「年々、肌の潤いがなくなってきて、化粧ノリが悪くなった。」
「肌の乾燥に悩んでいて、ひどいときには粉が吹くほど乾燥してしまう。」
こんなお悩みがある人も多いのではないかと思います。
今回はそんなお悩みをお持ちの方のために、乾燥肌を改善する7つの方法をお伝えしていきます。
ここでお伝えする方法は、乾燥対策に効果がある生活習慣や食べ物、飲み物、クリームをはじめとするスキンケアなど、ほとんどが日々の生活で簡単におこなえることです。あなたも少しのコツをおさえるだけで、もう乾燥で悩まない肌を手に入れませんか?
目次
1. 乾燥肌の原因とは
1-1. スキンケア
1-2. 紫外線
1-3. 食生活
1-4. 生活習慣
1-5. 加齢
3. 肌の乾燥を改善する7つの方法
1. こまめな水分補給
2. 肌によい食事
3. 正しい洗顔
4. 高保湿力の化粧品
5. UVケア
6. 睡眠時間の確保
7. 湿度管理
1. 乾燥肌の原因とは
これから乾燥肌を改善していくために、まずはあなたが抱える乾燥肌の原因を知っていきましょう。
これからいくつかの乾燥肌の原因をお伝えしていきます。このなか心当たりのあることはないでしょうか?原因を知ることで、その改善策がみえてくるかもしれません。
1-1.スキンケア
毎日お肌のためにおこなっているスキンケアが、実は乾燥肌を悪化させている場合があるのです。
顔をゴシゴシ洗ったり、スクラブを過度に使ってしまうと、肌の角層が傷つき、保水力が弱まってしまいます。また、洗顔のしすぎも、肌のバリア機能として必要な成分を洗い流しすぎてしまう場合があります。
1-2.紫外線
私たちの皮膚の外側にある角質層は、じかに紫外線を受けることで、傷ついて肌の潤いを保ってくれるバリア機能が低下してしまいます。紫外線は、さまざまな肌トラブルの原因といわれていますが、乾燥肌も例外ではないのです。
1-3.食生活
スナック菓子やジャンクフード、炭水化物に偏った生活などにより、若い世代でも乾燥に悩む人が増えているといわれています。身体がしっかりと栄養を得られていないと、内側から乾燥が悪化してしまうのです。
1-4.生活習慣
過度のダイエットや不規則な生活などが続くと、肌の新陳代謝のリズムがくずれ、肌荒れを起こしてしまいます。また、エアコンを使用した時の湿度の低下、習慣的な喫煙なども体の内外から乾燥を助長してしまいます。
1-5.加齢
加齢によっても皮脂の分泌量は減少し、乾燥が進行していきます。子供の頃には難なく開けられていたスーパーのレジ袋が、大人になるにつれ指がすべって開けられなくなることからも、加齢と乾燥の関係は明らかですよね。すべての人に等しく、乾燥は避けられない問題なのです。
2. 乾燥肌をそのまま放っておくと
肌が乾燥することの問題は、ただヒリヒリとした痛みがあったり、化粧ノリが悪くなったりするだけではないのです。一言でいえば、乾燥によって肌の老化が進んでしまうことが大きな問題であるといわれているのです。
・シワやシミが目立つ肌になる
・たるみが多く老けてみえる
・透明感がなくくすみがちな肌になる
・肌の柔らかさが失われ、ざらつきが目立つ
こんなふうに、肌は乾燥によって衰え、あなたの見た目にまで影響を及ぼしてしまうのです。よって、いつまでも若々しくみえる肌を手に入れるためには、今から乾燥対策をしていくことが大切なのです。
3. 肌の乾燥を改善する7つの方法
肌の乾燥はさまざまな原因がありますが、改善方法もいろいろなものがあります。これから紹介する方法は、日常生活で取り入れやすいものが中心になっています。ぜひあなたも実践して、肌の潤いを保っていってくださいね。
1. こまめな水分補給
適切な温度の水分を、のどの渇きを感じる前にこまめにとることが、乾燥肌対策になります。
飲み物の温度は、常温〜温かい白湯がおすすめです。冷たい水がおいしいときもありますが、身体が冷えて代謝が落ち細胞のターンオーバーが阻害されてしまうため、飲みすぎないようにするとよいでしょう。
