恋愛中に最も分からないこと・最も知りたいことといえば、好きな人の心ですよね。
「相手の心が読めたらこんなに一喜一憂しないのに…」
と、何かがあるたびに喜んだり不安になったりするのは大変です。
「好きな人の彼の連絡・発言・行動は、果たして脈アリなのか?」ということをある程度読み取ることができる方法が、今回ご紹介する『行動心理学』です。
この記事では、男性の行動に着目した恋愛心理や脈アリサイン・男性を惚れさせる恋愛テクニックなどを解説していきます。
現在好きな人がいる方・男性の心を知りハートを掴みたい方は、この記事から心理学を用いた恋愛術を学んで活用してみましょう!
目次
1. 行動心理学における男性の脈アリサイン
1−1. LINEやSNSで見られる脈アリサイン
1−2. 通話や会話中に見られる男性の脈アリサイン
1−3. 行動心理学に当てはまる男性の脈アリのしぐさ
2. 女性が使うと効果的な行動心理学の恋愛テクニック
2−1. 連絡時に使える恋愛心理学のテクニック4選
2−1−1. 単純接触効果(ザイアンスの法則)
2−1−2. 返報性の法則(好意の返報性)
2−1−3. 自己開示
2−1−4. フット・イン・ザ・ドア・テクニック
2−2. デート中に使える恋愛心理学のテクニック3選
2−2−1. 吊り橋効果
2−2−2. ミラーリング
2−2−3. ピークエンドの法則
まとめ
1. 行動心理学における男性の脈アリサイン
さっそく本題の、行動心理学が示す男性の脈アリサインについて、以下の3つのシチュエーションに分けて解説していきます。
①LINEやSNSでの連絡中
②通話や会話中
③会った時に見られるしぐさ
「このしぐさや行動をしていたら自分に好意があるかもしれない」という1つの参考にしてみてくださいね。
ちなみに今からご紹介する行動心理学は、たくさん当てはまっているから良いわけでも、1つしか当てはまらなかったから脈ナシというわけでもありません。
人によって好きな相手に対する行動やついやってしまうクセは異なりますし、たった1つしか当てはまらないその行動が相手にとってはものすごく好意的なサインかもしれません。
あくまで男性という大きな枠で見た時の「傾向」として捉えて、脈アリかどうか判断してみてくださいね。
1−1. LINEやSNSで見られる脈アリサイン
LINEやSNSのメッセージ・コメントなど、あなたに連絡をする男性が脈アリかどうかを判断するサインをご紹介します。
【男性からよく連絡が来る】
会っていない時の連絡は、どちらから送ることが多いでしょうか?
男性側からよく連絡が来る場合は、あなたに対して少なくとも好意があり「あなたと離したい」と考えている証です。
それが恋愛感情なのか暇つぶしなのかは、その男性の性格や現状の関係性によって変わります。
しかし、男性は意味や理由なく行動することはあまりありません。
その連絡には、あなたに対する好意が少なからず含まれていると考えてよいでしょう。
【用事もないのに連絡が来る】
男性は論理的な思考で物事を考えるため、LINEをコミュニケーションツールではなく連絡手段として使う人が多い傾向にあります。
そのため基本的に、用事のない時に連絡をすることはほとんどありません。
そんななか、特に意味のない日記やつぶやき的な連絡が来た時は、あなたに「自分のことを知ってほしい」「あなたと連絡をとりたい」と考えている脈アリのサインです。
「今◯◯にいる」
「今日仕事でこんなことがあった」
といった連絡は、一見すると用事がなく論理的でないように思われますが、男性の心理としては「あなたに連絡をする」という用事があるため、男性的には意味のある行為なのです。
なんてことのない連絡が来る時は、あなたとの恋愛に前向きなサインと考えてよいでしょう。
1−2. 通話や会話中に見られる男性の脈アリサイン
続いては、LINEでの通話中や実際に会った時の会話で見られる男性の脈アリサインを見ていきましょう。
