「目は口ほどにモノ」を言い、「目元のしわは口よりもモノ」を言います。
初対面で人と会った時、最初に顔を見ますね。そして、自分以外の女性を見た時に気になるのが「顔のしわ」。つまり、顔に刻まれたしわが相手への「第一印象」として残るのです。
目元がシワシワだと一気に老けた印象になってしまいます。
女性が気にするしわの代表が「ほうれい線」と「目元のしわ」です。この2つのしわがなくなると、あなたも笑顔で「若々しい第一印象」を相手に与えることができるのです!
そこで今回は、簡単な「目元のしわ」おすすめ改善法をご紹介します。
目次
0.目元のしわ取りはセルフケアで改善できます!
1.「目元のしわ」に必要な化粧品、美顔器
2.「目元のしわ」ケアのおすすめポイント1(マッサージ法)
3.「目元のしわ」ケアのおすすめポイント2(ツボ)
4.「目元のしわ」ケアのおすすめポイント3(エクササイズ)
5.なぜ目元はしわやたるみができやすいのか?
6.目元のしわ、ほうれい線を目立たなくする「メイク」ポイント
7.まとめ
0.目元のしわ取りはセルフケアで改善できます!
皆さんの目元のしわ取り、しわケアの最終目標は、
①現状維持・・これ以上「目元のしわ」を増やしたくない!
②しわの改善・・「目元のしわ」なんとかして取りたい!
のどちらでしょうか?今まで色んなケア法を実践したり、美顔器やレーザーを使ったのに「結果」の出なかった、またはやっぱり美容外科に通わないとダメなんじゃないかという方も多いと思います。
その結果、皆さんはどこかで「セルフケアでしわが消える訳がない!」「しわ取りは難しい」なんて思っていませんか?
答えは「NO」です!
目元の肌の構造・しわができる理由をしり、毎日ケアすれば、美容外科に通わなくても「目元のしわ」が少しずつ改善してゆきます。これからご説明する内容を信じて実践・継続しましょう!「目元のしわ」のない「鏡の中の自分」を好きになる日が必ずきますよ。
1.「目元のしわ」に必要な化粧品、美顔器
1−1.乳液・クリーム・美容液の違い
「目元のしわ」ケア、目元のしわ取りの第一歩が化粧品選びです。選ぶ前に、化粧品の特徴を知っておきましょう。特徴を知ることで、自分に必要なアイテムが分かります。
目元のしわへ・・・化粧水
表皮に水分を補給し、肌の乾燥を改善します。「目元のしわ」ケアには、化粧水パックが効果的です。化粧水パック化粧品は、低価格商品でかまいません。なぜならパックの目的は保湿です。栄養は乳液やクリームで補います。化粧パックの方法は、以下のとおりです。
(1)化粧水をコットンに浸します。(5枚組の「めくるコットン」が最適です)
(2)これを目の下、目尻に貼りましょう。
美容成分が多いほど高額になりますから、高額化粧水は夜のお手入れ用にします。高価格粧化粧水を購入する際の注意点として、コラーゲン等の美容成分が「低分子化」されているものを選びます。「低分子化」されていないと美容成分が皮膚の奥に浸透しません。
目元のしわへ・・・クリーム
クリームは肌に栄養を与えます。主な構成要素は水分と油と美容成分です。
油が基底層(新しい肌細胞を作る場所)まで美容成分を運んでくれます。美容成分が行き届くことで、肌のターンオーバー(表皮の生れ変わり)が正常(28日周期)になるのです。ターンオーバーとは、新しい肌細胞が生まれてから角質が垢になってはがれ落ちるまでのサイクルです。
夜のお手入れは化粧水と乳液だけという方も多いですが、クリームでしっかり栄養補給することをお勧めします。
目元のしわへ・・・乳液
乳液は表皮全体に水分・油分・栄養を与えます。
主な構成要素は水分と油と美容成分ですが、クリームよりも水分の割合が多いのが特徴です。表皮全体に水分と油分をバランスよく補い、なめらかな肌を保ちます。
朝は化粧水と乳液、夜は化粧水・乳液・クリームを重ねることで、成長過程の肌細胞にも栄養と水分がいきわたり、表皮全体の透明感が増してきます。
目元のしわへ・・・美容液
美容液は目的に応じて集中的ケアをおこないます。
しわ用美容液は、しわを根本的に改善する成分(壊れたコラーゲンやエラスチンを修復)が配合されています。水分の中に美容成分が凝縮されており、皮膚の表面だけでなく細胞レベルでしわを改善し、乾燥から肌を守ります。即効性がありますから、短期間で効果を実感したい方は、しわ用美容液を「目元のしわ」アイテムに加えることをお勧めします。
