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  2017.12.20



すぐできる小顔マッサージで顔の悩みを解消

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最近、何となく顔が大きくなったように感じることはありませんか?
体型も体重もあまり変わらないのに、顔の印象だけが違う、そんな人もいるのではないでしょうか?

顔も年齢とともに変化していきます。
脂肪は重力に逆らえないため、顔の脂肪も年齢を重ねるにつれて下がってきてしまいます。
そのため、年齢を重ねると顔は下ぶくれになりやすいのです。

また、顔に老廃物が溜まると、むくみの原因になります。
顔がむくむと、顔が大きく見えてしまいます。

輪郭がシャープな小顔になれば、顔も若さを取り戻すことができます。

でも、小顔はエステなどの施術を受けないと、手に入れることはできないと思っていませんか?

実は美容に関わる人たちの手によって、自分で小顔を作るためのさまざまなテクニックが公開されています。
自分で簡単にできるマッサージで小顔を手に入れましょう。

目次

1. 小顔マッサージのさまざまなアプローチ方法
1-1. 筋肉をほぐしたり鍛えたりする「造顔マッサージ」
1-2. 間質液を流す「なでるだけメソッド」
1-2-1. 間質液の役割
1-2-2. 間質液とリンパ液の関係
1-2-3. 間質液を動かす力の特徴
1-3. リンパケア
1-3-1. リンパってどんなもの?
1-3-2. リンパの役割
1-3-3. リンパの流れが滞るデメリット
1-4. 骨盤の歪みをとる骨盤体操
1-4-1. 背骨と骨盤の関係
1-4-2. 骨盤の歪みと体のトラブル

2. 小顔マッサージの実践
2-1. 造顔マッサージで頬全体をリフトアップ
2-2. 造顔マッサージでフェイルラインを引き締める
2-3. なでるだけメソッドで顔全体をリフトアップ
2-4. 小顔メソッドで顔の幅を狭くする
2-5. リンパケアでフェイスライン〜デコルテをスッキリ
2-6. 骨盤体操で顔のたるみをとる

まとめ

1. 小顔マッサージのさまざまなアプローチ方法

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小顔マッサージは、顔をスッキリ見せるためのテクニックですが、自宅で挑戦できるものに限っても、実はさまざまなアプローチ方法があります。

アプローチの方法によって、さわる場所や力の入れ方などは大きく異なります。

ここでは小顔を作るテクニックのうち、4つのアプローチを紹介します。

1-1. 筋肉をほぐしたり鍛えたりする「造顔マッサージ」

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「造顔マッサージ」は、ヘア&メイクアップアーチストの田中宥久子さんが提唱したマッサージの方法です。
肌のたるみを取って、若返らせることを目的に生み出されたものです。

造顔マッサージの特徴は、筋肉に届くように圧力を加えることです。

顔の筋肉は、年を重ねることや疲れ、ストレスなどによって硬くなります。
筋肉が硬くなると、リンパや血液の流れが悪くなってしまいます。

リンパや血液の流れが滞ると、老廃物が溜まって、脂肪が増えます。
すると皮膚がたるんでしまうのです。

造顔マッサージは、「痛気持ちいい」強さのマッサージでこっていた筋肉をほぐして、余分な脂肪を落として顔を小さく軽くするという方法です。

いくつかのステップに分かれていますが、それぞれのステップの最後にほぐした脂肪や老廃物をリンパに流す動作を行うことも特徴です。

1-2. 間質液を流す「なでるだけメソッド」

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「なでるだけメソッド」は、麻布 サラ・ニリニコスというサロンの代表、磯部俊弘さんが生み出した小顔メソッドです。

東洋医学や心理学、脳科学、気功、整体などの知識を総合して編み出されたもので、力を入れずにそっとさわる、優しくなでることで小顔を手に入れる方法です。

この方法のポイントは間質液にあります。

1-2-1. 間質液の役割

「間質液」と言う言葉は、耳にしたことがない人も多いでしょう。

人間の体は細胞でできています。
この細胞と細胞の間を流れている液体が間質液です。
間質液は、「細胞間液」や「組織液」とも呼ばれます。

間質液は、動脈側の毛細血管からにじみ出て、酸素や栄養分、水分を細胞に運んでいます。
そして、細胞から老廃物や余分な水分などを回収したら、静脈側の毛細血管から吸収されます。

