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15分で理解するアンチエイジング―老化を防ぐ3つのリカバリー

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エイジングケアに使う基礎化粧品は、「アンチエイジング」や「エイジングケア」の意味をしっかり理解して選びたいですよね?

多くの化粧品メーカーでは、30代後半からエイジングケアをはじめましょうとアナウンスしています。

「アンチエイジング」とは、英語の「anti-aging」のことで、その意味は「抗老化」「抗加齢」。
1990年代にアメリカではじまった「anti-aging medicine(抗加齢医学)」によって、普及した言葉と考えられています。

ここでは、美容の分野に関連するエイジングケアを「スキンケア」「ボディケア」「ヘアケア」という3つのリカバリーで簡単に解説し、アンチエイジングとはどのようなものかを理解していただきます。

目次

1. スキンケアでアンチエイジング
1-1. 洗顔
1-2. 保湿
1-3. 紫外線対策

2. ボディケアでアンチエイジング
2-1. 呼吸と姿勢を整える
2-2. 正しい歩き方を身につける
2-3. 毎日続ける「ながらストレッチ」

3. ヘアケアでアンチエイジング
3-1. 健康な頭皮を維持するコツ
3-2. 髪を傷める6つの要因に対処するヘアケア
3-3. 正しいヘアケアの6ステップ

まとめ

1. スキンケアでアンチエイジング

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アンチエイジング目的のスキンンケアは、単に肌の健康を維持するものとは違い、老化現象に立ち向かう積極的なものでなければ高い効果は望めません。

しかし、積極的にケアする分、間違った方法をとってしまうと効果が上がらないだけでなく、逆効果になることさえあります。

アンチエイジングのスキンケアに必要なことは、正しい肌の知識を身につけて、年齢に対応したケアを行うこと。
そこで基本となるのは、肌への負担をできるだけ抑えて行う「洗顔」「保湿」「紫外線対策」の3つに軸を置くシンプルスキンケアです。

1-1. 洗顔

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スキンケアでもっとも肌を傷めて老化を進行させてしまうのは、強すぎるクレンジングです。
クレンジングの目的は、メイクを落とすことではなく、油性のメイクを肌から浮かせることと認識しましょう。

界面活性剤を多く配合するオイルやリキッドタイプのクレンジング料は肌への刺激が強く、水分を保持して外界からのバリアとなっている角質層を傷つけてしまうので気をつけてください。

クレンジングの必要がないパウダータイプのファンデーションを使ったり、必要のないときはできるだけノーファンデで済ませたりすることも必要。
クレンジングをする場合には、クリームやジェルタイプで肌への刺激ができるだけ弱いものを選び、肌にのせている時間を40秒程度に抑えます。

決してこすらずに洗い流したら、多少ヌルつきが残るくらいで、そのまま洗顔を行います。
洗顔も肌への刺激が少ない固形石けんを選び、少々つっぱりを感じるくらいしっかりと洗い流しましょう。

夜、寝ている間にも毛穴から皮脂が分泌され、放置すると酸化して肌トラブルの原因になりますから、朝晩2回のしっかり洗顔は基本中の基本です。

1-2. 保湿

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洗顔を済ませたら、すぐに保湿ケアを行います。
いまだに化粧水で保湿ができると思っている人がいたら、考えを改めてください。

肌の主な保湿は、化粧水などで外からつける水分ではなく、角質層にあるセラミドが、体内から蒸発する水分をつなぎとめることによって維持されています。

肌の表面にいくら水分を塗っても、角質層のほんの表面をしめらせるだけで、角質層内部に浸透することはありません。
肌の上の水分は蒸発するだけですから、化粧水を使いすぎると肌が保持している水分まで蒸発させてしまうことにもなり、乾燥肌の原因となるのです。

とくに皮脂の分泌が少なくなる年齢のアンチエイジングでは、入念な保湿ケアが求められます。
正しい保湿ケアに必要なのは、肌に水分を与えることではなく、肌で水分を保持するセラミドを補給すること。

