シワのなかでも目につきやすいおでこのシワ。このおでこのシワがあなたの見た目年齢を大きく左右するのです。あなたはこんなふうに思うことはありませんか?
「今はシワは見当たらないけど、いつかシワができたらいやだなあ」
「昔は気にならなかったけど、最近少しシワの跡がついてきたような気がする」
「いつまでも若々しい印象をもたれたら嬉しい」
現代では特に、長時間のスマートフォン利用やパソコン作業でおでこがかたまり、シワができやすくなっているともいわれています。
そんな今だからこそ、シワを予防したり改善したりすることが、あなたの見た目をいつまでも若く保ってくれるひとつの大きなポイントになるのです。
これから、シワの原因とシワを予防改善してくれる4つの方法などについてお伝えしていきます。
目次
1. おでこのシワの原因とは
1-1. 筋肉のコリや衰え
1-2. 表情のクセ
1-3. 紫外線
1-4. 乾燥
メリット① 若々しくみえる
メリット② 化粧がヨレにくくなる
メリット③ 好印象を与える
3. おでこのシワ4つの予防と改善法
方法① 紫外線対策は1年中おこなう
方法② スキンケアで水分補給
方法③ 3つのマッサージ
方法④ クリニックで治療する
1. おでこのシワの原因とは
いやでも目についてしまうおでこのシワ。そんなおでこのシワができてしまうのは、いったいなぜなのでしょうか。まずは、おでこのシワができてしまう原因についてお伝えしていきます。
1-1. 筋肉のコリや衰え
おでこには「皺眉筋(しゅうびきん)」「前頭筋」とよばれる2つの大きな筋肉があります。その筋肉がコリ固まったり、筋力が衰えたりすることがシワの原因になるといわれています。
1-2. 表情のクセ
人は表情のクセがあります。いつも眉を上にあげておでこにシワをよせていたり、眉間にシワをよせていたりというクセがあると、時間が経つにつれその部分が深いシワとなってしまいます。
1-3. 紫外線
実はシワの最大の敵といってもいいのがこの紫外線です。おでこは人の身体のなかでも特に太陽光があたりやすい部分です。紫外線を浴びることで、コラーゲンが破壊され、お肌の老化スピードが早まりシワができやすい状態になってしまうといわれています。
1-4. 乾燥
乾燥はお肌にとって大敵です。肌が乾燥すると角質層から水分が蒸発し、ハリがなくシワが目立つ肌になってしまいます。
2. 『シワのないおでこ』がもたらす3つのメリット
シワのないおでこになると、どんなメリットがあるのでしょうか?たくさんあるメリットのなかから大きくわけて3つのメリットをお伝えしていきます。
メリット① 若々しくみえる
深いシワが刻まれたおでこは、あなたを実年齢よりも上にみせてしまいます。逆に、ぴんとハリのあるおでこは、あなたをより若くみせてくれます。いつまでも若々しい美しさを保つためには、シワのないおでこをキープすることが大切なのです。
メリット② 化粧がヨレにくくなる
シワのないおでこになれば、ファンデーションを塗ったお肌も美しく保つことができます。「せっかくお化粧をしたのに、時間が経つにつれてファンデーションがシワに入り込んでぐちゃぐちゃに・・・」なんてショックな事件ともおさらばです。
メリット③ 好印象を与える
人は内面が大事といいますが、やはり視界から入ってくる情報も人が抱く印象に大きな影響を与えるのです。つるんとなめらかなおでこは、はつらつとした印象や、品のある印象などをもたらしてくれます。
3. おでこのシワ4つの予防と改善法
おでこのシワは予防したり改善したりすることができます。そのままほおっておけば、時間とともに増えていくシワも、日頃のちょっとしたひと手間でなくすことができるのです。これから、シワの予防として効果があるとされている4つの方法についてお伝えしていきます。
方法① 紫外線対策は1年中おこなう
紫外線は肌の老化スピードを上げ、シワができる大きな原因になります。さらに、紫外線は日差しが強い夏だけではなく、季節を問わず降り注いでいるので、1年中対策することが大切です。
紫外線対策の王道といえば、やはり日焼け止めです。その選び方のポイントをお伝えします。
まず、地球に届く紫外線にはUV-AとUV-Bの2つの種類があります。それぞれの詳しい説明は省略しますが、どのどちらも肌を痛めつけたり、老化を進めたりしてしまう紫外線であり、対策が必要なのです。