1-2-2. 間質液とリンパ液の関係

老廃物や余分な水分を含んだ間質液は、毛細血管に吸収されます。
でも、すべてが吸収されるわけではありません。
2割ほどは吸収されずに残ります。

残った2割の間質液は、リンパ管へ流れていきます。
これを一般には「リンパ液」と呼んでいます。

1-2-3. 間質液を動かす力の特徴

間質液は、弱い力で毛細血管からにじみ出て、弱い力で毛細血管に吸収されるという特徴を持ちます。

強い力でマッサージした場合、血管にも強い圧力が加わるため、間質液は毛細血管から出てこなくなります。

間質液に働きかけて、老廃物の排出を促すためには、弱い力を使うことがポイントなのです。

1-3. リンパケア

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リンパケアは、「リンパ」の流れをよくして、代謝を上げる方法です。
ダイエットなどによく用いられています。

リンパケアの中には、首やデコルテのリンパを刺激して、小顔に見せるテクニックがあります。

1-3-1. リンパってどんなもの?

体の中には、編み目のように「リンパ管」が張り巡らされています。
このリンパ管の中を流れているのが「リンパ液」です。

脇の下や鎖骨などに見られる「リンパ節」は、リンパ管にあるもので、免疫機構に深い関係を持ちます。

こうしたものを総称して、「リンパ」と呼んでいます。

1-3-2. リンパの役割

リンパには大きく分けて2つの役割があります。
ひとつは免疫機能、もうひとつが排泄機能です。

免疫機能

免疫機能は、体を病気などから守る機能です。
体外から侵入した細菌などと戦って退治します。

また、一度戦った細菌は覚えていて、再度侵入してきたときには「抗体」と呼ばれるものをつくって、より効果的に排除できるようになっています。

排泄機能

排泄機能は、老廃物などを体外に送り出す働きのこと。
体内の老廃物はリンパ管に流れ込み、リンパ液となります。
そして、最終的には老廃物は尿と一緒に体外に排出されます。

1-3-3. リンパの流れが滞るデメリット

老廃物が増えすぎると、リンパ液として流れるはずの老廃物がリンパ管にあふれてしまいます。
その結果、リンパの流れが滞ってしまいます。

リンパの流れが悪くなると、免疫機能や排泄機能が上手く働かなくなってしまいます。
また、むくみやセルライトの原因となり、肥満や体調不良を招きます。

1-4. 骨盤の歪みをとる骨盤体操

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私たちの体は、姿勢や習慣などで何らかの歪みを持つ場合が少なくありません。
体が歪んでいるということは、背骨や骨盤があるべき位置からずれてしまった状態にあることを指します。

体の歪みを整える方法として、骨盤の歪みをとるテクニックがあります。
これは産後ダイエットや、一般的なダイエットでも注目されているテクニックのひとつです。

骨盤の歪みを整える「骨盤体操」のなかにも、体の歪みをとって小顔を作るテクニックがあります。

1-4-1. 背骨と骨盤の関係

背骨は1本の骨ではなく、いくつもの小さな骨が積み重なったものです。
背骨は骨盤に支えられて、前後左右に動くことができます。

骨盤もひとつの骨ではなく、いくつもの骨が組み合わさったものです。
背骨の動きに従って、骨盤も複雑に動きます。

背骨が歪めば骨盤も歪み、骨盤が歪めば背骨も歪みます。
このふたつは密接な関係にあるのです。

1-4-2. 骨盤の歪みと体のトラブル

背骨や骨盤が歪むと、徐々に体全体が歪んでいきます。
すると、体は何とかバランスをとろうとして、一部の関節や筋肉に負担がかかるようになります。

背骨の間には神経の束が通っています。
背骨が歪むと、この神経も圧迫されて内臓などにも不調が及んでしまいます。

血のめぐりも悪くなるため、むくみやすくなったり、顔の歪みや肌のトラブルを引きおこしたりします。

2. 小顔マッサージの実践

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先に述べたように、小顔マッサージにはさまざまなアプローチ方法があります。
それぞれのアプローチ方法によって、実践方法も全く違ってきます。

