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  2019.10.17



習慣化したい6つの紫外線対策-見えない光から皮膚と目を守る

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自分の紫外線対策が、どのくらい効果を発揮しているのか知りたいですよね?

でも、紫外線が人体におよぼす影響には、何年も経ってから現れるものが多いので、対策が足りなかったとわかったときには、「ときすでに遅し」ということになります。

肌のシミやシワは一度できてしまうと、セルフケアで治すことはほぼ不可能。
だからこそ、いつからといわず、できるだけ若いうちから紫外線対策は習慣化しておきたいものですね。

 

目次

1. 紫外線を知る
1-1. 3つに分類される太陽光
1-2. 3つに分類される紫外線
1-3. 紫外線が皮膚におよぼす影響
1-4. 紫外線が目におよぼす影響

2. 習慣化したい6つの紫外線対策
2-1. 紫外線の強い時間や場所を避ける
2-1-1. 季節や時間による紫外線量の違い
2-1-2. 場所による紫外線量の違い
2-2. 日陰を利用する
2-3. 日傘や帽子を活用する
2-4. 衣服を工夫する
2-5. サングラスを使う
2-5-1. 目の色はメラニンの量で決まる
2-5-2. 色の濃いグラスは要注意
2-6. 日焼け止めを使う  
2-6-1. 日焼け止めの種類
2-6-2. 日焼け止めの選び方

まとめ

1. 紫外線を知る

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地球で生物が進化できたのは、太陽光があったおかげです。
地球の109倍もある半径をもつ太陽は、濃いガスのかたまりで、内部で核融合反応を行いながら、宇宙空間に強大なエネルギーを放出しています。

46億年前に誕生した地球も太陽の周りを回る惑星ですから、太陽からのエネルギーを受け続けてきました。
それが太陽光であり、その一部が紫外線です。

紫外線は太陽光の中でも化学変化をもたらす作用が強く、まともに地上へと降り注いでいる間は生物の進化が難しい状態でした。

地球に原始生物が発生して酸素が増え、大気中にも広がってできたのがオゾン層。
そのオゾン層が大部分の紫外線を吸収することで、地球上の生物は進化できたのです。
地球上の生物の進化に、それほど大きな影響を与えてきた紫外線とはどのような光なのか、わかりやすく解説しましょう。

1-1. 3つに分類される太陽光

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地上に届く太陽光は、目に見える「可視光」と、目には見えない「赤外線」「紫外線」という3つに分類されます。
この違いは、電波と同じように波長をもっている「光」の、周波数の違い(波長の長さの違い)によるもの。

ニュートンによって「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」という7色に見えることが発見された可視光は、もっとも波長の長いのが赤色、短いのが紫色です。

赤色よりも波長が長い光は目に見えなくなり、赤の外側という意味から「赤外光」「赤外線」と呼ばれます。
赤外線は熱として感じられ、温熱作用がいろいろな分野で利用されています。
人体にも熱として働くので、浴びすぎると熱中症の原因になります。

紫色よりも波長が短い光も目に見えなくなり、紫色の外側という意味から「紫外光」「紫外線」と呼ばれるのです。

赤外線よりもさらに波長が長い光は電波になり、紫外線よりもさらに波長の短い光は、「X線」や「γ線」などの放射線となります。

 
1-2. 3つに分類される紫外線

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紫色よりも波長の短い紫外線は、紫色に近い方から、「UV-A」「UV-B」「UV-C」という3つの光に分類されます。
「UV」とは、紫外線の英語「ultraviolet」を略したもので、日本語で「A波」「B波」「C波」と呼ばれることもあります。

もっとも紫色に近い紫外線である「UV-A」は透過性が高く、窓ガラスなども透過するので、太陽光があるところには必ず含まれています。
オゾン層で吸収されず、地上に届く太陽光の5~6%を占めています。

UV-Aよりも波長の短い「UV-B」は、大部分がオゾン層で吸収され、地上に届く太陽光の0.2%程度しかありませんが、1光子あたりのエネルギーはUV-Aよりも大きく、皮膚には大きな影響を与えます。

