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2017.05.17



アロマオイルの使い方|基礎から応用まで・目的別・注意点を解説

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あなたは「アロマオイル」という言葉から何をイメージしますか?
小さなビンに入った、良い香りのするもの…というのは一般的な人でしょう。

「アロマオイル」という言葉を目にしたときに、「え?」とか「ん?」という印象を持ったあなたは、アロマセラピーに興味のある方ですね。

植物(ハーブ)や果物などから抽出した100%天然の精油(エッセンシャルオイル)を用いた治療を「Aromatherapy」といいます。

「Aromatherapy」を英語読みすると「アロマセラピー」、フランス語読みをすると「アロマテラピー」というので日本ではそのどちらもの言葉が使われています。この記事の中では統一するために「アロマセラピー」とさせていただきますね。

「アロマオイル」という言葉はアロマセラピーで正式には使われません。

正しい知識を身につけたい方のためにそうした言葉の解説とともに、アロマセラピーを楽しむための精油の使い方をご紹介してまいります。

目次

1 アロマオイルの使い方 | 基礎編・精油の理解を深める
  1-1 アロマオイルとは
  1-2 アロマセラピーで使う精油について
  1-3 精油はこうして作られます
  1-4 精油に含まれる成分
2 アロマオイルの使い方 | 応用編・希釈と気化について
  2-1 精油を希釈して使う(塗布・マッサージ)
  2-2 精油を気化して使う(芳香浴・吸入)
  2-3 精油を水に入れて使う(アロマバス・うがい)
3 アロマオイルの使い方 | 症状・目的別
  3-1 気分の落ち込みを解消するには
  3-2 薬の副作用で眠い時には
  3-3 肩こりを緩和するには
  3-4 頭痛を緩和するには
  3-5 アレルギーによる症状を緩和するには
  3-6 ダイエットの効果をアップするには
4 アロマオイルの使い方 | 乳幼児と妊婦への注意点
  4-1 乳幼児への精油の使用
  4-2 誤飲への注意
  4-3 妊婦への精油の使用
5 まとめ

1 アロマオイルの使い方 | 基礎編・精油の理解を深める

1-1 アロマオイルとは

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一般的に「アロマオイル」と呼ばれているものは、アロマセラピーで使う精油もしくは、精油を植物油で希釈したものとなります。

「精油」は「エッセンシャルオイル」とも呼ばれ、芳香植物(ハーブ)から抽出されます。たくさんの植物からほんの数滴しか抽出できない精油は、西洋では医薬品として扱われることもあり、高価なものです。

この精油のことを正しく「エッセンシャルオイル」と呼ばずに「アロマオイル」と呼んでしまっていることがあります。

また、精油をキャリアオイルと呼ばれる植物油で希釈して肌につけられるようにしたものをブレンドオイルと呼びます。
精油はそのままでは刺激が強いため、肌に直接塗ることができません。キャリアオイルで希釈することにより、マッサージなどに使えるようになります。

このキャリアオイルで希釈した精油である「ブレンドオイル」のことを「アロマオイル」と呼んでしまっていることもあります。

1-2 アロマセラピーで使う精油について

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アロマセラピーで使う精油は、有機農法栽培の芳香植物(ハーブ)から抽出されたものです。

日本では精油が雑貨の扱いになっているため、単に香りを楽しむためのオイルとアロマセラピーで使う精油が同じ売り場で販売されているため、精油を購入する際は注意が必要です。

精油を選ぶときの主な注意点

・植物名が学名で明記され、特徴となる成分、産出国も表示されている
・100%天然である
・原料のハーブは有機農法栽培である
・原料のハーブの抽出部分が明記されている
・生産国でびん詰めされている
・含有成分や成分分析データが開示できる
・1滴が0.05~0.06mlの範囲内である

1-3 精油はこうして作られます

アロマセラピーで使う精油は、芳香植物(ハーブ)から抽出されます。

精油の抽出方法

◆水蒸気蒸留法

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変化しやすく熱によるダメージを受けやすい芳香成分を、低温で時間をかけて抽出します。原料の芳香植物(ハーブ)を蒸留釜に入れ、別の釜で熱した水蒸気を通すことで植物を蒸して芳香成分を揮発させます。

芳香成分を含んだ水蒸気は冷却器で冷やされて液化されます。この液体の上部には水より軽い精油が、下部にはわずかに精油分がとけこんだ芳香蒸留水(フローラルウォーター)が溜まります。

◆圧搾法

レモンやオレンジなどの柑橘類では、精油は果皮の外側の層にもっとも多く含まれています。果肉とわたを取り除いた果皮から、エッセンスを絞り出す方法です。

1-4 精油に含まれる成分

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精油に含まれる成分には医薬品の原料として用いられる成分も数多く含まれています。植物を原料とすることから「副作用がない」と思われがちですが、精油でも副作用を起こす可能性はあります。