美容液は、化粧水で表皮全体に潤いを与えた後、乳液の前に目元(目の下、目尻)に軽くのせるようにし、栄養成分を浸透させましょう。
目元のしわへ・・・目元専用クリーム
「目元のしわ」を改善する「リンクルケア成分」が濃密に配合されたクリームです。目元のハリや潤いを保ち、コラーゲンやエラスチンといた真皮層を活性化させる機能も備えています。いつものお手入れにプラスすることで目元のはりを実感できるようになります。
目元のしわ取りに美顔器を使う場合
また、美顔器をお使いになっている方の場合、ポイントは肌にうるおいを浸透させることです。特に目元は乾燥してしわになりやすいので、美顔器でもうるおいを浸透させられるかが目元のしわ改善には大切です。
肌細胞ができる過程をご説明します。肌細胞の一生は、表皮の一番下にある基底層にあるお母さん細胞である「基底細胞」が2つに分裂し、一つはお母さん細胞として基底層に残り、もう一つが「娘細胞」として表皮の有刺層、顆粒層、角質層へと成長し、最後は垢となって剥がれ落ちます。お母さん細胞である基底細胞は、加齢・紫外線等の影響で段々弱って減少していきます。
しかし、基底細胞とその下の真皮層の中にある「幹細胞」に栄養を与えると、基底細胞を元気になり、細胞数を増やすことができます。幹細胞活性化成分が入ったクリームや美容液は、保湿だけでなくこの基底細胞に栄養を与えることができるのです。お肌の衰えを感じ始めたアラフォー・アラフィフ世代女子は、「幹細胞」を活性化する成分が配合された化粧品を選択するものよいと思います。
1−2.「目元のしわ」ケアの手順とコツ
目元の皮膚は他の皮膚よりもデリケートですから、優しくケアしましょう。このケア方法は、表皮の「ちりめん皺」に特に効果的です。
1 洗顔し化粧水を顔全体に塗布した後
2 化粧水を浸したコットンを目の下に当てて保湿します(3〜5分)
3 目元専用のクリームを塗り、保湿した水分の蒸発を防ぎます。
この時、クリームを塗った上から指を当て、皮膚を体温で温めます。温めることで美容成分が皮膚の奥まで浸透し、美容効果が倍増します。さらに化粧水での保湿後、クリームの前に美容液を塗ると、より早く「目元のしわ」がなくなる実感をもてます。
ポイントは、水分を与えて潤った状態をクリームで蓋をし、水分の蒸発を防ぎながら栄養を与えることです。そうすることで乾燥が原因でできた「目元のしわ」を改善し、表皮だけでなく肌の深い部分から「はり」を与えることができるのです。
化粧水パックに適した化粧品をご紹介します。
パック用の化粧水は低価格のもので十分。
水分補給が目的ですから高価な化粧水を使う必要はありません。
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- ハトムギ化粧水(500ml・ナチュリエ・参考価格650円)
@コスメ第2位(40代)の商品です。
量も多く肌への刺激も少ないコストパフォーマンスの高い商品です。
目のしわだけでなく,顔全体のパック用としても最適です。
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- 敏感肌・しっとりタイプ(200ml・無印良品・参考価格660円)
総合ランキングでも7位の商品です。10〜30代の評価が高いようです。
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- 手作り化粧水
精製水にお好みの精油(アロマオイル)を入れて混ぜるだけでできます。
材料費は100円もかからず、コストパフォーマンスは最高です。
ラベンダー、フランキンセンス等は肌の再生能力を高めます。
精製水50ml・精油2滴・ホホバオイル1ml
※防腐剤が入っていないので冷蔵庫で保管し、1週間程度で使い切ります。
2.「目元のしわ」ケアのおすすめポイント1(マッサージ)
マッサージで目の周りの血行を良くし、肌に張りを与えましょう。
肌の若返り法の一番がマッサージと言われています。マッサージで血行がよくなると、血液を通じて多くの栄養分が肌細胞に送られます。その結果、衰えた肌のターンオーバーが改善し、肌細胞が活性化され、美しい肌に生まれ変わっていきます。
簡単マッサージ法でお金をかけずに美肌を手にいれましょう!