【会話の内容をよく覚えている】
男性は、好きな女性とした会話を細かなところまでよく覚えているものです。
かなり前に話した内容を覚えていて「それ前話してたね」と言われたり、何気なく口に出した自分の誕生日や好きなものを覚えていて、ここぞという時にプレゼントやサプライズをしてくれることがあります。
男性は論理的な考え方をするため、「細かな部分まで覚えている」ということは、覚えたい(つい覚えてしまう)理由があったり、その相手に好意を寄せている証です。
【男性からプライベートな話を進んでしてくる】
出身・趣味・好きなもの・仕事の話など、こちらから聞かなくても自分のプライベートな話を自ら進んで話題にする男性もまた、あなたに「自分のことを知ってほしい」と思っているサインです。
恋愛感情を持っていると、自分の好きなタイプや苦手な人など、人の好みに関する話題が増えてきます。
そうした話題を共有することで、あなたの好みを探ろうとしているのですね。
また、恋愛に使える行動心理学のテクニックである「自己開示」を使っている場合もあります。
いずれにしても、あなたに対する好意の表れと捉えてよいでしょう。
【悩み事を真剣に聞いてくれる】
「好きな人に良く見られたい」という思いは男女共通ですが、特に「頼られたい」「男らしく見られたい」と感じる男性にとっては、その傾向はより強く現れます。
こうした傾向から、あなたのことが好きな男性は、仕事の愚痴やさまざまな悩み事を真剣に、時間をかけて粘り強く聞いてくれます。
また、本当に好きな人に対しては、ひどく落ち込んだ時に今すぐ駆けつけてくれるような行動力も見せてくれます。
カマをかけるためにわざと困ったフリをすることは良くありませんが、本当に困った時に頼りになる男性は、あなたのことを真剣に考えてくれていると考えてよいでしょう。
1−3. 行動心理学に当てはまる男性の脈アリのしぐさ
ここまでは連絡や会話に関する脈アリサインでしたが、ここからは行動心理学に該当する脈アリの「しぐさ」について、いくつかご紹介していきます。
【目がよく合う】
「好きな人同士の目が合う」という定番すぎるサインですが、定番だからこそ最も分かりやすい王道の脈アリサインでもあります。
目がよく合うということは、その瞬間だけでなくそれ以外の時にもあなたを見ているということ。
男性が好きな人を観察する心理として、「あなたのことを見たい・知りたい」と思っているほか、「ライバルがいないか把握したい」という競争心が現れていることもあります。
あなたが彼を見た時に目が合った(彼がすでに自分を見ていた)のであれば、その行動は有力な脈アリサインです。
【会話中に作業の手が止まる】
男性が仕事や何か作業をしていた時に、こちらから話しかけてみてください。
その時に目の前のタスクを一旦止めて、自分に対して体を向けたり会話をしてくれる男性は、あなたに対して特別な好意を抱いている可能性があります。
業務的な関係や男性にとって特別ではない相手であれば、作業をしながら要点だけを聞こうとします。
作業の手を止めるということは、目の前の仕事以上に優先したいという気持ちの現れであり、その男性はあなたに対して、友達ではなく恋愛的な感情を持っている可能性がかなり高いと言えます。
2. 女性が使うと効果的な行動心理学の恋愛テクニック
さてここまでは、男性が好きな女性に対して見せる行動心理学に当てはまる脈アリサインを紹介してきました。
これまで紹介した行動はどれも男性にとって特別な相手にしか見せない行為であり、恋愛関係に発展する可能性も十分にあります。
そしてここからは、女性が使うと特に効果のある『行動心理学を用いた恋愛テクニック』をご紹介します。
行動心理学的に脈アリなサインを送っていて、その男性に自分もまた好意を抱いている場合は、今から紹介するさまざまな恋愛心理学のテクニックを用いて、彼の気持ちをさらに惹きつけましょう!