水に溶けにくいセラミドは、化粧水に配合することが難しく、効果的に補給するためには高濃度で配合された保湿美容液がマストアイテムです。

美容液には、「保湿美容液」以外に、抗酸化成分を配合した「アンチエイジング美容液」やメラニンの生成を抑える「美白美容液」などがあります。
自分の肌に合った保湿美容液をシンプルスキンケアの基本として、必要に応じてほかの美容液を使ってください。

化粧水はスキンケアのマストアイテムではありませんが、あの爽快感が好きな人はビタミンC誘導体を配合したものを選べば、保湿ケアの前に角質層の表面を柔らかくして美容液の浸透を助けるブースター効果が望めます。

1-3. 紫外線対策

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クレンジングに次いで、スキンケアで問題となるのが紫外線対策です。
肌老化の65%は紫外線が原因とされるので、紫外線対策には気をつけている人が多いことでしょう。

ところが、日焼け止めに頼る紫外線対策は肌の負担が大きく、これも一歩間違うと逆効果になってしまいます。

日焼け止めの効果を十分にいかすためには、顔だけで500円玉大になる量を塗り、2時間ごとに塗り直さなければいけません。
ですから、レジャーやスポーツでどうしても必要なとき以外は、できるだけ日焼け止めに頼らない紫外線対策を心がけましょう。

ひとつは、帽子や日傘、衣類を工夫して顔とボディが受ける紫外線を減らすこと。
もうひとつは、パウダーファンデーションを効果的に使うことです。

近年、パウダータイプのファンデが人気を集めています。
これは、クレンジングの必要がなく洗顔だけで落とせるものが多いこともひとつの理由ですが、日焼け止めと同程度のUVカット効果が望めることも大きな理由となっています。

パウダーファンデーションの使用は、先進の皮膚科学に基づいたシンプルスキンケアを提唱されている皮膚科医の吉木伸子さんや、「アンチエイジングの鬼」というブログでおなじみのカイロプラクター勝田小百合さんも推奨しています。

 

2. ボディケアでアンチエイジング

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アンチエイジングケアには、体内からのケアも欠かせません。

男女ともに、40代からは筋肉が減少します。
筋肉は使わなければ老化していきますから、運動は欠かせませんが、ジョギングや激しい筋トレなどは身体に大きな負担をかけることにもなります。

アンチエイジングで基本となるボディケアは、筋肉を柔らかくして血行を促すストレッチや、呼吸や姿勢を正して自律神経を整えることです。

2-1. 呼吸と姿勢を整える

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呼吸と姿勢は表裏一体の関係にあります。
呼吸が正しくできていなければ、いくらストレッチをがんばっても筋肉を強くする効果が得られず、正しい姿勢を維持することもできません。

アンチエイジングにとって正しい呼吸のポイントは、横隔膜を動かす腹式呼吸。
体操をしているときや睡眠時に行っている胸式呼吸は、胸を膨らませる浅い呼吸で、交感神経を活性化します。

心拍や呼吸、血流などの生命維持に必要な機能をコントロールしている自律神経は、活動モードをつくる交感神経と、リラックスモードの副交感神経が常に6対4程度の割合で、どちらかが優位になるように働いています。

深呼吸でお腹を膨らませる腹式呼吸は、横隔膜を上下に動かすことになり、これが副交感神経を活性化して、自律神経のバランスを整える作用があります。

腹式呼吸は呼吸が深くなるので、筋肉や体中の組織に十分な酸素を供給することができ、自律神経のバランスを整えることで血流の改善も望めます。

正しい姿勢とは、左右対称で、横から見ると、耳たぶ、肩の先、ウェストの中心、太ももの付け根の張り出した部分、くるぶしの前が一直線上にあります。

2-2. 正しい歩き方を身につける

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正しい歩き方を身につけることは、マイナス5歳のボディを手に入れるための重要なポイントといわれます。