2−1.クリームを手で温めて、柔らかくしてからマッサージ
マッサージの準備として、デリケートな皮膚を刺激しないことが一番のポイントになります。そこで、マッサージ用のクリームを手のひらで人肌に温めて柔らかくします。この状態にしたクリームでマッサージを始めます。
2−2.マッサージの手順
中指と薬指をこめかみにあて、手前に引くように回転(2回)し、
軽く圧を加え、ゆっくりとこめかみから指を離します。(2セット)
こめかみのツボをマッサージしながら押すと、目の疲れが改善します。
人差し指、中指、薬指を軽く眉頭におきます。
眉頭からまぶたの上を通り、目頭に戻るように軽くマッサージします。(2セット)
目の周りの皮膚を刺激し、毛細血管の血液停滞を改善します。
血のめぐりがよくなると、シワだけでなく、「クマ」も改善されます。
2−2.注意点
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- 目元の皮膚はデリケートですから、優しく皮膚を撫でるようにマッサージします。
- 早く効果をだそうと繰り返しおこなうのもNG。決められた回数を守ります。
- 顔のマッサージは、3日に1度くらいがベストです。毎日おこなう必要はありません。(毎日おこなうことを勧めているサイトもあります)
- やり過ぎは逆効果、かえってしわを作ります。
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マッサージが目的の目的は肌の血行を良くし、活性化することです。ですから栄養成分が多く含まれたマッサージクリームを使用する必要はありません。しかし、マッサージ中も栄養成分が浸透しますから、栄養補給も一緒にしたい方は保湿成分が入っているクリームを、お財布と相談しながら購入しましょう。さらに、目元用に別のマッサージクリームを購入する必要はありません。お顔のマッサージの一部として目元もマッサージします。
真皮層のコラーゲンやエラスチンは肌の弾力や潤いを保つために必要な組織です。これらは加齢や紫外線の影響で繊維が切れたり弱まったりしますが、きちんと栄養補給をおこなうことで修復できます。
身体の外側から補給するのが化粧品、内側から補給するのが食事です。一番の栄養補給は、血管から取り入れられる栄養分なのです。真皮層には毛細血管が張り巡らされていますが、その栄養素も血行が悪ければお肌に届きません。この血行を良くする行為がマッサージです。手軽で効果的な美容法です。是非、実践してみましょう!
3.「目元のしわ」ケアのおすすめポイント2(ツボ)
目元のしわは、加齢で目尻が下がってきたことも原因となります。そこで、ツボ押しで目元の血行を良くし、刺激を与えましょう。東洋医学では体内をエネルギーが循環する道筋のことを「経絡(けいらく)」と呼びます。その中で特に反応が強い場所が「経穴(けいけつ)」、いわゆる「つぼ」なのです。
ツボを刺激しエネルギーの循環を高め、シワを改善してゆきます。さらに、ツボ押しは「クマ」改善にも効果的です。血の巡りが改善し、毛細血管に浮き出た黒い血液がなくなるからです。「ツボ」押しで、目元のしわとクマを一挙に解消しましょう。
3−1.「目元のしわ」に効くツボ①
①攅竹(さんちく)
【効果】
・ 目のまわりの血行改善
・ 顔のくすみや目尻の小じわの解消
・ 疲れ目を癒す
目の周りは皮膚が薄いうえに多くの毛細血管で覆われています。そのせいで血液がうっ血しやすいのです。うっ血が改善すると,皮膚から透けて見えていた黒い血液が無くなりクマが治ります。さらに新しく新鮮な血液が栄養分を運んできますから、肌の再生が促されしわも消えていくのです。セルフケアで目の疲れをとりながら「目元のしわ」も改善しましょう。
【場所】
眉頭(眉毛のはし)のくぼみ
【ツボの押し方】
左右の攅竹のツボに両手の中指を添え、口から「ふー」と息を吐きながら、あごを引きます。
息を吐ききったら、息を吸いながら顔を正面に戻します。(数回繰り返す)
この時、息をゆっくり吐き、指を押しすぎないのがポイントです。
血行が良くなるだけでなく、目の疲れがとれ視界が明るくなります。
3−2.「目元のしわ」に効くツボ②
②瞳子りょう(どうしりょう)
【効果】
・肌荒れ、乾燥肌の改善
・目尻の小じわ改善
・目の周りのたるみ改善
こめかみ周辺は血管や神経が多く集まっている場所です。この部分を刺激することで血液の流れを促し、神経を活性化することができます。頭や目が疲れると自然にこめかみを刺激したくなるのは、身体が自然治癒しようとする現れです。
【場所】
目尻の横1cm外側のくぼみ
【ツボの押し方】