日焼け止め効果がある成分は、SPFとPAです。日焼け止めのパッケージでよくみかけますよね。
日焼け止め選びのポイントは、
・「SPF」「PA」の両方が含まれること
・その日の行動にあわせて日焼け止めの強さを使い分ける(日中屋外にいる日、1日中デスクワークの日、などによって。)
SPFとPAについての簡単な説明をお伝えするので、シーンによって日焼け止めを選ぶ場合の参考にしてみてくださいね。
◼︎SPF
UV-Bを防ぐ効果あり。記載は「SPF2〜50」、それ以上だと「SPF+」です。数字が大きいほど防御効果が高いです。
◼︎PA
UV-Aを防ぐ効果あり。記載は「PA+〜PA++++」の4段階です。+が多いほど防御効果が高いです。
化粧下地やファンデーションにもSPFやPAが含まれている場合があるので、よくみて選んでみてくださいね。
また、日傘や帽子などのアイテムも紫外線対策には有効なので、ぜひ使ってみてくださいね。
方法② スキンケアで水分補給
皮脂でテカリがちなおでこだからといって、保湿をしなくてよいというわけではありません。
「テカリが気になるからあまり化粧水やクリームをつけたくない」という人もいるかもしれませんが、実はそれが逆効果になっている可能性があります。なぜなら、肌は水分不足を感じると、自分を守るために内部から油分を放出する働きがあるからです。
シワをへらすため、また今後シワを作らないためにも、おでこは化粧水や保湿クリームでしっかりと保湿していきましょう。
方法③ 3つのマッサージ
マッサージはコリ固まった筋肉をほぐし、シワの定着を防いでくれる効果があるといいます。マッサージは気持ちよいので、お風呂上がりや就寝前などにリラクゼーションをかねておこなうのもおすすめですよ。
ただし、このとき強く力を込めすぎると、逆にシワの原因となったり、肌に刺激を与えてしまったりします。あくまでも、気持ちよいと感じる強さで、オイルやクリームなども使いながらおこなってくださいね。
◼︎おでこのマッサージ1
硬くなった前頭筋をほぐすマッサージです。
1. 手を親指を内側にいれたグーにします
2. 指の平らな面を使ってくるくると円を描きながらおでこ全体をほぐしていきます
◼︎おでこのマッサージ2
コリ固まっている皺眉筋(しゅうびきん)をほぐすマッサージです。
1. 人差し指を眉毛の上側に平行にあてる
2. 眉頭のあたり(皺眉筋)を少し圧をかけて押す
3. 指を上下に少しだけゆらしたり、円を描いたりしてマッサージする
◼︎頭皮のマッサージ
おでこのシワの改善には、頭皮からの引き上げも効果があります。
1. 両手の指をたてて、それぞれ両耳を覆うようにあてる
2. くるくる円を描くように頭皮を動かしながらマッサージする
3. そのまま頭全体の頭皮を動かすようにマッサージをおこなう
方法④ クリニックで治療する
すでにおでこのシワが気になる方は、美容皮膚科などで専門家に相談するのも一つの手です。
本格的に整形をおこなってシワをとる方法もありますが、実は手軽に日帰りでできる治療法もあるのです。専門医のカウンセリングをしっかりと受けてから、治療をおこなってみてくださいね。
これからクリニックで比較的気軽にできるおでこのシワの治療例についてお伝えしていきます。
◼︎ボツリヌストキシン注射(ボトックス)
筋肉の動きを抑えることで、目を見開いたときなどにおでこにできるシワをなくしてくれます。治療は10分程度で完了します。また、治療後に日常生活が送れる状態になるまでのダウンタイムはほぼありませんので、日帰りでの治療が可能です。
◼︎ヒアルロン酸注射
原因が表情筋によってではないシワをとるためのものです。顔のさまざまなシワに効果がありますが、もちろんおでこにできてしまった深いシワにも効果があります。こちらもダウンタイムは当日から数日と比較的短めです。
まとめ
おでこのシワの予防と改善法についておわかりいただけましたか?
おでこのシワは、あなたの見た目年齢を大きく左右するといっても過言ではありません。
そのままにしていると、時が経つにつれて、どんどん多く、深くなっていくのがおでこのシワです。あなたも、いつまでも若々しい印象でいられるよう、今日からしっかりとケアをしていきましょう。