安価で効果がある美容液を使ってみたいですよね?
美容液は高価なものが多いアイテムですが、プチプラコスメの中にもユーザーからの評価が高い人気商品があります。
プチプラとは、「プラチナプライス」の略で、コスメの場合はいくらまでがプチプラになるのかという点は、個人差が出てくるでしょうが、ここでは3000円以下に限定してアイテムをピックアップします。
美容液とは、目的に合わせた成分を配合して集中的なケアを行う基礎化粧品。
「保湿」「美白」「エイジングケア」「ニキビケア」「まつ毛ケア」という5つの目的で市販されているプチプラ美容液を15アイテム紹介します。
目次
1. プチプラ保湿美容液
① 潤浸保湿美容液
② 保湿美容液 ローズ
③ リンクルエッセンスミルク(超しっとり)
2. プチプラ美白美容液
④ 美白美容液WN
⑤ ダイレクトホワイトdeW 薬用美白美容液
⑥ シミ対策美容液
3. プチプラエイジングケア美容液
⑦ APPS アドバンスエッセンス
⑧ 夜用オールインワンゲル
⑨ 金のプラセンタもっちり白肌濃シワトール
4. プチプラニキビケア美容液
⑩ 薬用 クリアモイスチャー M(しっとりタイプ)
⑪ ACリセット
⑫ クリアアクネスポッツ
5. プチプラまつ毛美容液
⑬ THEまつげ美容液
⑭ 湘南美容まつ毛美容液
⑮ まつげ美容液EX
1. プチプラ保湿美容液
もはや、化粧水で保湿ケアができないことは常識ですよね。
肌のうるおいは、体内から蒸発する水分を角層のセラミドや天然保湿因子(NMF)が抱え込むことで保たれています。
肌の外からいくら水をつけても角層はバリアになっていますから、蒸発するだけで内部には浸透しません。
化粧水では保湿ケアができないばかりか、使い過ぎれば肌が保持している水分まで一緒に蒸発させてしまい、かえって肌を乾燥させるのです。
現代のスキンケアでは、化粧水は角層の表面を柔らかくして、美容液の成分をより角層へ浸透させるためのブースターと考えるのが、皮膚科学に基づく正しい使い方でしょう。
今や保湿ケアの基本アイテムは保湿美容液。
肌表面の水分を80%保持しているのが角層のセラミドですから、本来はセラミドを高濃度で配合した保湿美容液を選びたいところですが、プチプラコスメでは難しい条件になります。
プチプラコスメで狙うのは、少しでもセラミドの働きを補う成分が配合されている美容液です。
① 潤浸保湿美容液
ブランド:キュレル(花王)
販売価格:2484円(税込)
ヒト型セラミドと類似の構造をもつ、花王が開発したセラミド機能成分「ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド」とユーカリエキスを保湿成分として配合し、ショウキョウエキス、グリセリンで肌にハリを与える薬用保湿美容液。
無香料、無着色、弱酸性、エチルアルコール無添加で、消炎剤を配合。
肌荒れを繰り返しがちな乾燥性敏感肌を考えたキュレルのラインナップです。
② 保湿美容液 ローズ / 50ml
ブランド:肌うるる
販売価格:2700円(税込)
ヒアルロン酸原液に芳香蒸留水を足した、防腐剤、合成香料、着色料不使用の保湿美容液。
そのまま美容液として使用してもよいし、ほかの化粧水や美容液に混ぜて使うと保湿力をアップできるという変わった視点のコスメです。
ブルガリア産ダマスクローズ、ホワイトローズ、サツキバラなどの花を原料とする芳香蒸留水を使用した華やかで上品な香りの「ローズ」以外に、スイートオレンジまたはビターオレンジの花を原料とする芳香蒸留水を使用した、さっぱり爽やかな香りの「オレンジフラワー」も選べます。
③ リンクルエッセンスミルク(超しっとり) / 160ml
