紫外線は恐ろしい・・・だから、なんとか防ぎたい!
しかし、敏感肌の方やアレルギー体質の方は、日焼け止めそのものにも、刺激が強すぎて使うのが怖い・・・という方も、多くいらっしゃいます。
では、どうしたらいいのか?
なにを使用したら良いのか?
敏感肌の方の、上手な日焼け止め選びのポイントや、紫外線についてのアレコレを詳しくお伝えしていきます。
1.敏感肌の方に最適な日焼け止めの選びのポイント
2.敏感肌は特に注意!とっても怖い紫外線の害
3.敏感肌の方が日焼け止めを使用する時に知っておいて欲しいこと
4.日焼け止めの効果的な使用方法&その他の紫外線対策
5.まとめ
1.敏感肌の方に最適な日焼け止めの選びのポイント
1-1.敏感肌に適した日焼け止めの種類・市販の商品
敏感肌の場合は、できる限り肌に負担がかからないように、低刺激のものを選びます。
口コミサイトなどで、おススメのものは
・ホワイティシモUVブロックミルキーフルイド SPF30 PA++++ /ポーラ
・マイルドサンシールド SPF28 PA++ /アクセーヌ
・UVラグジュアリーデイクリーム SPF23 PA++ /ブルークレール
・UVシールドEX SPF50+ PA+++/NOV
・UVモイストシールドアップ SPF20 PA++/アルージュ
・ユースキンS UVミルク SPF25 PA++/ユースキン
・サンプロテクトミルク SPF50 PA++++/ハクデイズム
などが、ノンケミカルタイプとして人気があるようです
1-2.敏感肌に最適な日焼け止めを選ぶ6つのポイント
敏感肌の場合は、まずこの6つのポイントを押さえて、日焼け止めを選びましょう。
① 紫外線錯乱剤タイプのもの(ノンケミカル処方)
② SPF値はあまり高いものではなく、SPF10〜25くらいのもの
③ ナノ粒子を使用していないタイプのもの
④ 紫外線散乱剤でもコーティング剤に、シリコンが使われていないもの
⑤ 無香料、無着色のもの
⑥ 防腐剤、界面活性剤などの化学成分の配合ができるかぎり少ないもの
では、6つのポイントを選ぶ理由を解説していきます!
①なぜ?紫外線散乱剤の方が良いのでしょうか?
日焼け止めには、タイプがあり、紫外線散乱剤と紫外線吸収剤の2種類があります。敏感肌の方には、紫外線散乱剤のほうが、刺激が少ないのでおススメです。
紫外線散乱剤の場合は、その名のとおり、紫外線を反射し散乱させ、肌へ紫外線を浴びさせないようにしており、内容成分は、細かい粘土質の粉(酸化チタン、酸化亜鉛)などが用いられています。
こちらのタイプは白浮きしやすく伸びが悪いという短所がありますが、肌への負担は少なくなっています。
次に、紫外線吸収剤ですが、紫外線を吸収する化学物質を使用し、肌の上で化学変化を起こさせ、紫外線による影響を和らげています。
近年はSPF50以上といった商品も多くありますが、SPF値が高いものは、主にこちらのタイプが多くなっており、そのぶん肌への負担も大きくなります。
確かに SPF値は高く、紫外線を防止する効果は高くなっていますが、化学物質の配合が多いため、肌へのダメージも高くなります。
また、汗や皮脂に強く、くずれにくいように作られているので、簡単には落とす事ができません。クレンジングの際は、専用のものを使用して、落とさなければ落ちない場合もあります。
そのため、敏感肌には低刺激性の紫外線散乱剤の使用が、おススメです。
②なぜ?SPF値は低めが良いのでしょうか?
①に記載したように、SPF値が高くなれば、高いほど紫外線吸収剤タイプになり、肌への負担が高くなります。SPF値ですが、高ければ良いというものではなく、肌への負担を考えると、敏感肌の場合は、SPF10〜25くらいのものを選ぶのが適切です。
敏感肌の場合、紫外線の刺激から、肌を守らなくてはいけませんが、刺激が強すぎる日焼け止めを使用する事で、さらに肌状態が悪くなる恐れがありますので、あまり高いSPF値のものはおススメできません。
日焼け止めだけに頼らずに、帽子や衣類、日傘、手袋などを併用して、紫外線から防ぐようにしましょう。
③なぜ?ナノ粒子が危険なのでしょうか?