歩き方が悪いと、老けて見えるだけでなく、腰痛や肩こり、ヒザや脚の痛みをもたらす要因になります。

正しい歩き方のポイントは次の6つです。

① 目線は上げて1キロ先を見るイメージ。
② 腕は前後にしっかり振って身体を前進させる。
③ 上半身は正しい姿勢をキープしたまま胸を立てる。
④ ヒザから下だけで移動せず、脚の付け根からしっかり広げて歩く。
⑤ 前足はかかとから着地することで、自然とヒザが伸びる。
⑥ 後ろ足はヒザを伸ばして地面を強く蹴り上げるイメージ。

フラットシューズでもヒールでも基本は同じ。
一度にすべて改善するのは難しいので、ひとつずつ実践していきましょう。

2-3. 毎日続ける「ながらストレッチ」

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各部の筋肉を伸ばすストレッチを毎日続けることは、アンチエイジングにとても有効。
ストレッチにかんしては、専門に解説している本がたくさんありますから、自分の体の状況に合わせていろいろなストレッチを組み合わせてみましょう。

ここでは、普段の動作を少し工夫するだけでできる「ながらストレッチ」をいくつか紹介します。

① 髪をドライしながら、胸筋と脇筋をストレッチ

ドライヤーで髪を乾かすときには、いい姿勢で立ち、上体を胸から反らすようにして上から風をあて、デコルテから胸にかけての筋肉をストレッチ。
横から風をあてるときには、横腹を伸ばして上体を横に傾ければ脇をストレッチできて、肋骨と骨盤の位置を整えます。

② テレビを観ながら、太もも裏をストレッチ

床に腹ばいになってテレビを観ながらでも、ストレッチはできます。
息を吸いながら、片脚を脚の付け根からもち上げ、息を吐きながら下ろします。
ゆっくりと左右5回ずつ行いましょう。

③ 横になりながら、太もも前をストレッチ

横になってテレビを観る人は、頭を片手で支え、上になっている方の足を後ろに折って、上になっている方の手でつま先をつかみ、お尻まで引き寄せて太もも前に筋肉をストレッチ。

④ 歩きながら、二の腕をストレッチ

ペットボトルや水筒をもった腕のヒジを曲げずに、後ろへ持ち上げて脇を締めるように歩けば、腕の裏側と上腕三頭筋をストレッチできます。

⑤ デスクワークをしながら、上半身をストレッチ

デスクワークを続けると身体はどんどん固まっていきます。
少なくても1時間に1回は立って歩くようにし、その前に上半身を左右にひねって筋肉を伸ばしましょう。
両手を頭の後ろで組み、骨盤をまっすぐ立てて背中、脇、お腹を伸ばします。

 

3. ヘアケアでアンチエイジング

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髪の老化は白髪だけではありません。
髪が細くなったり、うねるクセができたり、ツヤがなくなってパサつくようになったりするのも、ほとんどは老化が原因です。

しかし、髪のリカバリーをあきらめる必要はまったくありません。
どんなに髪が傷んでいても、女性の髪は4~6年で生え変わります。

ですから、アンチエイジングのヘアケアで重要なのは、正しいヘアケアとともに、健康な髪が生えてくる土台である頭皮のケアなのです。

3-1. 健康な頭皮を維持するコツ

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髪は死んだ細胞ですから、自己修復することはありません。
生えてきたときが一番良い状態なので、それをいかに維持するかがヘアケアのポイントです。

しかし頭皮は、細胞が生きていますから栄養を吸収することができて、皮脂を分泌しますから、顔の肌と同じように、保湿ケアや皮脂落としが必要になるのです。

頭皮が顔の肌と違う点は、皮脂腺がある毛穴が圧倒的に多く、皮脂の分泌が多いこと。
顔で皮脂の分泌が多いTゾーンの3倍もあります。
しかも、髪に覆われているために、蒸れやすく雑菌が繁殖しやすいのです。

頭皮ケアのポイントは、基本的には顔の肌と同じで、肌への刺激を抑えたシャンプーを使用することと、保湿をしっかり行うことです。
頭皮の保湿に適しているのが「頭皮美容液」。