UV-Bよりもさらに波長の短い「UV-C」は、オゾン層で吸収されてしまうので、地上には到達しません。
強い殺菌力を応用した殺菌ランプや、アーク溶接などで放出されます。

1-3. 紫外線が皮膚におよぼす影響

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紫外線の影響でもっとも身近なものが「日焼け」です。
皮膚が赤くなるのが「サンバーン」、色素が沈着して黒くなるのが「サンタン」。

紫外線は生物のDNAを損傷させてしまいます。
サンバーンがひどくなると水ぶくれになったり、火傷のような状態になったりするだけでなく、DNA損傷反応ですから、繰り返せば皮膚がんの原因にもなります。

人間の皮膚は外側から、細菌やウィルスなどの異物侵入を防ぎ、体内から蒸発する水分をつなぎとめてうるおいを保っている厚さ0.2mm程度の「表皮」、コラーゲンやヒアルロン酸が皮膚のハリや弾力を保っている厚さ2mm程度の「真皮」、皮下脂肪がクッションや体温維持の役割を果たし、動脈や静脈が通って皮膚の代謝を支えている「皮下組織」という3層から成り立っています。

表皮の表面である角層に作用して、サンバーンを引き起こすのがUV-B。
表皮は紫外線を浴びると、メラニンという色素を生成して肌や体の内部を守ろうとします。
この色素が沈着して、皮膚が褐色になるのがサンタンです。

オゾン層で吸収されず透過性の高いUV-Aは、真皮にまで達してコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸などに損傷を与え、シワやたるみの原因となり、メラニンを酸化させて黒くする作用もあるので、老化を進めます。

紫外線を浴びると肌が赤く腫れ、かゆみを感じるようになる紫外線アレルギー(日光過敏症)も、UV-Aが主な原因です。

1-4. 紫外線が目におよぼす影響

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紫外線は目にも多大な影響をおよぼします。
通常、UV-Bは眼球の外側にある角膜(黒目の部分)で吸収され、透過性の高いUV-Aも、レンズの役割をしている水晶体で吸収されます。

強い紫外線が目に入ったり、長時間目にしたりすると、角膜が炎症を起こして、目が痛い、充血する、涙が止まらないといった症状を起こします。
その代表的なものが、雪に反射した反射光によって起こる「雪目」で、電気溶接によって起こるものは「電気性眼炎」と呼ばれます。

UV-Aを吸収して網膜に到達しないようにしている水晶体が濁ってしまうと「白内障」で、長寿化によって長時間の太陽光を目にすることが原因の「加齢性白内障」が、急増しています。

白内障は、視界の中央がゆがむ、暗くなる、色がわからなくなるといった症状が現れ、近年は、水晶体を吸い出して人工レンズを挿入する「白内障手術」が安全に行われるようになっています。

 

2. 習慣化したい6つの紫外線対策

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紫外線の概要や人体に与える影響がわかったところで、6つの紫外線対策を解説しましょう。

日焼けをしてからスキンケアをする、雪目になったら冷やして目を休ませるといったセルフケアはとても大事なことですが、さらに大事な紫外線対策は予防することにあります。

環境をコントロールすることや、グッズを活用することによって、生命に欠かせない太陽光とうまく付き合っていきましょう。

2-1. 紫外線の強い時間や場所を避ける

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地上に届く紫外線の量は、時間や場所によって異なります。
紫外線の強い時間に外出するのを避けたり、紫外線の強い場所を避けたりすることは、紫外線対策の基本といえるでしょう。

2-1-1. 季節や時間による紫外線量の違い

紫外線は太陽光ですから、太陽がもっとも高い位置にくる時刻に、最大量となります。
UV-Bは、オゾン、雲、大気状態の影響を大きく受けるのに対して、透過性の高いUV-Aは日の出から日没までゆるやかに変化するという違いがあります。

日本では、1年で太陽光がもっとも強くなるのは7~8月。
UV-Bも7~8月にもっとも多くなりますが、UV-Aは5月が最大となります。
UV-Bは夏と冬の量が大きく変動するのに対して、UV-Aは年間の変動量もゆるやかなので、年間を通して相当量があるという認識が必要です。