紫外線散乱剤の場合、デメリットとして、白浮きしやすく塗りにくい点がありますが、それらをカバーする為に、最近は※注1 ナノ化された粒子を使用しているものも多く出ています。
ナノ粒子化されることで、なめらかで塗りやすくなり、肌馴染みも良いので、白浮きもしづらくなります。
しかし、このナノ化には落とし穴があり、粒子が細かすぎる為に、肌の※注2バリア機能を通過してしまうようになります。そのため肌の深部にまで、日焼け止めの成分が侵入してしまい、肌へのダメージが大きくなるのです。
紫外線散乱剤の成分も低刺激とはいえ、肌にとっては異物になりますので、肌の深部へ浸透してしまう事で、肌を酸化させたり、アレルギーの原因になったりします。
肌馴染みのよい、ナノ粒子化処方された日焼け止めは、敏感肌には刺激が強くなるので、避けた方が無難です。
※注1)ナノ粒子化とは、物質をnm(ナノメートル)単位の粒子にしたものの事。主に1〜100nmくらいのものを示す。
※注2)バリア機能とは、皮ふが外的刺激からの水分蒸発を防いだり、異物を侵入させない為のしくみの事。
④なぜ?コーティング剤が危険なのでしょうか?
紫外線散乱剤の主な成分の細かい粘土質の粉(酸化チタン、酸化亜鉛)は、紫外線にあたると※注3 活性酸素を発生させるため、安全性を高める為にコーティングされています。
しかし、このコーティング剤やその技術は、メーカーごとにかなりの差があります。コーティング剤の品質が悪かったり、技術不足などの影響で、はがれてしまうと、金属アレルギーの原因になったり、活性酸素の悪影響を受ける事になります。
コーティング剤には、シリコン、水酸化アルミニウム、※注4シリカ(ケイ素)が主に使用されていますが、シリコンの場合は、石けんで落としにいため、肌へ残りやすくなり、水酸化アルミニウムでは、金属アレルギーの原因になる可能性がありますので、シリカが一番安心です。
そのため、シリカ(ケイ素)使用ののものを選ぶようにしましょう。
※注3)活性酸素とは、化学反応を起こしやすく不安定な特殊な酸素。呼吸作用を続けるうちにわずかに体内に発生する。生体成分と反応してガンの引き金となったり、老化に関係する。紫外線で増殖。
※注4)シリカ(ケイ素)とは、二酸化ケイ素によって形成される物質の総称。吸水性が低く、安定性が高い事から、化粧品(ファンデーションなど)のコーティング剤に使用される事が多い。
⑤なぜ?無香料、無着色のものが良いのでしょうか?
敏感肌のかたは、できるかぎり刺激を防ぐ事が、肌トラブルを招かないためには必要です。
できるかぎり、香料や着色料は配合されていないものの方が安心ですので、人工的な香料や着色量が配合されているものは、避けましょう。
⑥なぜ?防腐剤や界面活性剤が少ない方が良いのでしょうか?
