」、アクセスの「実践法」、アカシックレコードから返ってくる答えを読む「リーディング」、そして最後は「アクセスできないとき」の対処法です。
目次
1. 習慣
1-1. 日頃からリラックスを妨げる要素の排除
1-2. 神秘や超常現象を知ろうとする
1-3. 夢やデジャヴュでアクセスすることもある
2. 準備
2-1. 邪魔が入らない環境
2-2. 意図と目的を明確にする
2-3. ジャッジや自分の意思投影をしない
3. アクセスの実践法
3-1. 簡単! ブランコ呼吸法
3-2. 呼吸を元に戻す
3-3. 質問を思い浮かべて手放す
4. リーディング
4-1. 受け取り方は人によって違う
4-2. 意味がわからなかったら質問を繰り返す
4-3. 解釈できないこともある
5. アクセスできないとき
5-1. ジャッジする気持ちや期待などがある
5-2. おうかがいを立てている
5-3. ブロックしているものを阻止してもダメ
5-4. 一定期間効果がなければ休む
1. 習慣
アカシャの一部であるアカシックレコードは、インターネット上にあるホームページやブログのような存在です。
一度、回線さえつなげてしまえば、いつでも自由にアクセスが可能。
しかし、実をいえば、人間は誰もが常にアカシックレコードとつながっています。
生まれた時点で、すでに回線がつながっているということです。
アカシックレコードの情報は常に受け取れる状態にあるのに、その事実に気がつかないために、アカシックレコードを意識せずに一生を過ごしてしまう人が多いのです。
ですから、いい方をかえれば、アカシックレコードにアクセスするということは、アカシックレコードを意識するということなのです。
どうやって意識すればよいのかということをこれから解説するのですが、そのために日頃からやっておくべきことがあります。
1-1. 日頃からリラックスを妨げる要素の排除
意識的に、アカシックレコードにアクセスしようとすると、もっとも大事になるのが、リラックスした心身です。
いかに深くリラックスするかが、アクセスのカギとなります。
ですから、日頃から深くリラックスできる心と身体をつくっておくことが大事。
リラックスをもたらすのは、自律神経の副交感神経ですから、自律神経を乱さない生活を送るようにしましょう。
具体的には、暴飲暴食をしない、栄養のバランスを考えた食生活、適度な運動、快適な睡眠など、生活習慣病の予防とほぼ同じ内容です。
怒り、イライラ、悪い姿勢などもリラックスを妨げる要因になります。
1-2. 神秘や超常現象を知ろうとする
アカシャやアカシックレコードの概念は、いまだ科学的に証明されたものではなく、スピリチュアルなものですから、否定する人も多いのが事実です。
世の中の事象は、科学的に解明できることか、そうでなければ信ずるに足りないオカルトだという判断しかできない人は、目に見えないものの存在や、言葉では説明できない作用などを排除してしまいます。
また、宗教的な概念に縛られて、アカシックレコードの存在を認めることができないケースもあります。
これでは、アカシックレコードを意識することなどできません。
日本人は、宗教的な概念に比較的縛られていないので、アカシックレコードを意識しやすいといわれます。
信じるか、信じないかということは問題ではなく、興味をもって知りたいと思う、単純な好奇心が扉を開きます。
1-3. 夢やデジャヴュでアクセスすることもある
アカシックレコードにアクセスしやすいのは、深くリラックスしていて意識は覚醒している状態です。
瞑想の状態はこれにあたります。
普通は、リラックスが深くなると眠ってしまうのですが、その一歩手前がアクセスできる状態なのです。
ですから、夢でアカシックレコードの情報を受け取ることはよくあります。
また、デジャビュとして現れることもありますが、普通は、「夢の話」で終わったり、「あれ?」と感じるくらいで、それ以上のことを考えません。
日頃からこうした情報を意識することも、アカシックレコードのリーディングには大事です。
タロットカードや易経などは、本来がアカシックレコードを利用したものなので、こうした体験がリーディングのきっかけになることもあります。
2. 準備
アカシックレコードのリーディングは、本来、いつどのようなときに行ってもかまわないものです。
寝る前にベッドの上でリーディングする人もいれば、朝起きてボーっとしているときにリーディングする人、また、ウォーキングやシャドーボクシングをしているときにリーディングするという人もいます。
頭をボーっとさせてリラックスできる状態であれば、いつでもどこでもいいわけです。
2-1. 邪魔が入らない環境
深いリラックスがリーディングのカギですから、最初はひとりになれる環境で、しかも途中で声をかけられたり、電話がかかってきたりせず、物音があまりしないほうが練習しやすいはずです。
慣れてくると、音があっても、外にいても、自分の内面に集中することができるようになります。