また、飲み物は、白湯、常温の水を基本になります。他のものが飲みたい場合は、生姜湯、ハーブティー、はちみつ湯などが適しています。1日2リットル程度飲むと、お肌の水分量が十分になるといわれています。
逆に乾燥肌対策のために控えめにした方がよいのは、緑茶やコーヒーなどのカフェインやタンニンが多く含まれる飲み物です。カフェインの利尿作用により水分が外に排出されやすく、またタンニンが亜鉛の吸収を阻害することで新陳代謝が下がってしまいます。
2. 肌によい食事
タンパク質、ビタミンB群、ビタミンCなどの栄養素は、身体のなかで肌を健康に保つ働きをしてくれます。これらが含まれる食材を適度に毎日の食事に取り入れてみてくださいね。
◼︎タンパク質:肉、魚、卵、大豆製品、乳製品
◼︎ビタミンB群:かつお、まぐろ、さんま、レバー、バナナ、牛乳
◼︎ビタミンC:赤ピーマン、緑ピーマン、ブロッコリー、柿、キウイ、いちご、オレンジ
3. 正しい洗顔
お肌の乾燥に大敵なのが、肌への刺激です。洗顔の時にゴシゴシこすって摩擦を与えすぎないよう心がけましょう。
大事なポイントは、“しっかりとした弾力の泡をたっぷり泡立てること”と“指の力ではなく泡の弾力で洗顔すること”です。
きめ細やかな泡が毛穴の奥まで入り込んで洗い流してくれるので、手でゴシゴシ洗わなくても汚れはしっかりと落ちるのです。
4. 高保湿の化粧品
顔や手足の乾燥には、保湿力の高い化粧水や美容液、クリームを使いましょう。
保湿力が高い成分が含まれる化粧品やハンドクリーム、ボディークリームを選ぶのがポイントです。
◼︎保湿力が高い成分
・ヒアルロン酸
・コラーゲン
・グリセリン
・スクワラン
・ワセリン
・セラミド
・アスタキサンチン
・水素添加レシチン
・シアバター
これらは市販の化粧品やハンド・ボディクリームなどにも含まれている保湿成分です。パッケージにある成分表示を確認して、これらの保湿成分が含まれる化粧品やケア商品を使ってみてくださいね。
5. UVケア
顔には毎日のお化粧のときに、日焼け止めやUVカットできるベースを使う習慣をつけましょう。また、首やデコルテ、手足など、衣服で隠れていない肌にも忘れず日焼け止めを塗りましょう。
手の日焼け止めは手洗いで落ちてしまいがちですが、最近ではUVカットできるハンドクリームも出ています。手の保湿と一緒に紫外線対策までできてしまう優れものですよね。
また、外出する際に日傘や帽子を使って肌をガードすることも、とても効果的です。
6. 睡眠時間の確保
睡眠は肌のターンオーバーを促すためのとても大切な時間です。睡眠をたっぷり取ることで成長ホルモンや女性ホルモンが分泌され、肌を健康に保ち乾燥を防いでくれるのです。
成長ホルモンは肌のターンオーバーを促してくれ、女性ホルモンは肌の潤いやハリを保ってくれます。
理想的な睡眠時間は7〜8時間といわれています。質のよい深い眠りがホルモンの分泌を促してくれるので、就寝前はスマホやテレビなどの音や光の刺激を控え、リラックスした状態で眠れる状態を作りましょう。
7. 湿度管理
乾燥しがちな冬はもちろんのこと、湿度の高い夏でもクーラーの効いた部屋では、湿度が下がってしまいます。
部屋の理想の湿度は50〜60%だといわれています。それ以下になる場合は、加湿器を使ったり、洗濯物を部屋干しにしたりするなどして、湿度を保つようにしてください。
特に湿度が40%以下になっている場合は危険信号です。しっかりと加湿して、あなたのお肌を守ってあげてくださいね。
まとめ
乾燥からあなたのお肌を守る方法についておわかりいただけましたか?
肌を乾燥から守り潤いを保つことで、肌トラブルを減らすだけではなく、ハリや透明感のあるいつまでも若々しい肌を手に入れることができます。
日常生活に習慣として取り入れられることばかりなので、ぜひあなたも今日から実践していってくださいね。