これらの成分は、化粧品には欠かせないものになります。なぜなら、化粧品は未開封のもので、2年間は安定した状態に、保たなければいけないという法律があります。
そのため、必ず防腐剤などが配合されているのです。無添加化粧品というキャッチコピーのものでも、無添加ということはありえませんし、無添加なのに腐らないほうが、逆に危険なのです。
だからこそ、必要不可欠な防腐剤なのですが、化学成分や植物性などに捕らわれず、肌への負担を減らす為に、できる限りシンプルな処方で少ない配合のものを選ぶようにしましょう。
※防腐剤や界面活性剤の危険性については、STOP!無添加化粧水を購入する前に必ず知って欲しいこと!に、詳しく書いていますのでご覧ください。
2.敏感肌は特に注意!とっても怖い紫外線の害
2-1.紫外線の種類と人体への影響
紫外線は3種類あり(UV-A,UV-B,UV-C)それぞれが及ぼす影響も違います。現在地上に届いている紫外線は、そのうちの2種類のみです。
UV-A
もっとも波長が短い光で、肌の深部まで到達する力を持っています。そのため、肌の真皮に影響を及ぼし、コラーゲンやエラスチンを破壊し、たるみ、しみなどの老化の原因のものとなります。
また、ガラスや雲なども通過してしまうので、日差しが強くなくても、肌へ影響を与える事ができます。敏感肌の方は、通常よりも影響を受けやすいので、室内にいる際も注意をしてください。
UV-B
主に肌を赤く炎症(やけど)や水ぶくれを起こす力を持っています。日焼け後に肌が黒くなるのも、このB波の影響によるものです。表皮内の細胞遺伝子や細胞膜を破壊し肌を炎症させ、メラニン色素を増やし、シミや色素沈着を起こします。また、細胞を破壊する事から、皮膚ガンや白内障その他の細胞を変異させるような病気の原因となります。
UV-A波に比べて、地上にはごく一部しか届いてはいないのですが、肌や人体に受ける影響は、すさまじく、有害性は1000倍近くはあると言われています。
特に敏感肌の方の場合は、肌の保湿力を低下させるために、乾燥が進みバリア機能に影響が出てくるので、さらに肌状態を悪化させます。
UV-C
波長が一番長い光で、もっとも有害と言われていますが、現在はオゾン層の影響で、地球上には届いてはいません。しかし、さまざまな環境破壊問題などで、近い将来UV-C波も地球に届く日が来るかもしれません。とても恐ろしい事です。
2-2.紫外線アレルギーがある方は特に気をつけて!
アレルギー体質の場合は,紫外線を浴びる事で、更にアレルギーを悪化させる恐れがあります。
紫外線によるアレルギーは日光過敏症や日光皮膚炎などとも呼ばれており、さまざまな症状が現れます。主に皮ふ中心の湿疹、カブレ、ヒリつき、赤み、はれ、じんましんなどが起こり、まれに眼のかゆみや充血なども伴い、ひどくなると、全身の倦怠感や頭痛、吐き気、発熱などが現れる事もあります。
アレルギーの起こる原因は、内因性のものと外因性のものに分けられます。
内因性の場合は、もともとの体質などで違いますが、※注5抗体量を超えてしまった為に発症します。
ごく少ない量で発症する方もいれば、相当量浴びてから発症する方もいて、個人差があり、代謝異常や遺伝などの影響で違います。
外因性の場合は、内服薬や日焼け止めに含まれている成分が引き金となり、アレルギー反応を起こす事があります。
この場合は服用した薬や日焼け止めの成分に紫外線が吸収されて、毒性を持った事で発症します。
紫外線アレルギーは、一度起きてしまうと、完治する事はなく、紫外線を浴びれば浴びるほど悪化していきます。
しかし、決して特別なことではなく、誰にでも起こりうることで、花粉症が突然症状が出てくるのと同じで、個人差はありますが、ある一定以上の紫外線を浴びすぎてしまうと、紫外線アレルギーとして突然発症します。現在アレルギーが無い方でも、紫外線には注意が必要です。
また、日焼け止めの成分が、原因でアレルギーを起こす事もあるので、化学成分が多く入ったものなどは避け、なるべくシンプルな成分で作られたものを選ぶ事をおススメします。
※注5)抗体とは、体内に異物が侵入した時、その物質のみに反応(抗原抗体反応)して排除する働きを行うもの。
2-3.要注意!子供の肌と紫外線の害
子供は大人に比べて、皮ふも薄くメラニン色素の量も少ない為、ダメージが大きくなります。また大人に比べて、野外で過ごす事が多く、紫外線も浴びやすくなっています。
