肌の老化は受け入れるしかないものとわかっていても、目立つシミはなんとかしたいと思いますよね?
そこで、美白化粧品を使ってみたいと考える人が多いのです。
美白化粧品は、美白有効成分が配合されている基礎化粧品で、美白有効成分の働きは、角層でシミの原因となるメラニンの生成を抑えることです。
ですから、シミの予防が基本。
もちろん、シミの種類や状態によっては改善を望めるものもありますが、できてしまったシミをセルフケアで改善するのは、なかなか難しいのが現実です。
本格的にシミの治療を行うためには、クリニックを受診する必要があります。
シミができるメカニズムを知っていれば、「1カ月でシミが消えた」「あっという間にシミが薄くなる」といった化粧品が現実的ではないことがわかります。
美白化粧品を使うときには、まずこの点を理解しましょう。
ここでは、シミのケアで人気が高い美白化粧品を「ジェル」「乳液」「クリーム」「美容液」という4つのテクスチャーに分けて紹介します。
美容液には、化粧水のようにサラッとしたものから、ジェル状のものや乳液状のものまであり、定義は定まっていませんが、商品の名称で分類してあります。(表示の価格は、一般的な参考価格です)
目次
1. 美白ジェル
① 薬用 美白濃潤ジェルクリーム
② ホワイトパーフェクトジェル
③ イーブン ベター ブライター モイスチャー ジェル クリーム
④ ホワイトスリーピングクリアパック C
2. 美白乳液
⑤ エスト ザ エマルジョン W
⑥ バイタルパーフェクション ホワイトRV エマルジョン
⑦ イーブン ベター ブライター ミルキー ローション
⑧ 薬用美白乳液
⑨ 美白乳液
⑩ ピュアホワイト ミルキィローション (さっぱり)
3. 美白クリーム
⑪ バイタルパーフェクション S リフト クリーム
⑫ クレッセント ホワイト リッチ クリーム
⑬ イーブン ベター ブライター モイスチャー クリーム
⑭ ライトフル C+ モイスチャー クリーム
4. 美白美容液
⑮ ホワイトニングモイスチャーエッセンス
⑯ ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110
⑰ 澄肌美白エッセンス
⑱ レーヌブランシュ ホワイトインフュージョンセラム
⑲ ザ ホワイト EX
⑳ ホワイトニング セラム
1. 美白ジェル
ジェルとは、粘着性のあるゼリー状のテクスチャーで、液体のような柔軟性と固体のような弾力を併せもち、ほどよい油分を含んでいるのが特徴です。
美容液に近い感触のものが多く、肌の負担が抑えられているものも多くなっています。
① 薬用 美白濃潤ジェルクリーム / 100g
ブランド: グレイスワン
販売価格: 1506円(税込)
50代の肌を考えて、高純度のビタミンC誘導体に加え、エラスチン、2種のコラーゲン、3種のヒアルロン酸、シアバター、アスタキサンチンなどを配合した薬用美白ジェルクリーム。
クリーム、美容液、パックという3役を兼ねており、うるおい、シミ、乾燥小ジワ対策をこれひとつで実現しています。
② ホワイトパーフェクトジェル / 100g
ブランド: モイスチュアマイルドホワイト
販売価格: 1195円(税込)
高純度のビタミンC誘導体でメラニンの生成を抑え、ローヤルゼリー、ヒアルロン酸、コラーゲンGLで保湿効果を高めた薬用美白ジェルクリーム。
無香料、無着色、無鉱物油、ノンアルコール(エチルアルコール)の4フリー処方で、肌にやさしい使い心地をもたらします。
③ イーブン ベター ブライター モイスチャー ジェル クリーム / 50g
ブランド: クリニーク
販売価格: 9180円(税込)
キメ細かい均一のスキントーンにこだわり、ホイップクリームのような軽やかさで保湿成分を角層の奥まで浸透させながら、メラニンの生成を抑制する薬用美白ジェルクリーム。