精油に含まれる成分とその薬効

◆モノテルペン炭化水素類

ほとんどの精油に含まれている成分です。モノテルペン炭化水素類には、抗真菌作用(カビなどの真菌に対する抵抗力をつける作用)、抗ウィルス作用、うっ血除去作用、抗炎症作用、鎮痛作用などがあります。

モノテルペン炭化水素類は、空気中の酸素と反応を起こして分解し、空気中の雑菌を殺す働きがあります。柑橘系の精油は成分の9割をリモネンというモノテルペン炭化水素類で占められています。空気に触れないようボトルのふたをかたく閉め、光や熱を避けて保存する必要があります。

◆セスキテルペン炭化水素類

セスキテルペン炭化水素類の特性は、消炎作用です。例えば、カモミールジャーマンに含まれているマズレンには消炎作用や抗アレルギー作用があり、現代医療でも利用される物質です。

のどが痛むときになめるトローチやうがい薬に使われるアズノールもセスキテルペン炭化水素類です。

◆アルコール類

アルコール類は、モノテルペンアルコールとセスキテルペンアルコールの二つに分類されます。モノテルペンアルコールに属する成分には強い殺菌作用、抗感染作用、抗ウィルス作用、抗真菌作用があり、α―テルピネンオールやテルピネン4-オールがこれにあたります。

セスキテルペンアルコールには、強い消炎作用があります。カモミールジャーマンに含まれるα―ビサボロールをはじめ、サンタロール、ファーネゾール、ネロリドールなどがあり、殺菌、抗炎症、抗アレルギー女性ホルモン様(女性ホルモンに似た働き)などの作用を発揮します。

◆エステル類

アルコール分の多い精油は、アルコールの一部が酸と反応してエステル化合物と水に変化します。エステル類は人体の中枢神経系の働きを抑制するように作用し、鎮静作用や抗けいれん作用もたらします。

代表的な成分に酢酸リナリルがあります。酢酸リナリルはラベンダーやプチグレンなどに多く含まれます。

◆オキサイド

オキサイドに属する代表的な成分1,8-シネオールは気管支粘膜に作用して痰を一笑する働きがあることから、呼吸器系の感染症に効果があります。

風邪治療には、1.8-シネオールを多く含有するユーカリグロブルスかユーカリラジアタが適しています。

◆フェノール

フェノールには殺菌作用や免疫力を向上させる作用がある反面、皮膚や粘膜に対しての刺激が強いという問題があります。

また、長期にわたって使用すると、肝臓障害を引き起こすことが報告されています。フェノール類が多い精油は、妊婦や乳幼児への使用は基本的に避けましょう。使うときも短期間、少量にとどめるなど慎重に行います

フェノールに属する成分には、チモール、カルバクロール、オイゲノール、サフロールなどがあります。これらを含む精油に、タイム、オレガノ、クローブなどがあります。

◆アルデヒド

アルコールと缶ファーの中間に位置する作用を持ちます。皮膚刺激があるので、薄い濃度で使用する必要があります。抗炎症作用、抗感染作用、抗真菌作用があります。

メリッサやレモングラス、シトロネラなどに主成分として含まれますが、中でもレモングラスは特にアルデヒドの含有量が多い精油で、強い抗真菌作用があります。アルデヒドはとても負担亭な物質で、熱や酸素により化学変化を起こして容易に変質してしまうので保管には注意が必要です。

ボトルのふたをかたく閉めて冷暗所に保管してください。

◆ケトン

ケトンの代表的な特性は、粘膜溶解作用です。粘膜を溶かして輩出しやすくするため、去痰(端を取り除く)効果も期待できます。そのほか免疫活性作用、脂肪分解作用、鎮静作用、細胞活性作用などがあります。

一般にケトン類には、神経に対する毒性があるといわれており、長期にわたって連用すると、しびれ、近く以上、神経麻痺、てんかん発作、流産を誘発する恐れがあります。ケトンを多く含む精油は、使用量、使用期間などにじゅうぶん注意しなくてはなりません。

神経毒性については、すべてのケトンが危険というわけではありません。ローズマリーやユーカリはケトンを含んでいるものの、副作用を気にするほどの含有量ではないので安全に薬理効果を得ることができます。もっとも注意が必要なのは、ヒソップに含まれているピノカンフォンや、セージに含まれているツジョンという成分です。

◆ラクトン

ラクトンはケトンと同様に神経毒性があり、皮膚に対しても刺激性があります。また、ラクトンを含む精油を塗布したまま日光に当たると日光過敏を誘発し、皮膚に炎症を引き起こして色素沈着(しみ)の原因となります。