そのうえ、子供は自分自身で肌の状態など、わからない場合も多いので、大人が気をつけてあげる事が必要です。
肌に負担がかからないタイプの日焼け止めを塗り、必ず帽子や衣類などで保護をしましょう。特に首の後ろには、大切な神経が集中しているので、帽子の後ろの部分が布が長くなっているタイプのものなどがおススメです。
最近の保育園や小学校などでは、このタイプの帽子をよくみかけますので、普段からも被るようにすると良いでしょう。
日焼け止めの選び方は、敏感肌用のものと同じタイプのものを選んで頂いて構いませんが、SPF値はあまり高くないもので、ノンケミカル処方、また石けんで簡単に落とせるものを選びます。しかし肌に異常が現れたときは、すぐに使用を中止してください。
口コミサイトなどで赤ちゃんとしておススメのものは
・オーガニックUVクリーム SPF15 PA++/アロベビー
・UVベビーウォーターミルク SPF15 PA++/ピジョン
・ベビーセバメドUVミルク SPF16 PA++/セバメド
・レイセラミルキーベビーUV SPF25 PA++/ノエビア
・UVケアミストアロマイン SPF20 PA++/ママバター
などが、人気があるようです。
3.敏感肌の方が日焼け止めを使用する時に知っておいて欲しい事
3-1.理想的と言われる日焼け止めに含まれている怖い成分
落ちない!くずれない!汗や皮脂に強い!長時間の効果!高いSPF値!白浮きナシ!このようなキャッチフレーズのものほど、安心安全とは言えません。実は危険な「合成ポリマー」が入っています。
素晴らしい機能が揃った日焼け止めは、理想的に感じますが、実は肌への負担が多く、使い続ける事によって、特に敏感肌の方は」症状が悪化する恐れがあります。
肌への負担が少ない、紫外線散乱剤タイプのものは、デメリットとして、白浮きしやすく、また伸びも悪いなどの点があります。
しかし、中にはこの散乱剤と吸収剤をミックスして作られたものなどもあり、テクスチャーは乳液状で大変塗りやすくなっています。
実は、こういう商品に使用されているのは、肌に大変有害と言われている「合成ポリマー」が使用されているのです。
合成ポリマーとは、簡単にいうとビニールやシリコンなどの合成樹脂のことで、紙おむつ、生理ナプキン、除湿器などに使われる吸湿素材の他に、化粧品の素材として使用されているものです。
この合成ポリマー入りの化粧品を長時間使用し続けていると、肌のバリア機能が壊されていき、どんどん乾燥肌に傾いていきます。そして、外部からさまざまな成分が肌深部へと吸収されていきます。肌にとって良いものだけではなく、細菌や雑菌、また化学成分など悪いものも侵入していくのです。
その結果、敏感肌でない方もいつのまにか乾燥が進み、敏感になってしまったり、敏感肌の方は、さらに肌の状態は悪化していきます。
※合成ポリマーの害については、STOP!無添加化粧水を購入する前に必ず知って欲しいこと!に、詳しく書いていますのでご覧ください。
3-2.日焼け止めの複数使用は要注意です!
紫外線を防ぎたいあまりに、日焼け止め効果のある化粧品をを重ね付けしたり、複数使用する事も多いと思いますが、実は大変危険です。
化粧下地、日焼け止め、ファンデーションと全てにUV効果が入っているものを、重ね付けする方が効き目がありそうですが、重ねたからといって、SPF値が何倍になる訳でもなく、肌へ負担がかかるばかりなのです。
特に、敏感肌の方にとって、この重ね塗りはとても心配です。なぜなら、重ね塗りをしやすいものほど、合成ポリマーなどの危険な成分が配合されていますので、肌へ何重にも悪いものを重ねづけしている事になります。
敏感肌の方場合は、特にSPF値は高すぎないものが良いですし、危険な成分を重ね塗りするくらいなら、日焼け止めを塗る前の肌に、油分がしっかりと入ったクリームを塗り、油性の膜を作るメージで肌を守り,日焼け止めを使用するなどを行った方が、肌への負担は少なくなり、効果がずっと高まります。
上に重ねるのではなく、下に膜を張り肌を保護するという、逆転の発想です。日焼け止めを使用する前には、保護膜をしっかり作り、肌を守りましょう。
3-3.SPFとPAの表記の見方
SPFとは紫外線(UV-B)の防御指数の事を表し、PAとは紫外線(UV-A)の防御指数を表す指標の事です。
日焼け止めに必ず表記しているSPFとPAの文字、この数値を目安に日焼け止めを、選ぶ場合も多いと思いますので、わかりやすくお伝えします。
見方としては、単純に数値が高いほど紫外線を防ぐ力が高いという事になりますので、単純な計算方法を覚えておくと便利です。