使い続けることで、シミの原因になる大気汚染やアレルゲンなどの影響を受けにくい肌をつくります。
④ ホワイトスリーピングクリアパック C
ブランド: エリクシール
販売価格: 3456円(税込)
夜のスキンケアで最後に塗ることにより、高弾力のジェルが肌のハリと透明感をつくり、美白有効成分「m-トラネキサム酸」がメラニンの生成を抑えます。
パックのように顔全体に伸ばしてしばらくすると、ジェルが肌になじんでくるのが特徴です。
2. 美白乳液
乳液とは、水に油分が混ざって乳化している状態(=エマルジョン)です。
クリームより油分が少ないので、肌に余計な油分を与えたくない人に向いています。
一般的なスキンケアでは美容液を基本として、20代から30代はジェルの需要が多く、エイジングケアをはじめる40代からは肌の状態に応じて乳液とクリームを使い分けることになります。
⑤ エスト ザ エマルジョン W
ブランド: エスト
販売価格: 7020円(税込)
高浸透セラミドケアで高い保湿力を誇る「エスト ザ エマルジョン」に、美白有効成分「カモミラET」を配合した薬用美白乳液。
肌の状態に合わせて、さっぱりタイプの「W-Ⅰ」、しっとりタイプの「W-Ⅱ」、とてもしっとりタイプの「W-Ⅲ」が選べるのが特徴です。
⑥ バイタルパーフェクション ホワイトRV エマルジョン
ブランド: 資生堂
販売価格: 9720円(税込)
美白有効成分でメラニンの生成を抑え、さらに抗酸化成分などを配合することによって、美白ケアとエイジングケアを同時に実現した乳液。
2018年に、ベストヒットコスメランキングやベストコスメアワードの乳液部門で3位に入賞した人気商品です。
みずみずしくしっとりした感触の当商品のほか、なめらかでしっとりした感触の「エマルジョンエンリッチド」も選べます。
⑦ イーブン ベター ブライター ミルキー ローション / 100ml
ブランド: クリニーク
販売価格: 7452円(税込)
イーブン ベター ブライター モイスチャー ジェル クリームの乳液タイプです。
「インフィニットブライトテクノロジー」で、明るく輝く均一美肌をつくる薬用美白乳液。
ベタつきのないシルキーなテクスチャーが、肌荒れや刺激を抑えるので、ユーザーには敏感肌の人も多い美白化粧品です。
⑧ 薬用美白乳液 / 150ml
ブランド: なめらか本舗
販売価格: 1080円(税込)
抗酸化成分の豆乳イソフラボンを配合してエイジングケアをしながら、美白有効成分の高純度アルブチンを配合することによって透明感のある肌へと導く薬用美白乳液。
無香料、無着色、無鉱物油で、肌にやさしくなじむ「とろーり感」が人気です。
⑨ 美白乳液 / 110ml
ブランド: キュレル
販売価格: 2484円(税込)
顔だけでなく体から頭皮までトータルでケアする、キュレル薬用スキンケアシリーズの美白乳液。
低刺激性の美白ケアシリーズには、美白化粧水、美白美容液、美白クリーム、美白ミルクがあり、肌の状態によって使い分けることができます。
「潤浸保湿セラミド機能成分」のユーカリエキスが角層に浸透してセラミドの働きを補い、植物由来の美白有効成分カモミラETがメラニンの生成を抑えます。
⑩ ピュアホワイト ミルキィローション (さっぱり) / 130mL
ブランド: ネイチャーアンドコー
販売価格: 1620円(税込)
オーガニックハーブエキスを配合して、肌にやさしい使い心地の薬用美白乳液。
保湿成分にマリーゴールドエキス、ローズマリーエキス、温泉水を、美白有効成分にはビタミンC誘導体を配合して、うるおいで包み込みながらメラニンの生成を抑制します。
3. 美白クリーム
クリームは油分を多く含んだ化粧品ですから、とくに皮脂の分泌が減少する40代以降の肌に向きます。
しかし、油分の与えすぎは毛穴トラブルの原因になりますから、気をつけましょう。