ブランド:モイスタージュ(クラシエ)
販売価格:801円(税込)
モイスタージュシリーズには、「うるおい透明感」目的の「さっぱり」タイプ、「ふっくらハリ」目的の「しっとり」タイプ、「乾燥小ジワケア」目的の「超しっとり」タイプがあり、それぞれ化粧水に美容液をプラスしたローションと、乳液に美容液をプラスしたミルクが選べます。
どのタイプもコラーゲンとスクワランを保湿成分として配合しており、超しっとりタイプはさらにローヤルゼリーを加えたトリプル保湿効果で、レチノール誘導体、ヒアルロン酸、マリンプラセンタ、アラリアエスクレンタエキスから成る集合レチノールを配合して、乾燥小ジワをケアします。
2. プチプラ美白美容液
美白美容液は、シミの予防を目的とする美容液です。
紫外線を浴びると、表皮でメラノサイトという細胞がメラニンという色素を生成して肌の内側を守ろうとします。
このメラニンが肌に残ってしまい、色素沈着することが、シミの大きな要因。
美白有効成分は、メラノサイトがメラニンを生成するメカニズムに働きかけて、メラニンの生成を阻害します。
美容液には「薬用」「医薬部外品」と表示しているものがありますが、これは厚生労働省が指定する140種の表示指定成分のどれかを配合しているものです。
美白有効成分も20種程度の指定があり、これらの成分が配合されているものは「薬用美白美容液」となります。
医薬部外品は、医薬品よりも効き目が穏やかで予防を主な目的とし、化粧品はさらに効き目が穏やかで、美しい肌や健康な肌を維持することが目的とされますが、必ずしも化粧品より医薬部外品のほうが効果が高いとは限りません。
医薬部外品は効果や効能をうたうことができ、化粧品はできないという違いもあります。
④ 美白美容液WN / 本体 / 30ml
ブランド:ちふれ
販売価格:1188円(税込)
美白有効成分として、天然由来のアルブチンと、ビタミンC誘導体「L-アスコルビン酸2-グルコシド」を配合し、ヒアルロン酸とトレハロースを保湿成分として配合した、プチプラ薬用美白美容液の人気アイテムです。
無香料、無着色、エチルアルコール無添加です。
⑤ ダイレクトホワイトdeW 薬用美白美容液 / 50mL
ブランド:ピーディーシー
販売価格:1620円(税込)
美白有効成分トラネキサム酸と、肌荒れ防止成分グリチルリチン酸2KのW有効成分を配合し、メラニン生成と肌荒れに着目したウォータータイプの薬用美白美容液。
無香料、無着色で、ビタミンC 、アーティチョークエキス、プルーン酵素エキス、サクラ葉抽出液、L-システイン、セイヨウノコギリソウエキスなど、保湿成分も多く配合されています。
⑥ シミ対策美容液 / 45mL / 無香料
ブランド:アクアレーベル(SHISEIDO)
販売価格:2268円(税込)
美白有効成分としてm-トラネキサム酸を配合、紫外線によるダメージをケアする整肌サポート成分としてヒアルロン酸や水溶性ポリマーのリビジュアを配合、うるおい導入成分であるアクアシナジーを高配合して、角層をうるおわせながらシミケアを行う薬用美白美容液。
最強のプチプラと高い評価を受けている資生堂アクアレーベルの美容液で、みずみずしいなめらかな感触が特徴です
3. プチプラエイジングケア美容液
エイジングケア美容液は、「しわ」と「たるみ」の予防が主な目的です。
人間の皮膚は、外側から表皮、真皮、皮下組織という3層構造になっており、真皮は肌の弾力やハリを保つ役割を担っています。
真皮の構造は、コラーゲンというタンパク質の線維が網の目状に広がり、そのところどころをエラスチンという、これもタンパク質の線維が固定し、そのすき間をゼリー状で水分を保持するヒアルロン酸などが埋めています。