人差し指の腹をツボにあて、息を吐きながら軽く圧をくわえます。
息を吐ききったところで指を離し、軽く息を吸います。(数回繰り返し)
デスクワークでパソコンを見続けると目が疲れてきます。
30分に1度は背伸びをし、目のツボ押しをして疲れをとりましょう。仕事の効率が上がります。
3−3.「目元のしわ」に効くツボ③
③絲竹空(しちくくう)
【効果】
・しみ、目尻のしわ予防
・顔全体のむくみ防止
【場所】
眉尾(眉の一番外側)にある骨の凹んだ
【ツボの押し方】
中指の腹をツボにあて、息を吐きながら軽く圧を加えます。
息を吐ききったところで指を離し、軽く息を吸います。(数回繰り返す)
目の骨の周りには、血管や神経が並走しています。
絲竹空(しちくくう)だけでなく、眉頭から眉尾の向かって数回こすると血行が改善され、中には眉が濃くなる方もいます。吐く呼吸は副交感神経(リラックスを促す)と関係していますから、呼吸にあわせてツボを押すことで、リラックスしながら肌トラブルを改善できますよ。
美容鍼灸とは、美顔目的でつぼに鍼灸を施すことを言います。
最も即効性があるのが、リフトアップ効果・小顔効果です。その他、ほうれい線やその他の小皺に直接に鍼灸の施術をして、しわを消すことも出来るそうです。単純にお顔のツボに鍼を刺すだけではリフトアップはしませんし、お顔のたるみも解消しません。目に見える結果を出すためには、高度な技術や経験が必要になります。
施術後の持続期間は平均2週間と言われています。継続することで持続期間も伸びるそうです。費用は7,000円〜20,000円前後です。今流行の美容鍼灸ですが、美容鍼灸師としてのキャリアの他、鍼灸師としてのキャリアを参考に医院を選びましょう。
4.「目元のしわ」ケアのおすすめポイント3(エクササイズ)
目の表情筋を鍛えて目元のしわを改善します。皮膚の下に筋肉がありますから、土台となる筋肉が衰えると肌がたるみます。従って目の周りの筋肉を鍛えると、表皮にハリがでてしわが目立たなくなるのです。筋肉は何歳からでも鍛えられますから、諦めずコツコツ続けましょうね。エクササイズは何時でも何処でもできます。スキマ時間を見つけてLet’sエクササイズ!お金をかけずに綺麗になりましょう。
4−1.「目元のしわ」を改善するエクササイズ①
上まぶたと目の下側の筋肉を鍛えるエクササイズです。エクササイズ時に、筋肉だけでなく目や顔の向きに気を配りながらエクササイズすると効果的です。
・顔を見上げます。
・顔はそのままをキープし目だけ真下を見ます。上まぶたを意識して引き下げるように、ゆっくりまばたきします。(3回)
・次に顎を引いて目だけ真上にみながら、目の下の筋肉を意識し、引き上げるようにゆっくりまばたきします。(3回)
簡単でしょう?
顔の向きと目の向きが「逆」。ポイントはこれだけです。始めのうちは目がプルプルつりそうになりますが,続けるうちに「鍛えられてる」感じが掴めてきますよ。
4−2.「目元のしわ」を改善するエクササイズ②
眼輪筋を鍛えるストレッチ法です。目の周りの筋肉をほぐすことでしわが改善されていきます。
・顔は正面、人差し指は眉毛中央、親指を瞳の下に当てます。
・顔正面のまま、目を薄めにして5秒キープ。
・ゆっくり目を離します。(3回)
4−3.注意点
決められた回数を守ります。1日朝昼晩、3回ずつでなく、全部で3回です。これ以上おこなうと反対にしわが深くなります。何事もやり過ぎは禁物ですね。フェイスエクササイズの先生のお話では、人はリラックスした状態で最も筋肉が動くそうです。エクササイズの前は軽く深呼吸をします。そして最後は、軽く目をつぶって筋肉を休めましょう。
シワ・タルミは真皮層で作られます。シワ・タルミの原因を理解するためには、真皮の構造を知る必要があります。真皮の厚さは約2mmです。(目元以外の肌)真皮を支えているのが膠原繊維(コラーゲン)と弾力繊維(エラスチン)です。
これらは真皮層の基質であるヒアルロン酸を支える柱の役割をしています。加齢や紫外線の影響で、コラーゲンやエラスチンの繊維が細くなったり切れたりすることで、真皮層の弾力がなくなり、シワやタルミが出来てくるのです。
つまり、コラーゲンとエラスチンを補強することがしわの改善につながります。病院で処方される「レチノール」入りクリームには、真皮層のコラーゲンやエラスチンを修復する効果があります。
しわ改善の目元クリームは高価格帯のものが多いようです。「レチノール」入りのクリームは皮膚科で処方してくれます。化粧品会社のクリームよりは安価ですから、試してみる価値ありですね。
5.なぜ目元はしわやたるみができやすいのか?