乳液やクリームでフタをして、保湿美容液で与えた保湿をカバーするという使い方は過去のもので、現在はセラミドの働きを助けるという、美容液と同じ使い方になっているので、美白化粧品も乳液やクリームより美容液のほうが人気商品になっています。
⑪ バイタルパーフェクション S リフト クリーム / 48g
ブランド: 資生堂
販売価格: 23760円(税込)
マツエキス、ケイヒエキス、テンチャエキス、グリセリンといった「整肌保湿成分V-フォーカスコンプレックス」を配合して保湿ケア、美肌有効成分4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)でメラニンの生成を抑え、さらに抗酸化成分まで配合してエイジングケアも行ってしまう美化クリームです。
⑫ クレッセント ホワイト リッチ クリーム / 49g
ブランド: エスティー ローダー
販売価格: 11880円(税込)
エイジングケアで定評のあるエスティ ローダーが独自の研究で開発した美白ライン「クレッセント ホワイト」の薬用美白クリーム。
植物由来の天然成分「ライトサイクルQDコンプレックス」で、肌のバリア機能をサポートしながら、メラニン生成を抑制します。
姉妹品の「クレッセント ホワイト クリーム」よりも少し濃厚で肌あたりのよいテクスチャーになっており、使い心地を重視しています。
⑬ イーブン ベター ブライター モイスチャー クリーム / 49g
ブランド: クリニーク
販売価格: 9180円(税込)
イーブン ベター ブライターシリーズの薬用美白クリーム。
クリーミーなテクスチャーで肌を心地よく包み込み、保湿成分を角層へ浸透させながら、外的刺激から肌を守り、メラニンの生成を抑えます。
⑭ ライトフル C+ モイスチャー クリーム/ 50g
ブランド: M・A・C
販売価格: 5616円(税込)
世界のメイクアップシーンをリードするM・A・Cのスキンケアアイテム、「ライトフルC+」シリーズの薬用美白クリーム。
肌なじみのよい軽いつけ心地が特徴で、コーラルグラスエキス(サンゴソウ、アッケシソウエキス)を配合して肌を保湿し、紫外線ダメージによる乾燥に働きかけます。
うるおいをキープしながら、透明感と輝きのある肌をつくる美白化粧品です。
4. 美白美容液
保湿美容液、エイジングケア美容液と並んで、美白化粧品のメインも美白美容液になります。
最近のトレンドは、美白美容液でありながら保湿ケアもしっかり行うことができるもの。
抗酸化成分を配合し、エイジングケアに配慮した商品も人気です。
⑮ ホワイトニングモイスチャーエッセンス / 50ml
ブランド: フリープラス
販売価格: 4860円(税込)
タイソウ、チンピ、トウニン、ヨクイニン、カンゾウヨウ、センキュウという6種の和漢植物混合エキスで保湿、ナイアシンB1を配合して角層を保護し、美白有効成分ビタミンCがメラニンの生成を抑制する薬用美白美容液。
無香料、無着色で、パラベン、アルコール(エタノール)、紫外線吸収材、鉱物油無添加。
季節環境に左右されにくい、うるおいと透明感のある肌へと導きます。
⑯ ラグジュアリーホワイト コンセントレートHQ110 / 11g
ブランド: アンプルール
販売価格: 10800円(税込)
シミを夜通し集中ケアする、スポット用美白美容液です。
美容皮膚科でシミ治療に使用するハイドロキノンをマイクロカプセルに包んで安定化させた、独自の「安定型ハイドロキノン」をシリーズ最高濃度で配合。
抗酸化、抗炎症成分も配合して、少し硬めのジェルが絆創膏のようにシミに密着、寝ている間に集中ケアして、シミの連鎖を食い止めます。
⑰ 澄肌美白エッセンス / 30ml
ブランド: 米肌/MAIHADA
販売価格: 8640円(税込)