さまざまな小顔マッサージから、目的別にテクニックをいくつか紹介します。
それぞれ特徴があるので、好みに合ったものを試してみてください。

2-1. 造顔マッサージで頬全体をリフトアップ

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頬の肉やたるんだ皮膚をリフトアップするマッサージです。

・あごの中央に左右の中指と薬指の腹を当てる。
・強く圧力をかけて、あごの中央から口角の横、小鼻の横へと指を動かす。
・圧力をかけたまま、指を目頭の方へ押し上げる。
・目頭の下を3秒間押し続ける。
・指の力を少し抜いて真横に動かし、耳の前から首筋、鎖骨へと滑らせる。
・これを3回繰り返す。

2-2. 造顔マッサージでフェイスラインを引き締める

二重あごを解消して、フェイスラインをシャープにするマッサージです。

・右手の手のひらを上に向けて、親指のつけ根をあごの下に当てる。
・親指のつけ根に力を入れて圧力をかけ、親指のつけ根をあごの輪郭に沿って耳の後ろまで動かす。
・耳の後ろまで押し上げたら、親指から小指を揃えて、耳の前から首筋、鎖骨まで滑らせる。
・左手でも同様に行う。
・左右とも3回繰り返す。

2-3. なでるだけメソッドで顔全体をリフトアップ

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顔のむくみを解消して、顔全体をリフトアップするメソッドです。

なでるだけメソッドでは、力加減が重要です。
目安は、指先を肌の上に置いたときに肌が凹まない、指先を滑らせたときにシワができないぐらいです。
この程度の力で行いましょう。

・右の手のひらを右頬に置いて、頬から目の上を通って額、頭の上、後頭部、首、鎖骨まで、耳を中心に大きな円を描くように10回なでる。
・左の手のひらを左頬において、同じように10回なでる。

2-4. 小顔メソッドで顔の幅を狭くする

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なでるだけメソッドと同系列の小顔メソッドで、手のひら全体を使います。
優しい力で「押し包む」ことがポイントです。

・左右の手のひらを頬骨に当てて、側面から挟み込むように10秒間、ゆっくり水平方向かやや上向きに力を入れて優しく押す。

2-5. リンパケアでフェイスライン〜デコルテをスッキリ

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小顔を作るリンパケアは5つのステップに分かれています。
まず、頸椎を柔らかくして、首やデコルテラインをスッキリさせます。
続けて、顔のコリをとることで小顔効果が期待できます。

頸椎ストレッチ

・左右の手の親指を揃えてあごの下に当てて、人差し指から小指を揃えて頬に沿わせる。
・両手の親指で顔を反らせるように押し上げ、30秒キープする。
・首を下げて両手を後頭部に当て、胸元を見るように後頭部を押さえて、30秒キープする。
・右手で頭の上を押さえて、頭を右に傾けた状態で30秒キープする。
・左手でも同じようにする。
・目を閉じて、10秒かけて首をゆっくり右に回し、次に10秒かけて左に回す。

頸部リンパケア

・右手の指を揃えて、指の腹で首の側面を30秒間、上から下になで下ろす。
・左手でも同じようにする。

腋窩リンパケア

・両手の指を揃えて、指の腹をデコルテラインの中央に当て、右手は右方向、左手は左方向に軽く押すように30秒間、なで上げる。

後頭部リンパケア

・右耳の脇、頸椎のラインの上の部分に右の親指、左耳の脇、頸椎ラインの上の部分に左の親指を当てる。
・頸椎のラインに沿って、左右の親指をなで下ろす。30秒間、行う。

小顔ストレッチ

・人差し指から小指を広げて、熊手のような形にする。指の腹で頭全体を優しく叩く(30秒)。
・左右の親指の腹をこめかみに当てて、30秒押す。
・両耳を頭の上を通って結ぶ線と、眉間から上に上がった線が交わる場所(百会)に、左右の中指を当てて30秒押す。

・人差し指から小指をフックのような形に曲げる。伸ばした左右の親指を顎関節に当て、左右の人差し指の第2関節をあごに当てる。親指を支点として、フック型にした指をフェイスラインに沿って頬骨の横まで引き上げる(30秒)。

・左右の親指と人差し指を合わせて、三角形をつくる。中指、薬指、小指は人差し指に沿わせる。つくった三角形で頬をつかみ、親指で頬を下から上へと引き上げる(左右それぞれ30秒)。