これらの物質は、加齢とともに体内で生成されなくなっていき、40代後半になるとほとんど新しくつくられることはなくなります。
しかも、紫外線を浴びたり、生活習慣が乱れたりすることが原因で、傷つき減少してしまうので、いかに減らさないかということがエイジングケアのポイント。
コラーゲンは食べるとアミノ酸に分解されますし、顔に塗っても真皮に届くことはないので、若いうちからコラーゲンが生成されやすい環境を維持することも大事です。
コラーゲンケアをするエイジングケア美容液は高価なものが多く、プチプラコスメでは乾燥が原因である小ジワ対策を目的とするものが多めです。
⑦ APPS アドバンスエッセンス / 30ml
ブランド:プリュ
販売価格:2670円(税込)
浸透性、即効性、持続性が高い新型ビタミンC誘導体「APPS」を配合して紫外線ダメージを修復、肌のハリ、毛穴の引き締め、シミ、しわ、クスミなど、年齢を重ねた肌をトータルケアする「30歳からのエイジングレスキュー美容液」。
APPSは、水溶性と油溶性の効果、作用をもち合わせたビタミンC誘導体で、従来のビタミンCと比較して、約100倍の浸透力と、約10分の1の低刺激を実現、さらに5つの天然植物成分も効果をサポートします。
⑧ 夜用オールインワンゲル / 200g
ブランド:リシャン
販売価格:1058円(税込)
レチノール、アスタキサンチン、スクワランといったエイジングケアには欠かせない抗酸化成分や保湿成分を配合、化粧水、乳液、美容液、クリームにパック効果までプラスした5役を兼ねる夜用多機能オールインワンゲル。
昼間の乾燥や紫外線でダメージを受けた肌を、寝ている間にケアすることができます。
目元の乾燥小ジワ対策として人気が高い商品です。
⑨ 金のプラセンタもっちり白肌濃シワトール / 30g
ブランド:ホワイトラベル
販売価格:1296円(税込)
プラセンタエキスを従来の3倍という高濃度で配合して、乾燥小ジワが気になる目元を集中ケアするアイクリームです。
ヒアルロン酸、コラーゲンに加えて、セラミド、レチノールまで配合して保湿効果を高め、目元の敏感な肌を考慮して、無香料、無着色、無鉱物油、ノンパラベン、ノンアルコールなので、敏感肌の人でも使用可能です。
4. プチプラニキビケア美容液
10代のニキビは皮脂の過剰分泌を原因としますが、20代30代でできる大人ニキビは、ターンオーバーの乱れで古い角質がはがれ落ちずに残って厚くなる「角質肥厚」によって、フタをされた毛穴で起こる皮脂の酸化が大きな原因となります。
毛穴で酸化した皮脂を栄養とするアクネ菌が繁殖すると、やがて炎症を起こします。
ニキビケア美容液は、炎症を抑えながら肌への刺激をやわらげて、毛穴まわりのケアを行うことが目的。
ニキビ跡が残らないようにするために、早めのケアが求められます。
⑩ 薬用 クリアモイスチャー M(しっとりタイプ) / 本体 / 50g
ブランド:オルビス
販売価格:1836円(税込)
保湿成分のシコニン(紫根エキス)と、肌のバリア機能を整えるグリチルリチン酸2K(甘草エキス)を配合して、肌を守りながらニキビの根本原因を改善する薬用ニキビスキンケアシリーズの保湿液。
繰り返してできる「周期ニキビ」にも効果を発揮します。
このクリアシリーズには、ほかに「薬用 クリアウォッシュ」「薬用 クリアローション」があり、Mタイプ(しっとりタイプ)の普通肌~乾燥肌向け、Lタイプ(さっぱりタイプ)の超脂性肌~普通肌向けが選択可能。
トライアルセットも販売されているので、自分の肌との相性を試すことができます。
⑪ ACリセット / 10g
ブランド:d プログラム(SHISEDO)
販売価格:2700円(税込)