肌あれ防止有効成分ビタミンE誘導体と、美白有効成分ビタミンC誘導体を配合して、肌荒れを防ぎながらメラニンの生成を抑える薬用美白美容液。
こだわりの米由来成分と、厳選した発酵エキスを配合し、角層の状態を整えて肌に自然な明るさを与え、ベタつかないので1年を通して使いやすい感触が人気です。
乾燥によるくすみが気になる人におすすめです。
⑱ レーヌブランシュ ホワイトインフュージョンセラム / 30mL
ブランド: ロクシタン
販売価格: 11340円(税込)
オーガニックのシモツケソウエキス、クワエキスが透明感のある健康な肌へと導き、ビタミンC誘導体がメラニンの生成を抑制する薬用美白美容液。
さらに抗酸化成分であるイリス根エキスが、紫外線による乾燥ダメージでざらついた肌をなめらかに修復します。
保湿、美白、エイジングケアと3拍子そろった、進化型美容液です。
⑲ ザ ホワイト EX / 40ml
ブランド: アユーラ
販売価格: 9180円(税込)
4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)、m-トラネキサム酸という2つの美白成分と、白蓮果エキスGL、黄連エキスGL、サクラ葉エキスGL、イリス根エキス、ヨクイニンエキスといった和漢植物エキスが角層に浸透して、保湿ケアをしながらメラニンの生まれにくい肌環境へと導く薬用美白美容液。
「深透美白液」というキャッチが示すように、角層に深く素早く浸透するのが特徴です。
⑳ ホワイトニング セラム / 30ml
ブランド: イオナ
販売価格: 5076円(税込)
浸透スピードの違う2種類のビタミンC誘導体を配合し、浸透する角層の多段階で美白効果を発揮、メラニンの生成を元から絶って、メラニンゼロを目指す薬用美白美容液です。
表皮の中で生成されたメラニンが輸送されることを抑制する、注目の新成分「プルーン酵素分解物」を配合して、メラニンの増加をさえぎります。
さらに、グリチルリチン酸2K、天然ビタミンE、オウバクエキスが、紫外線による肌のダメージを修復し、メラニン生成の命令を抑えます。
まとめ
安い市販のプチプラを使っている10代では、ニキビケアは必要としても、美白ケアに気を配っている人は少ないでしょう。
しかし、美白化粧品の解説でおわかりいただけたように、シミはできてしまうとセルフケアで消すことは難しいので、早くから予防することが大事なのです。
そもそも「美白」とは日本でつくられた言葉で、美白化粧品の解説を見ると、美白という言葉に対して「メラニンの生成を抑え、日焼けによるシミやソバカスを防ぐこと」という注意書きがされていることが多いはず。
ですから、若い頃から正しいスキンケアをして、シミのできにくい美肌をつくることが理想。
とくに、メラニンを過剰に生成してしまう日焼けに対処する紫外線対策は重要です。
近年は、20代でも美白に気を使い、韓国やハワイのお土産に美白化粧品を購入してくる女性が増えています。
ここで解説してきた美白有効成分は、あくまでも日本で規定されているもの。
「薬用」と名がつくのは、有効成分を表示する「医薬部外品」であることを意味します。
化粧品には全成分を表示する義務があり、有効成分という表示ができないのに対し、医薬部外品には全成分表示の義務がなく、量が規定されている有効成分を配合しているという違いがあります。
有効成分が多く配合されているということは、効果と同時に副作用も高くなるので、肌に合ったものを選ばなければいけないという側面があるのです。
安全基準が異なる海外製のシミケア化粧品には、有効成分が強いものがあるため、一部の人の間では話題になっているのですが、日本人の肌には危険なものもありますから注意してください。
美白ケアの基本は、美白化粧品を使うことより、まず紫外線対策にあることを忘れないようにしましょう。
【参考資料】
・@cosme shopping site
・各メーカーサイト