SPF値が1の場合、約20分くらいは、紫外線UV-Bを防ぎます。と、いう意味ですので、SPF20の場合は、20分×20=400分(6時間40分)位の間、紫外線UV-Bを防ぐ目安という事になります。PAの場合は、数字ではなく+の表記で、4段階で表しています。
PA+ |
UVAPF2〜3 |
UVA防御効果がある |
PA++ |
UVAPF4〜7 |
UVA防御効果がかなりある |
PA+++ |
UVAPF8〜15 |
UVA防御効果が非常にある |
PA++++ |
UVAPF16以上 |
UVA防御効果が極めて高い |
このように+の数で、どのくらいの防御効果があるのかを表しています。
ただし、注意をして欲しいのは、1平方センチメートルにつき、2mgの日焼け止めを塗布して調べた結果なので、実際にはここまでの効果はないと思っておいた方が無難です。
また、肌質によって、紫外線の影響を受け始める時間は違いますので、20分というのは、あくまでも目安となります。
※SPF、PAについての詳しい説明は、SPFの本当の意味を知っていますか?日焼け止め選びのポイントにて、更に詳しく書いていますのでご覧下さい。
4.日焼け止めの効果的な使用方法&その他の紫外線対策
4-1.敏感肌のための日焼け止めの効果的な使用方法
①敏感肌の方は、肌の状態が体調などによって変わりやすく、いつも使用しているものでも、 ヒリつきなどが現れた場合は、使用を控える。
②日焼け止めを塗る前には、油性分が多いクリームなどの基礎化粧品で肌を整え、保護してお く
③使用量を守り、必要以上に多く塗りすぎたり、また少なすぎないように気をつける
④顔全体に塗った後は、頬骨や鼻に重ね付けをすると効果的
⑤塗りムラや塗り残しが無いように、均一に塗る
⑥SPF値にもよりますが、2〜3時間おきに肌チェックをし、汗やメイクなどで崩れていると きは、汗を押さえ塗り直す。
⑦一度開封したものは、ワンシーズンで使い切る(開封すると品質が変わるため)
⑧新しいものを試すときは、必ず※注7 パッチテストを行う
⑨落とす際は、正しいクレンジング方できちんと落し、落とし残しが無いように気をつける
⑩日焼け止めを過剰に安心せずに、その他のアイテム(日傘など)も同時に活用する。
⑪必要な時にのみ使用するようにし、あまり長時間の使用は避ける
※注7)パッチテストとは、皮ふ試験のことで、清潔な状態の皮ふの上にテストをしたいもの(化粧品など)をつけ、48時間以上置いて診断すること。
4-2.焼けないために……日焼け止め以外のケアも大切です
どんなに気をつけていても、紫外線を100%完全に防ぐのは、非常に難しいのです。だからこそ、紫外線に負けない体質を作る事が大切です。
そのためには、食事や睡眠、ストレスを溜めないなどの、健康的な生活を送る事が理想的となりますが、なかでも毎日の食事は体質改善には欠かせない基本となりますし、栄養バランスに気をつけて頂くと効果が上がります。
特に、紫外線を浴びてもシミになりにくい肌質を作る栄養素は、ビタミンCやAになります。それらを多く含む、野菜や果物をたっぷりとることで、新陳代謝もよくなりますので、皮ふの再生効果も高まり、日焼けしても回復しやすくなります。
また、食品以外にもサプリメントなども、摂取しても良いでしょう。
外側からのケア+内面からのケアを行う事で、紫外線に負けない肌や体質を作る事ができます。
まとめ
敏感肌の方は、紫外線は絶対に防ぎたいけれど、日焼け止めそのものにも、負担がかなりかかります。だからこそ、肌に安全なものを選ばなくてはいけません。
紫外線を防ごうと思って、日焼け止めを塗っていたのに、逆効果になってしまっては、大変な事になります。
敏感肌の方だからこそ、安心安全な日焼け止めを選び、紫外線から大切な肌を守って頂きたいと思います。
今回は、敏感肌向けの日焼け止めの選び方をお伝えしましたが、紫外線や日焼け止めについては、SPFの本当の意味を知っていますか?日焼け止め選びのポイントにて更に、詳しく書いていますので、合わせて読んで頂く事をおススメします。
【参考文献】
「正しいスキンケア事典」吉木伸子、岡部美代治、小田真規子監修/高橋書店
「美容皮膚科科学事典」朝田康夫監修/中央書院
「ウソをつく化粧品」小澤貴子/フォレスト出版
「エステティック用語辞典」滝川エステティック学院、滝川エステティック技術開発研究所監修/ザ・ビューレック社