抗酸化成分のトラネキサム酸と、漢方の原料として知られる甘草の根に含まれるグリチルリチン酸ジカリウムという2つの有効成分を配合、毛穴まわりの皮膚を保湿しながら、強い抗炎症作用により、ニキビケアをする薬用の透明ジェル美容液。
肌荒れを抑制し、ニキビ跡を防ぎながら、なめらかで透明感のある肌に導きます。
⑫ クリアアクネスポッツ / 20g
ブランド:オルビス
販売価格:1296円(税込)
有効成分のイオウとグリチルリチン酸2Kが荒れた肌を整え、大人ニキビの進行を防ぐ薬用エッセンス。
アンズ果汁が角層をやわらかくほぐして毛穴づまりを改善、薬用成分を素早く浸透させて大人ニキビを集中ケアします。
肌にピタッと密着してスポットケアができる半透明のジェルタイプなので、メイクの上からも使用可能です。
5. プチプラまつ毛美容液
まつ毛美容液は、ビューラーやマスカラなどで受けたまつ毛のダメージを集中ケアするもの。
まつ毛と根元の皮膚を保護、保湿することが主な目的となります。
目元の皮膚は薄くてデリケートな部位ですから、添加物を抑えて低刺激であることが重要。
眼球を傷つけてしまう可能性もあるので、使いやすいことも大事なポイントです。
⑬ THEまつげ美容液 / 5g
ブランド:フローフシ
販売価格:1296円(税込)
まつ毛の土壌となるまぶた全体の環境改善に着目し、まつ毛とその根元のケアだけでなく、まぶた、目尻から眉毛までのケアを考えた新しいアプローチのまつ毛美容液。
アイクリームとしても使用でき、ジェル状なのでマツエクとの相性も良いのが特徴です。
ノンシリコン、ノンオイル、ノンパラベン、アルコールフリー、着色料フリー、人工香料フリー、無鉱物油、界面活性剤フリー、紫外線散乱剤フリー、ノングルテンという「10フリー」と、1日1回夜、まぶたと上下のまつ毛に指で塗るだけという使いやすさを実現して、多くのユーザーから高い評価を受けています。
⑭ 湘南美容まつ毛美容液
ブランド:シーオーメディカル
販売価格:1944円(税込)
海洋深層水のミネラルがもつ保湿成分に着目し、12種類のまつ毛美容液成分がまつ毛に艶とハリを与える湘南美容ブランドのプチプラ美容液。
話題の育毛成分キャピキシルを配合し、美容液をまつ毛にからませる新形状のアプリケーターで、まつ毛の生え際や下まつ毛のケアも万全です。
6つのフリー処方でまつ毛と肌への刺激を抑え、マツエクやまつ毛パーマによるダメージを改善、マスカラ下地としても使えます。
⑮ まつげ美容液EX / クリア / 5.4g
ブランド:セザンヌ
販売価格:540円(税込)
ペプチド、パンテノール、グリセリンから成る、まつ毛専用の新保湿成分「ワイドラッシュTM」を配合し、傷んだまつ毛に、強いコシ、ハリ感、うるおいを与えるまつ毛美容液。
無香料、無鉱物油、界面活性剤不使用、タール系色素不使用。
速乾タイプなので、朝のメイク前にもマスカラ下地として使用可能、長めのパフチップで傷んだまつ毛を集中ケアできます。
まとめ
プチプラのおすすめ美容液を5つのカテゴリーで紹介してみました。
価格は記事作成時のものですから、最新の情報を確認してください。
美容液は目的に合わせて成分を検討し、自分の肌に合ったものを選ばなければ十分な効果は得られません。
そうした点から考えると、はやり、プチプラコスメに限界があることは否めません。
本格的に美容液によるスキンケアを考えるのであれば、もう少しプライスの枠を広げてみることをおすすめします。
毎日使う基礎化粧品は、良い効果も悪い影響も積み重なっていくもの。
スキンケアを自分への投資と考えて、5年後10年後の美肌を手に入れませんか?
【参考資料】
・@cosme shopping site
・各メーカーサイト