正しい洗顔方法で、毎日きちんとお手入れしているのに、どうしても肌のくすみや毛穴の黒ずみが解消されずに悩んでいる皆さん。洗顔ブラシ、使ってみたことありますか。
気にはなってたけど、何だか肌を傷めそう……って、勘違いしていませんか。
もったいない!
上手に使えば、美肌ケアの心強い味方になりますよ。
目次
5. おすすめ洗顔ブラシ
5-1. メンズにおすすめの洗顔ブラシ
5-2. おすすめ手動洗顔ブラシ
5-3. おすすめ電動洗顔ブラシ
1. 毛穴も肌くすみもクリアに!洗顔ブラシの効果
洗顔ブラシを使うと、小鼻まわりや髪の生え際の汚れ、毛穴の黒ずみなどを、手で洗うよりも効果的に落とすことができます。
毛穴の小さな凹凸に溜まる汚れを、かき出して落としてくれます。肌表面の古い角質も優しく落とすので、くすみも解消され、化粧水や美容液が浸透しやすくなります。
また、古い角質がきちんとオフされることで、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が促進されます。ブラシが適度な刺激となるので、マッサージ効果も期待できます。
手動タイプと電動タイプの2種類があり、値段や使い心地、手入れ方法などに差があります。
2. 洗顔ブラシの使い方
2-1. メイクはクレンジングで落としておく
まずはクレンジングで、きちんとメイクを落としておきましょう。
ここではまだ、洗顔ブラシは使いません。ブラシに口紅やファンデーションが付いてしまうと、その分お手入れも面倒になりますから、気をつけて。
2-2. 洗顔料を泡立てる
次に、洗顔料をよく泡立てます。泡が少ないと、手で洗顔する以上に肌への刺激が強くなるので、いつもの洗顔時より多めに泡を作りましょう。
洗顔ネットを使って泡立てても良いですが、手動の洗顔ブラシで直接作る方が無駄なく、簡単です。洗顔ブラシをあらかじめ湿らせ、洗顔料や石鹸をのせた手の平でくるくるまわすと、きめ細かい泡をつくることができます。
2-3. 洗顔ブラシで洗う
泡を、ひたい、鼻、あご、頬の順にのせて、洗顔ブラシを滑らせるように洗っていきます。筆はできるだけ、肌に対して直角に立てて使いましょう。
穂先が寝ていると、肌の汚れをうまく落としてくれません。でも、汚れ落ちを気にして強く押しつけたり、同じ場所を長く洗い続けるのはNGです。顔全体で1分くらいにおさまるよう、ささっと洗っていきましょう。
小鼻まわりなど、洗いづらい場所は小筆を使うのも効果的です。
2-4. しっかりすすぐ
洗い終えたら、洗顔料をしっかり流しましょう。
ブラシで念入りに洗った小鼻や髪の生え際は、流しにくい場所でもあるので丁寧に。タオルで押さえるように水気を取ったら、あとはいつも通りに保湿のお手入れをしましょう。
2-5. 洗顔ブラシもすすいで乾燥を
洗顔ブラシもきれいにすすいで、毛先を整えるように軽く水分を絞り、通気性の良い場所で乾かしましょう。そのまま放置してしまうと、雑菌が繁殖します。
毛先を下にして吊るしておくのがおすすめです。
3. 毎日使っても平気? 洗顔ブラシを使う頻度
洗顔ブラシを使い始めるときは、週一程度の頻度から始めましょう。
肌トラブルが起きないようなら、週に2回、3回と増やしていっても大丈夫。慣れた人なら毎日でも構いませんが、1日に何回も使うのはやりすぎ。いくら柔らかいブラシを使っていても、かえって肌に負担をかけます。
4. シリコン製も人気。洗顔ブラシの毛質
洗顔ブラシには、ヤギなどの動物の毛と、ナイロンなどの化学繊維の毛があります。
動物毛のものが欲しいなら、昔ながらの手動ブラシを探すと良いでしょう。リーズナブルな手動ブラシや、多機能の電動ブラシは、主にナイロン製です。
いずれにしても、ブラシの毛は細く、柔らかく、密度が高いものを選びましょう。
また、最近はシリコン製の洗顔ブラシも出ています。従来の洗顔ブラシとは形が違いますが、水切れが良く手入れが楽なので、人気が上昇しています。
5. おすすめ洗顔ブラシ
ここからは、タイプ別のおすすめ洗顔ブラシをご紹介します。
5-1. メンズにおすすめの洗顔ブラシ
毛穴汚れと角質落としに効く洗顔ブラシは、男性にもぜひ使ってみてほしいアイテムです。
ブラシの使い方や選び方は女性と同じ。ボディブラシやシェーバーと一緒になった男性向けの電動ブラシも出ています。