最初は自分の部屋でイスに座るか、ベッドに横たわって行うのがいいでしょう。
2-2. 意図と目的を明確にする
頭がボーっとして深くリラックスした状態になると、人間は左脳で物事を考えられなくなるといいます。
これは、アカシックレコードにつながっていることを意識した状態になると、質問を考えるのは難しいということです。
ですから、最初は、リーディングをはじめる前に、知りたいことを思い浮かべておくようにします。
質問内容は、できるだけ時間的や空間的に限定しやすいものの方が、答えがスムーズに返ってきますし、解釈しやすいものとなります。
「私はこれからどんな仕事をしたらいいのか?」よりも、「5年後の私はどんな仕事をしているか?」とか、「今年、私はどんな仕事を選択するの?」という方がいいのです。
2-3. ジャッジや自分の意思投影をしない
アカシックレコードリーディングの心構えで大切なことは、その答えで何かを判断したり、「こうありたい」「こうしたい」といった自分の意思をもたないことです。
アカシックレコードの情報は、ただ受け取って、解釈するだけのもの。
人の役に立ちたいと考えたり、自分の存在を主張しようと考えてリーディングしても、正しく解釈できなくなります。
善か悪か、正しいか間違いかといった判断を求めても、自分の意思が反映されてしまうので、正確な解釈ができません。
最初からは難しいでしょうが、少しでも「無私の境地」に近づくことが大事です。
3. アクセスの実践法
アカシックレコードに意識的にアクセスする方法としては、呼吸法、瞑想法、リラクゼーション法などが知られますが、ここではもっとも初歩的な呼吸法として、アカシックレコードリーダーのひとりとして知られる、如月マヤさんが提唱する「ブランコ呼吸法」を紹介します。
質問したいことを1回思い浮かべたら、呼吸法をはじめるときに忘れてしまっても問題ありません。
3-1. 簡単! ブランコ呼吸法
呼吸に意識を向けることを利用して、リラックス状態をつくり出す簡単な方法です。
① 口をすぼめて6秒ほどかけて息を吐き切り、3秒かけて鼻から息を吸い込んだら3秒キープ。
この基本的な深呼吸を繰り返しながら、息を吐いたり吸ったりしていることをボンヤリ意識します。
② 海辺でゆったりと潮が満ち引きするようなイメージで呼吸します。
③ 呼吸が楽に続けられるように姿勢を修正して、深くリラックスします。
④ ブランコに乗って、こいでいるイメージで呼吸します。
⑤ ブランコを強くこいで、振れ幅を大きくしていくと同時に、呼吸もゆったり長めにしていきます。
⑥ ブランコがもっとも後方にある状態から息を吐き、もっとも前に出たところで息を吐き切り、戻り始める瞬間にフッと身体の力を抜いて、意識がフワッと広がるようなイメージで息を吸います。
⑦ 純粋な好奇心以外はすべて吐き出してしまうイメージで、ブランコ呼吸を続けます。
3-2. 呼吸を元に戻す
ブランコ呼吸を続けて、深くリラックスしてきたことを感じたら、呼吸を元に戻します。
そして、ブランコ呼吸をはじめる前に思い浮かべていた質問を軽い気持ちで思い浮かべます。
この時に質問をイメージする場所は、人によって頭であったり、胸であったりしますが、さりげなく思い浮かべるのがポイントです。
3-3. 質問を思い浮かべて手放す
そして、ここが大事なところですが、思い浮かべた質問を吐く息にのせて、遠くへ解き放つように手放すのです。
アカシックレコードのリーディングは、思考のエネルギー体であるアカシャに向かって問いかけ、答えが返ってくるという、エネルギーのキャッチボールにほかなりません。
ですから、質問を手放さずにもっていたのでは、いつまでたっても答えは返ってこないのです。
4. リーディング
ブランコ呼吸に意識を集めてから、フッと力を抜き、質問を解き放つと、アカシックレコードからの答えは瞬時に返ってきます。
4-1. 受け取り方は人によって違う
アカシックレコードからの答えが返ってくる感覚は、一度経験すると2回目からはとても自然な、本能的なことに感じられます。
感覚的に何かを受け取った感じであったり、胸元のあたりに何かが入ってくる感じであったりと、これも人によって違います。
リーディングに慣れている人たちは、つながったことを意識したときに、普段使っている頭脳が不在になるような感覚があるといいます。
理屈で考えるのではなく、本能的にわかる、自然に理解できる形で答えが返ってくるといい、それは一瞬にして感じとることができる「真実の響き」のようなものだといいます。
答えの形態も、映像であったり言葉であったりと人それぞれで、空間に浮かぶホログラムのようなイメージであるという人もいます。
中には、雑念として見逃してしまいそうな、些細な感覚として受け取る人もいます。
4-2. 意味がわからなかったら質問を繰り返す
どのような形で受け取っても、その情報や刺激の意味するところが一瞬のうちにわかれば、それがアカシックレコードからの答えです。