こちらも、以下の2つのシチュエーションに分けて細かく解説していきます。
①LINEの連絡で使える恋愛テクニック
②会った時に使えるテクニック
まずは彼との関係性や距離感に合わせて、使えそうなテクニックを1つ見つけて、実際に相手にさり気なく好意を伝えてみてくださいね。
2−1. 連絡時に使える恋愛心理学のテクニック4選
まずは、LINEなどで連絡する時に使える行動心理学のテクニックを4つ解説していきます。
この中で特に効果が高く、多くの人の心理に当てはまるものが『①単純接触効果』と『②返報性の法則』です。
この2つのテクニックと一緒に、恋愛関係の進展に効果的な『③自己開示』『④フット・イン・ザ・ドア・テクニック』も覚えて、彼との距離をグッと縮めましょう!
2−1−1. 単純接触効果(ザイアンスの法則)
恋愛における行動心理学で特に有名なテクニックは、おそらくこの『単純接触効果(ザイアンスの法則)』ではないでしょうか。
単純接触効果とは、
“人間は何回も会った相手に対して好意を感じる”
というものです。
例えば、
・気になっている店員さんがいるカフェに何度も足を運ぶと、顔を覚えてもらえて会話のきかっけが生まれる
・通勤中に同じ人を何回も見かけると、赤の他人なのに少し安心感が生まれる
といったように、何回も会ったり顔を見せるだけでも、少なくとも「この人は敵じゃない」と思わせることができるのです。
また単純接触効果のメリットは、慣れないテクニックを無理をして使おうとする必要がないこと。
こちらから話しかけたりアクションを起こさなくても、ただ好きな相手に何回も会うだけで心理的な距離感を縮めることができます。
最終的にお付き合いをしたいのであればいずれアクションを起こす必要はありますが、最初に心理的にアプローチをする方法として最もおすすめのテクニックです。
2−1−2. 返報性の法則(好意の返報性)
『返報性の法則』もまた、心理学では有名かつ恋愛にもよく応用されるテクニックの1つです。
返報性の法則とは、
“人間は借りを感じると返したくなる”
という心理のこと。
相手に貸しを作ることで、それがたとえ小さな貸しであったとしても、罪悪感やお礼の気持ちから相手の行動を誘うことができるのです。
人間の心理を突く少し意地悪なテクニックにも見えますが、好きな男性との距離を縮めるために非常に効果的です。
また、返報性の法則を応用した『好意の返報性』もまた、恋愛心理学において重要なテクニックです。
好意の返報性とは、返報性の法則の貸し借りと同じように、
“自分から好意を伝えると、相手も同じように好意的に思ってくれる”
という心理のことです。
例えば、一度告白して振られたとしても、その後に相手はあなたのことを「自分のことを好きになってくれたんだ」と恋愛目線で見るようになり、後日相手のほうから告白されて付き合うことができた、といった事例がよく起こる理由は、この好意の返報性が働いたからです。
自分の脈アリサインをあえて相手に示すことは、この好意の返報性を満たせるため恋愛心理学において非常に効果的です。
2−1−3. 自己開示
自己開示とは、
“自分の考えや知られると恥ずかしい部分などをあえて相手に見せることで、相手からより信頼される”
という心理学的なテクニックのこと。
自分の良いところばかりを見せようとするより、失敗をあえてさらけ出して相手に隙を感じさせてツッコんでもらったり、「悪いところを見せられるほど自分は信頼されている」とアピールすることでかえって相手からの信頼を得ることができます。
いつ見ても完璧で隙のない女性より、たまにドジなところを見せて誰にでもオープンな女性のほうが、男性も心理的に近づきやすく恋愛に発展しやすいものです。
誰彼構わず自己開示をする必要はなく、好きな人にだけ自己開示をすることで特別感を伝えることもできるため、テクニックとしてのハードルもそれほど高くありません。
今日してしまった失敗談などを赤裸々に話して、彼との心理的な距離感を縮めてみましょう
2−1−4. フット・イン・ザ・ドア・テクニック
フット・イン・ザ・ドア・テクニックとは、
“最初に小さなお願いをして聞き入れてくれた後は、その後の大きなお願いも聞いてくれる可能性が高くなる”
という心理のことです。
使い方の具体例としては、まず最初に「駅前のお菓子屋さんでケーキを買いたい」といった1時間ほどで終わる軽いお願いをしてOKをもらったら、その後に「そのままランチに行こうよ」「映画も見に行こうよ」といった数時間〜丸一日の大きなお願いもOKしてくれて、1日デートをすることができる、というものです。
ただし、フット・イン・ザ・ドア・テクニックはあくまで「確率を上げる」という効果であり、確実に良い返事をもらえる方法ではありません。
このテクニックを使うタイミングとしては、最初の小さなお願いを確実に聞いてもらえるくらいの関係性ができてからがおすすめです。
新しく関係を作る時ではなく、関係を今よりも進展させたい時に使ってみましょう。
2−2. デート中に使える恋愛心理学のテクニック3選
続いては、好きな男性とデートできたり外で会った時に使える、男性の心理をくすぐる恋愛テクニックを3つご紹介します。
『①吊り橋効果』『②ミラーリング』のような定番のものから、効果抜群だけどあまり知られていない『③ピークエンドの法則』まで、さまざまなテクニックとその使い方を解説していきます!