5−1.目元の皮膚構造
目元の皮膚の厚さは、他の顔の皮膚3分の1(約0.6mm)です。水分を維持する層も薄い上に、皮脂分泌も少ないので乾燥しやすく、とてもデリケートは皮膚です。さらに1日に何万回も瞬きをするので、疲れやすくトラブルも多くなります。
5−2.「目元のしわ」ケアのポイント
目元(目尻含む)は乾燥しやすいため十分な保湿が必要です。さらに皮脂分泌が少ないので他の皮膚以上に水分と栄養を与える必要があります。
しわは大きく2種類に分かれます。
①表面性しわ(ちりめんしわ)
目の下等にできる、細く横にできるしわです。
表皮の乾燥によってできます。きっちり保湿しクリームでフタをすることで改善します。
さらに老化角質が厚くなるとしわが目立ってきますから、ふきとり化粧水で角質を取り除きましょう。
②真皮性しわ
目尻や額など、表情筋の方向と垂直にできる細かいしわや、真皮層の衰えによってできるしわです。
真皮層のコラーゲン繊維を復活する成分が配合されたクリームや美容液でケアする必要があります。
さらに肌老化の一番の原因は紫外線(光加齢)です。
UV対策として、日焼け止め・ファンデーション・日傘・サングラス等で紫外線カットの生活習慣を身につけましょう。
6.目元のしわ、ほうれい線を目立たなくする「メイク」ポイント
目元の細かいしわや口元のほうれい線は、コントロールカラーとコンシーラーを使って目立たなくします。
「しわ」はどんなにメイクでカバーしても、放っておけば進行していきます。
単にメイクだけでなく、上記のようなスキンケアやマッサージを行いましょう。
6-1.目元のしわにコンシーラー
老けて見える目元のしわをメイクするテクニックとして、オレンジ系のコントロールカラーと、やわらかめで明るい色のコンシーラーでカバーすることです。
まず、目頭、目尻、黒目下の3カ所にオレンジ系のコントロールカラーをのせて、指でポンポンと叩くように目尻から目頭側へと伸ばします。
下目蓋に、やわらかい形状で明るい色のコンシーラーをのせ、ブラシでこめかみから目頭にむけてなじませます。
6-2.ほうれい線にコンシーラー、パール入りファンデーション
見た目の年齢を引き上げてしまうほうれい線ですが、これらをメイクで目立たなくするためには、
やわらかめで明るい色のコンシーラーをやや広めにのせ、指を左右に小刻みに動かしながらなじませます。
しわのへこみを埋めるイメージです。パール入りのファンデーションを薄く重ねづけすると、カバー力が高まります。
ほうれい線のカバーに、パウダーファンデーションは向きません。
6-3.目元のたるみを目立たなくする「メイク」テクニック
たるみの多くは、真皮のコラーゲンやエラスチンといった線維が、加齢によって減少してしまうことが原因です。
目元や口元、アゴなどのたるみをカバーすることで、一気に印象を若くすることが可能です。
詳しくは『透明感を出すメイク-6種類の肌トラブルを解消するテクニック』にて、シミやシワなど6種類の肌トラブル別に、素肌を演出する土台づくりとしてのベースメイク術を解説しています。
まとめ
セルフケアをきちんとおこなうことで、エステサロンに通わなくても「目元のしわ」は薄くなります。毎日のセルフケアは月一回のエステよりも遥かに効果的です。少しの手間と時間で、高級エステ並のケアができたら最高ですね。継続は「力」なりです!
(文:林田玲子)