そして、どのような形であってもアカシックレコードにつながっていると意識している間に見るものは、どんなに悲惨であっても何の感情も湧かず、ただ受け取るだけです。
感情が動く普段の意識層まで戻ってきてから、感情が湧くことはあります。
質問を思い浮かべてから答えが来るまでにタイムラグがあったり、受け取った答えに対して感情が湧く場合は、自分の頭でつくり出している答えである可能性が高いということになるのです。
深いリラックスができて、アカシックレコードにつながったように感じられるのに答えの意味するところがわからないときには、質問を繰り返してみましょう。
アカシックレコードにつながっていることが意識できていれば、答えはキャッチボールのように次々と返ってくるはずです。
4-3. 解釈できないこともある
何度か質問を繰り返しても答えの意味が理解できないときは、そこで打ち切りましょう。
アカシックレコードから返ってくる答えには、解釈できないものもあります。
たとえば、過去の転生を知ろうとしたら、答えは返ってきたけれど理解できないという場合、その答えは、そのときの魂の状態や思考、また歴史的背景の上に成り立っているものなので、そうした背景がわかっていなければ理解できないということが起こります。
歴史の勉強をして背景を知っても、理解できないかもしれません。
人類に記録として残っている歴史というものは、常に勝者にとって都合のいいように歪曲されているからです。
真実がわかっても、どうしようもないことだってあります。
5. アクセスできないとき
深くリラックスできたと感じていて、アカシックレコードにつながったように感じているのに、答えが返ってこないという場合は、いくつかの原因が考えられます。
5-1. ジャッジする気持ちや期待などがある
最初に考えられるのは、質問を思い浮かべても、手放せていないことです。
これは自分の中の葛藤や執着が原因です。
自分が望んでいる答えを欲しがっている、内心では答えが怖くて知りたくない、答えで何かの善悪をジャッジしようと思っている、といったことです。
魂というものは純粋なエネルギーなので、エゴや期待がない状態にならないと、アカシックレコードにつながっていることを意識できません。
これが、「無私の境地」といわれるものなのです。
必要なのは、純粋に知りたいという好奇心です。
5-2. おうかがいを立てている
アカシックレコードは思考のエネルギー体で、いわば情報のデータベースであって、神ではありません。
ですから、「どうしたらいいのでしょうか」とおうかがいを立てたり、祈りを捧げたりしても無意味です。
教えを乞うのではなく、何かを知るために質問を投げかけるのです。
5-3. ブロックしているものを阻止してもダメ
どうしてもアカシックレコードにつながることを意識できないという人は、自分の中で何かがブロックしています。
しかし、ブロックしているものを阻止しようとするのはやめましょう。
何がブロックしているのか、自分の中の問題点を探ることによって、知りたいことの対処法がなんとなくわかってしまい、アカシックレコードからの答えを受け取らなくてもすんでしまう、ということになりがちです。
でもこれは、自分の頭で考えた思い込みにすぎません。
「必要なのは、善悪の判断も損得もない純粋な好奇心だけ」
この真理をもう一度自分に問いただしてから、再度リーディングにチャレンジしてください。
5-4. 一定期間効果がなければ休む
最初にリーディングの練習をするときは、3日とか4日というように、期間を決めて行いましょう。
そして、その期間をすぎてもはっきりとした答えが受け取れない場合には、一度練習を休んでください。
ここであきらめてしまう人は、それでもかまいません。
1日でも1カ月でもいいので、一度練習をやめて、またアカシックレコードへの興味が湧き上がり、純粋な好奇心があふれてきたら練習を再開するチャンスです。
まとめ
アカシックレコードにアクセスしてリーディングするために重要なのは、「深いリラックス」と「純粋な好奇心」です。
そして、アカシックレコードからの答えは、すべてが理解できるものとは限らないことも忘れないでください。
歴史的な背景を知らないために解釈できないこともありますが、今の自分では理解できなくて、10年後、20年後だったら理解できる情報があるかもしれません。
また、今生の転生では理解できないことだってあるかもしれません。
知ってもどうしようもないことがありますし、知ったからといって誰かの役に立つわけではないかもしれません。
でも、「知りたい」という純粋な気持ちがあったら、アカシックレコードを利用すべきです。
誰もが、人類の大いなる叡智「アカシャ」とつながっているのですから。
【参考資料】
・『超入門アカシックレコード』 ゲリー・ボーネル 著 / 大野百合子 訳 徳間書店 2009年
・『未来を知って幸せになる本』 如月マヤ 著 マキノ出版 2009年