【濃密泡ブラシ】パナソニック
機械の注入口から洗顔料を入れ、自動で濃密な泡を作るブラシです。手洗顔の3倍きれいに皮脂汚れを落とすことができるそう。洗顔とプレシェービングはもちろん、肌を温めて保湿剤の浸透を促す温感パター機能がついているのも嬉しいところ。
【シェーバー 9000シリーズ メンズ】フィリップス
フィリップスの電気シェーバーには、洗顔ブラシヘッドが付いた最高級モデルシリーズがあります。洗顔ブラシは着脱式。手洗顔だけのときに比べて、皮脂量が約28%抑えられるとのこと。洗顔ブラシだけを買う気になれない人は、こういう多機能製品を買うという選択肢もあります。
【ごくやわ洗顔ブラシ】ダイソー
興味はあるけど、女性向けの洗顔ブラシも高価な電動ブラシも買いづらい……というシャイな男性には、この「ごくやわ洗顔ブラシ」をおすすめ。プチプラなのにすごい使用感! と、女性の間でも大評判の一品です。ナイロン製で手触りも◎。これならトライしやすいのでは。
5-2. おすすめ手動洗顔ブラシ
まずはプチプラで手軽に試してみたい人、自分で力加減を調整したい人、伝統的なヤギ毛ブラシに憧れる人は、手動で使う洗顔ブラシをおすすめします。
【スキンケア洗顔ブラシ】アルティ
29万本の極細毛が密集しているという、肌触り抜群の洗顔ブラシ。カビにくい人工毛で、刷毛職人がひとつひとつ手作りしているそう。コロンとした雫型のボディは、抗菌作用のあるヒノキで出来ています。
【リッチホイップブラシ】プロヴァンス
50ミクロンの超極細毛が約40万本密集しているというブラシ。こちらも雫型のボディで、握りやすくなっています。スヌーピーなどのイラストが入ったバージョンも有。
ヘッドを小さく、柄を長くした、 コンパクトヘッドタイプも登場しました。
【熊野筆 ハートの洗顔ブラシ】喜筆
広島県熊野町で生産される伝統工芸の筆を、総じて熊野筆と呼びます。メーカーは複数あり、今回紹介するのは、そのうちのひとつ。ハート型の筆の、くぼみ部分から空気が入り、きめこまかな泡が立ちます。また、ハートの山で力が分散されるので、肌への負担も少ないとのこと。柔らかい山羊毛と、扱いやすいナイロンが併用されています。山羊毛100%の小鼻用洗顔筆もあります。
5-3. おすすめ電動洗顔ブラシ
電動ブラシは洗い方で大きく2種類に分けられます。「回転式」と「音波振動式」です。
回転式は、ヘッド部分が回転して肌の汚れを落とすもの。音波振動式は、高速で細かい振動を与え、汚れを浮かせて落とすものです。
音波振動式の方が肌への負担が少なく、洗浄力も高いと言われます。が、その分値段も高めです。
他に、洗顔料の自動泡立てやタッピングマッサージ、タイマーなどの機能が、商品によっていろいろ付いています。洗顔するだけでいいのか、他にも使いたい機能があるのか、よく検討しましょう。メンテナンスしやすいかどうかも重要です。交換用ブラシを単品購入できるかもチェックしましょう。
【アレティ 電動洗顔ブラシ】アレティ
コスパ最強の、イチオシ電動洗顔ブラシです。フェイスブラシの他、ボディブラシ、ビューティーローラー、足用軽石が付いてこのお値段。交換用ブラシも手頃な値段で買えるので、定期的に交換して長く使えます。
【ピュリファイング クレンジング ブラシ】クリニーク
音波振動で汚れを浮かせて落とすタイプの洗顔ブラシです。てかりやベタつきが気になる肌には、さらにしっかり洗える専用のブラシヘッドも別売りされています。シンプルな構造で、「使い続けるほどに良さが分かる」という愛用者の口コミも。
【MTG リファクリア】リファ
ブラシ部分に、職人の手作業で作られる「熊野筆」を採用。肌触り抜群です。さらにイオンを発生させて汚れを引きつけて浮かせる仕組みなので、肌への摩擦も少ないよう。マッサージなど、他の機能は付いていません。あくまでも洗顔のみに特化したスペシャル商品。
まとめ
洗顔ブラシを使うと、手洗顔だけでは落ちきらない毛穴の汚れや古い角質を落とし、肌のターンオーバーを促進してくれます。でも、力を入れて使いすぎると、かえって肌を傷めるので気をつけて。手動ブラシでも、電動ブラシでも、正しく利用すれば心強い味方になるので、ぜひ透明感のある美肌を目指して下さいね。
【参考資料】
『スキンケア美容医学事典』 吉木伸子 池田書店
『正しいスキンケア事典』吉木伸子・岡部美代治・小田真規子 高橋書店