・眉間にしわを寄せ、目を細めて口をすぼめ、泣き顔を作る。
・目と口を大きく開けて笑い顔を作る。
・泣き顔と笑い顔、交互に30秒間繰り返す。

・左右の人差し指の腹を頬骨の下に当て、60秒間押す。
・左右の親指の腹を眉のつけ根に当て、30秒間押す。
・左右の親指の腹で眉のラインに沿って押す(30秒)。
・フック型にした左右の人差し指で、眉のラインを押し滑らせる(30秒)。

・舌を右のほうれい線の当たりに当てて頬の裏側を押し上げ、右の人差し指の腹をほうれい線に当て、舌と人差し指の腹でほうれい線を挟むようにして、上から下に擦る(30秒)。
・左も同様に行い、左右交互に3回繰り返す。

・ひじを耳の高さまで上げ、手の甲を上に向けて人差し指と中指を軽く開き、頬を挟む。あごのラインに沿ってあごを通り、反対側の耳に向かって手を動かす。反対側の耳を挟むところで手を止める(左右それぞれ30秒行う)。

2-6. 骨盤体操で顔のたるみをとる

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骨盤の歪みは顔にも影響を与えます。
歪みをとる体操を行ってから、頬のたるみをとる小顔筋トレを行いましょう。

ねじれをとる

・仰向けになって、両手、両足を開き「大」の字になる。
・左足を右側に投げ出して、右手を左側に投げ出すようにして、上半身と下半身をねじる。
・右足を左側、左手を右側に投げ出すようにして、同様にねじる。
・仰向けに戻って、大きく息を吸いながら、ねじりやすい方にねじって6秒キープする。
・ひとねじりしてから、息を吐いて力を抜く。
・そのまま10秒リラックスする。

左右の歪みをとる

・仰向けになって、左足をやや外側に出し、右足のひざを曲げて、右手で右の足首を持ち、息を吸いながら、右足を体に引き寄せる。
・左手で左足首を持って同様に引き寄せる。
・仰向けに戻って、動かしやすい方の足を持ち、息を吸いながら体へ引き寄せる。
・息を止めて6秒キープし、さらに足を引き寄せてから息を吐いて、力を抜く。
・そのまま10秒リラックスする。

前後の歪みをとる

・仰向けに寝て、足は腰幅ぐらいに開いて両手を体に沿わせる。
・大きく息を吸いながら、つま先を天井に向けて思い切り反らす。
・大きく息を吸いながら、つま先を前に伸ばす。
・息を吸いながら、伸ばしやすい方につま先を伸ばして6秒キープする。
・ひとがんばり伸ばして、息を吐いて力を抜く。
・そのまま10秒リラックスする。

頬のたるみをとる小顔筋トレ

・顔にクリームなどを塗る。
・左の頬骨の上に左手の指、右の頬骨の上に右手の指を載せる。
・指に力を入れて、斜め下へ引っ張る。
・指の力を抜いて、頬に指を付けたまま、元の位置に戻す。
・ひと呼吸置いて、5回繰り返す。

骨盤体操については、「骨盤体操で産後のゆるんだ骨盤を引き締める」でも詳しくご紹介していますので、産後の方でなくとも、ぜひ参考にしてみてください。

まとめ

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「顔を小さく見せたい」というのは、多くの女性に共通する望みでしょう。
顔が小さくなると、スリムで若々しい印象を与えることができるからです。

メイクで小顔に見せる方法もありますが、毎日、メイクに力を入れるのはなかなか大変です。また、メイクの崩れも気になりますよね。

小顔マッサージなら顔自体を小さくして、スッキリ見せることができます。

小顔マッサージには、さまざまな方法があります。
それぞれの方法によって力加減やさわる場所もさまざまです。
自分が心地よいと感じる方法で、小顔づくりを行いましょう。

 

【参考資料】
田中宥久子『田中宥久子の造顔マッサージ』(講談社)
磯部俊弘『さわるだけ! なでるだけ! 美肌小顔術』(講談社、2014年)
GETTAMAN『最強の5分間「肩甲骨」ダイエット』(光文社、2010年)
松岡博子『からだ想いさんの1分間「骨盤ゆがみとり」体操』(株式会社アスペクト、2009年)

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