2-1-2. 場所による紫外線量の違い

地球上では、太陽が上からさす地域ほど紫外線の量も多くなります。
サンバーンを起こし、DNAに損傷を与えるUV-Bの量は、沖縄県の那覇で、北海道の札幌と比較して約2倍にもなることが計測からわかっています。

また、標高が高い場所ほど紫外線が多く、標高が300m上がると紫外線は4%増加します。

紫外線には、太陽からそのまま届く「直達光」と、地面や水面に反射されて届く「反射光」、空気中の分子や雲などで散乱されて届く「散乱光」があります。
この総量が紫外線量となるので、ビル街や海や川の近く、雪の中では反射光や散乱光が強くなることを覚えておきましょう。

2-2. 日陰を利用する

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外出したときには、日陰をうまく利用することも紫外線対策では重要です。
しかし、太陽光の赤外線を避けることができて熱を感じなくなり、涼しくなったとしても、紫外線の防御は完ぺきではありません。

建物がつくる影や大きな樹木がつくる日陰にいても、反射光や散乱光があるからです。
日陰にいて防御できる紫外線は、約50%程度と考えてください。
それにしても、日陰に入るだけで約半分の紫外線が防御できるのですから、ほかの対策と併用することが、紫外線対策の大きなポイントとなります。

2-3. 日傘や帽子を活用する

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日傘や帽子は、「日陰をもち歩くアイテム」です。

顔や目の近くで日陰をつくる帽子は、目の紫外線対策としても有効で、顔全体のことを考えれば、前だけにつばがあるキャップよりも、全周につばのあるハットの効果が高くなります。

目に入る紫外線は、つばの大きさが5㎝のキャップで約50%、10cmのキャップで70%防御できるといわれ、つばが13cmあるハットでは90%の防御率があるとされます。

釣りなどで水面を前にする場合や、スキーなどで雪の積もったところへ行く場合には、反射光や散乱光が強くなるので、この数値は低下します。
こうした場所では、日焼け止めやサングラスの併用が必要になります。

2-4. 衣服を工夫する

夏はどうしても肌を露出する服装が多くなりますが、当然ながら体を覆う部分の多いものの方が、紫外線対策になります。

衣服の色や素材にひと工夫するだけでも、紫外線の防御率を上げることが可能。
最近は、紫外線対策として黒い衣服や日傘を使う人が増えています。
黒は、「赤、橙、黄、緑、青、藍、紫」の可視光をすべて吸収するからです。

赤外線や紫外線も吸収しやすくなりますが、赤外線は吸収すると暑くなり、さらに黒は反射率が低いので、熱がこもることになるのです。

光の透過率は白も黒も材質による部分が大きいのですが、白い布は反射率が高いので、昔から日傘やスポーツウェアは白が多いのです。
素材では、しっかりとした織目や編目をもって目が詰まっている生地が、光の透過率が低くて吸収されやすくなります。

通気性や水分の吸収率が高いこと、乾燥しやすいことなども、快適に過ごすためには重要なので、併せて検討したいもの。
最近、流行しているUVカット効果の高いマスクは、肌あれなどで顔に日焼け止めを使えないときの便利グッズです。

2-5. サングラスを使う

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目の紫外線対策として欠かせないのがサングラス。
サングラスはおしゃれアイテムとして使用している人も多いのですが、野外ではとても重要な役割を果たします。

サングラスは使い方によって、逆効果をもたらすこともあるアイテムですから注意が必要。
正しい選び方や、効果的な使い方を解説します。

2-5-1. 目の色はメラニンの量で決まる

サングラスは、欧米で流行したと思っている人が多いと思います。
たしかに1950年代のファッションなどでは、欧米人が使用していることから日本でも流行しました。

しかし、欧米人がサングラスを愛用しているのには理由があるのです。
その理由となっていたのが「目の色」。
日本人をはじめとする東洋系の人の瞳の色は黒から茶色と濃いのに対し、欧米や北欧ではグレーやブルーといった薄い色が多くなります。

この瞳の色は、紫外線を防御するメラニン色素の量で決まり、濃い色はメラニンが多く、薄い色はメラニンが少ないのです。

UV-Aは虹彩と呼ばれる瞳を通過して水晶体まで達するので、この部位にメラニンが少ないブルーアイなどの人は、サングラスのUVカットで目を守ることが必須なのです。

2-5-2. 色の濃いグラスは要注意

サングラスを選ぶ上でもっとも重要なことは、UVカット効果の高いものを選ぶことです。
ここで大事なことは、レンズの色の濃さとUVカット効果は別のものであるという認識。

レンズの色が濃いサングラスをかけると可視光がカットされるので、まぶしくなくなり、瞳孔は開いた状態になります。
この状態で強い紫外線が目に入ったり、長時間の紫外線を浴びたりするのは危険!