2−2−1. 吊り橋効果
『吊り橋効果』も恋愛心理学でよく耳にしますが、有名なだけありその効果は絶大です。
吊り橋効果とは、
“恋愛以外のドキドキを恋愛によるドキドキと錯覚してしまう”
という心理状態のこと。
吊り橋を恐る恐る渡る男女はカップルになりやすいという例えから、その名がつけられています。
吊り橋効果が恋愛において絶大な効果を発揮する理由は、恐怖や緊張・気分の高まりによる心臓のドキドキは生理現象であり、誰も逆らうことができないためです。
つまり、ジェットコースターやお化け屋敷を一緒に楽しんだり、ホラー映画を一緒に見るだけで、そのドキドキは誰に対しても恋心と勘違いさせることができるのです。
仮に、相手の男性が吊り橋効果のことに気づいたとしても、あえて好きバレさせる『好意の返報性』を満たすことができるため、失敗のない確実なテクニックでもあります。
好きな人とデートをする時は、ドキドキするシチュエーションを積極的に作ってみましょう!
2−2−2. ミラーリング
『ミラーリング』はコミュニケーション心理学で特に有名なテクニックですが、恋愛にも応用することができます。
ミラーリングとは、
“まるで鏡のように相手のしぐさやテンポを合わせる”
というテクニックのことです。
細かなしぐさをさり気なく真似することで、相手にその動作をお互いの共通点と感じてもらうことができ、「お互いに気が合う」と錯覚させることができます。
あからさまな真似をしてしまうと「からかわれている」と思われて逆効果になってしまうため、使い方としては慎重に「自然とミラーリングができればOK」くらいに考えておくほうが賢明です。
ミラーリングをすること自体に囚われて、肝心の会話やデートを楽しむことがおろそかにならないよう気をつけましょう。
2−2−3. ピークエンドの法則
過去のデートでの失敗がトラウマになっていたり、相手にデートを楽しんでもらえるか不安な方に試してほしい恋愛心理学のテクニックが『ピークエンドの法則』です。
ピークエンドの法則とは、
“最後(エンド)に最高の盛り上がり(ピーク)を演出すれば、その出来事のすべてに好印象を持つ”
という法則のことであり、『終わりよければすべてよし』のことわざと似ています。
デートの途中で仮に失敗してしまっても、最後にサプライズを用意しておくとミスが目立たなくなり、自分に対しても好印象を抱いてもらえるのです。
反対に、プランをしっかり考えていても別れ際がぎこちないと、今回のデートのすべてを反省してしまうこともありますよね。
そんな落ち込みをしないためにも、そして男性に「またデートしたい」と思ってもらうためにも、最後に一番喜んでもらえるような演出を用意しておくのが効果的です。
まとめ
最初にご紹介した男性がついやってしまう脈アリの行動は、相手が自分に好意を持っているかを確認する時に使えます。
そうして自分への好意を確認した後に恋愛心理をくすぐるテクニックを駆使することで、意中の男性と付き合える確率がグッと上がります。
いきなりすべてを実践するのは大変ですので、まずはできそうなものを1つ覚えて、普段の会話などにさり気なく取り入れてみてくださいね。