顔に使用する保湿美容液を使うことは、おすすめできません。
頭皮には血行を促す筋肉がないので、血行を促す成分が必要ですし、皮脂分泌が多いので抗炎症作用のある成分も必要とされます。

3-2. 髪を傷める6つの要因に対処するヘアケア

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髪を傷める要因は6つあります。

① ブラッシングによる摩擦
② ドライヤーの熱
③ 紫外線
④ 髪や頭皮の酸化
⑤ ヘアカラーやパーマ
⑥ ホルモンバランスの乱れ

こうした刺激から髪を守るヘアケアで、ダメージを防ぐのがアンチエイジングヘアケアの基本となります。
健康な髪は、頭皮の毛穴から分泌された皮脂が広がった皮脂膜で覆われています。

過剰な油分は脂質の酸化を招くので気をつけなければいけませんが、皮脂量が低下する年齢になったら、少量のクリームやオイルで髪の表面をコーティングして、キューティクルを守るバリアをつくりましょう。

3-3. 正しいヘアケアの6ステップ

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毎日行う髪と頭皮の正しいケアは、6つのステップで考えます。

① ブラッシング

シャンプー前のブラッシングは汚れを取ることが目的。
丁寧に毛先からはじめて頭皮の刺激を行い、角質や汚れを浮かび上がらせて落ちやすくしておきます。

② シャンプー

シャンプーのポイントは、髪ではなく頭皮を洗うこと。
シャンプーを手にとって倍量の水で薄めてから、頭皮表面を洗う「なで洗い」と、こびりついた皮脂を絞り出す「もみだし洗い」を行い、丁寧にすすぎます。

③ トリートメント

自分の髪質に合ったトリートメントを髪にもみ込んで、内部まできちんと浸透させます。
浸透させるために放置時間は必ず守るようにしましょう。

④ 頭皮保湿

押さえるようにタオルドライしたら、頭皮に線を引くイメージで美容液をつけます。
手でやさしく押さえて浸透を促しましょう。

⑤ 頭皮マッサージ

頭皮マッサージは、できれば毎日のヘアケアに取り入れたいアンチエイジングケア。
美容液をつけた直後が最適のタイミングです。

両手の指の腹を頭皮に密着させ、上に押し上げるように動かします。
まず耳の上部に指をあてて頭頂部まで、1カ所を3回ずつ押し上げてマッサージします。

次に額の髪の生え際から頭頂部に向かって、同じように押し上げていきます。
髪や頭皮をこすって傷めないように気をつけてください。

⑥ ドライヤー

ドライヤーは、髪だけでなく頭皮も乾かすのがポイント。
髪をかき分けて頭皮に温風をあてるようにし、頭皮が完全に乾いて、髪が8割程度乾いたら、冷風に切り替えてキューティクルを引き締めましょう。

髪をバサバサ動かすと摩擦で傷めてしまうので注意。
ドライヤーを移動させて、風を上から下へとあてるようにします。
ドライの後は、ブラッシングで仕上げます。

まとめ

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アンチエイジングには、スキンケアやボディケアとともに生活習慣の改善も欠かせません。
食事やサプリで抗酸化成分や不飽和脂肪酸をバランスよく摂取すること、睡眠の質を高めることなどがポイントになります。

アンチエイジングとして、美容医療を活用する人も増えています。
安全性が高まった最新美容医療では、「ビタミンCイオン導入」「ケミカルピーリング」「ヒアルロン酸注射」「ボツリヌス注射」「レーザー治療」「IPL治療」などが行われています。

また、アンチエイジングが注目される中、各地でアンチエイジングフェアが開催されています。
多くのメーカーからアンチエイジングにかんする新製品が展示され、著名美容医師の講演なども行われるので、アンチエイジングの最新情報を知ることができます。

 

【参考資料】

・『38歳からはじめたい リカバリー美容事典』 吉木伸子、中村格子、田村マナ監修 朝日新聞出版 2018年
・『正しいエイジングケア事典』 吉木伸子 高橋書店 2012年

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