レンズの色は状況に応じてできるだけ濃すぎないものを選び、UVカット効果の高いものを選びましょう。
散乱光や反射光が目に入らないフレーム形状も大事です。

UVカット効果の高いサングラスを帽子と併用することで、目に入る紫外線の90%以上を防御することが可能です。

2-6. 日焼け止めを使う

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顔に使用する日焼け止めのコスメは女性用のものが多かったのですが、紫外線量が増えた現代は、男性にとっても日焼け止めが欠かせないものとなっています。

その種類や選び方を解説しましょう。

2-6-1. 日焼け止めの種類

日焼け止めは、顔に使用する化粧下地やファンデーションを兼ねたものから、手足に使うもの、顔にも兼用できるものなど、様々なジャンルで開発が進み、テクスチャーもオイル、クリーム、ジェル、パウダーといろいろなものがそろっています。

日焼け止めは、状況と自分の肌質に合ったものを選ぶことが大事なのですが、日焼け止めにたよりすぎないこともまた大事です。
日焼け止めは多かれ少なかれ肌に刺激を与えるので、ここまでに紹介した紫外線対策を併用して、たよりすぎないようにしましょう。

そして、レジャーやスポーツなどで長時間の野外活動をするような場合には、割り切って効果のあるものを十分な量で使用し、2~3時間ごとに塗り直すようにします。

2-6-2. 日焼け止めの選び方

紫外線を防御する成分には、「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」があります。
最近は「ノンケミカル」「紫外線吸収剤不使用」をうたう製品が増えていますね。

紫外線吸収剤は皮膚の上で化学変化を起こして紫外線を熱に変換するので、肌に与える刺激が大きいのです。
ハワイでは紫外線吸収剤がサンゴに有害だとして、対象となる成分を含んだ日焼け止めの販売が禁止されます。

一方の紫外線散乱剤は肌の上で光を反射させるものなので、肌に与える刺激は比較的少なくてすみます。

日焼け止めの効果を表す表示として、「SPF」と「PA」がありますね。
「SPF(Sun Protection Factor)」は、UV-Bの防御効果を示しており、2~50の数値で記載され、数値の大きい方が効果も高くなります。
最近は50よりも効果が高いものとして「50+」と表示するものも。

「PA(Protection grade of UVA)」は、真皮まで達するUV-Aの防御効果を示しており、「PA+」は「効果がある」、「PA++」は「かなり効果がある」、「PA+++」は「非常に効果がある」、「PA++++」は「極めて効果が高い」という4段階になっています。

日常的に使用するものは、「SPF20、PA++」程度のものが安心して使えますが、外での活動時間が長い場合には、もう少し強いものを選び、乳液やクリームタイプのものが比較的肌にやさしいのでおすすめです。

 

まとめ

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紫外線が人体に与える影響には良いものもあります。

骨を丈夫にして骨粗しょう症を予防する「ビタミンD3」は、食事からだけの摂取では不十分。
紫外線を浴びることによって体内で生成されますから、太陽光の強さにもよりますが、一般的には、1日に15分程度の日光浴が体によいといわれます。

食べ物やサプリを考えることも、紫外線対策には大事な要素です。
ビタミンA、C、Eや、ポリフェノール、カロテノイドなどの抗酸化成分を意識的に摂取して、紫外線によるダメージから肌を守りましょう。

【参考資料】
・『学んで実践! 太陽紫外線と上手につきあう方法』 佐々木政子 編著  丸善出版 2015年
・『新版 今さら聞けないスキンケアの正解』 吉木伸子 著  主婦の友社 2015年
環境省 紫外線環境程マニュアル2015

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