これを日光感作性といい、日光感作性による炎症を避けるためには皮膚に塗ってから4~5時間は外に出ない(日光に当たらない)ようにすると良いでしょう。ベルガモットが含むラクトン類の成分に、ベルカプテンやクマリンがあります。これらの成分は細胞レベルでメラニン産生細胞の遺伝子を傷つけると言われます。

メラニンはしみの元になる物質ですが、紫外線から皮膚を守るという大切な働きがあります。このメラニンの賛成が阻害されるということは、皮膚癌を引き起こす可能性を増大させることになります。

2 アロマオイルの使い方 | 応用編・希釈と気化について

2-1 精油を希釈して使う(塗布・マッサージ)

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精油は植物から抽出されていますが、かなり濃縮されていて刺激が強いものです。基本的に身体に直接つけることは避けましょう。

身体に塗ったり、マッサージをしたりするなら精油をキャリアオイルで希釈して使います。希釈したものをアロマセラピーでは「ブレンドオイル」と呼びますが、この希釈したものを「アロマオイル」と呼んでいることもあります。

保存用の清潔な容器(遮光のため色のついたビンが良い)にキャリアオイルを計量して入れ、精油を加えてふたをしてよく振りまぜます。

ブレンドオイルの希釈濃度について

13歳以上で1.~2%、12歳までの子どもは1%を限度とします。乳幼児の場合は使えない精油も多いので注意が必要です(この後の章で紹介します)。

アロマセラピーに使う精油は、1滴が0.05~0.06mlの範囲内となっていますので(信頼できる精油を使いましょう)、5mlのキャリアオイルに1滴の精油を加えると約1%のブレンドオイルとなります。

精油の滴数×0.05÷キャリアオイルの量×100=ブレンドオイルの濃度

ブレンドオイルを作るときは、1か月以内に使い切る量にしましょう。

精油を希釈するキャリアオイルは100%天然の植物油でビタミン類を非常に多く含むなど、キャリアオイル自体にも保湿、鎮静、殺菌、抗炎症といったさまざまな作用があります。

ホホバオイル

さっぱりした使用感が特徴。化学構造が人間の肌に類似しており、酸化しにくく品質が安定している。保湿効果が高く、肌質を選ばないのも利点。

ローズヒップオイル

皮膚の免疫力を高め、細胞の修復効果に優れたα―リノレン酸、リノール酸を多くふくんでいる。

月見草オイル

さらさらした軽い使用感が特徴。肌の修復作用に優れたγ-リノレン酸を多く含む。酸化しやすいので少量ずつ購入すると良い。

マカダミアナッツオイル

使用感はやや重め。人間の皮脂の構成成分で加齢とともに減少するパルミトオレイン酸の含有量が抜群。酸化しにくい。

スイートアーモンドオイル

香ばしい香りでリラックス効果が高い。オレイン酸やビタミンA・B群、ミネラル類を多く含み、保湿効果も抜群。

小麦胚芽オイル

リノール酸、オレイン酸、γ-リノレン酸、ビタミンA・B群、ビタミンEを多く含み、保湿や抗炎症効果に優れている。使用感が重いので、他のオイルとブレンドして使うと良い。

2-2 精油を気化して使う(芳香浴・吸入)

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精油を気化することで吸い込むという使い方です。

もっとも簡単なのは、マグカップのような小さな容器にお湯を入れ、精油を数滴たらしてその香りを吸い込むというもの。これならオフィスなどでもできますよね。香りは広がりますので、周囲の迷惑にならないよう1滴から試してみましょう。また、誤飲に注意してくださいね。

自宅では部屋の空間に精油の香りを広げたいですよね。ディフューザーをつかうのも良いですし、ティッシュペーパーなどに数滴精油をたらしたものを置いておくのも優しく香りが広がって良いものです。

注意しなくてはならないのは、「アロマオイル」や「ポプリオイル」という名前で売られているのは化学物質を合成して香りを作っているものが多いということです。こうしたものは単純に香りを楽しむためにあります。同じラベンダーの香りだとしてもアロマセラピー効果はありません。

アロマセラピー効果がないだけなら良いのですが、頭痛や吐き気の原因になってしまうこともあるので気を付けましょう。

2-3 精油を水に入れて使う(アロマバス・うがい)

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アロマバスやうがいには、精油を直接水に入れて使います。

アロマバスの場合は精油を数滴湯船のお湯にたらしてよく混ぜます。水溶性ではないので精油の粒が皮膚に直接触れないように混ぜながら入るようにしましょう。また、妊婦さんや乳幼児には使えない精油もありますので注意してください。

アロマバス用にバスソルトを作ったり、希釈したブレンドオイルをたらしたりするのも刺激を弱めるために有効です。

【バスソルトの作り方】
(材料)
・天然塩…20g
・精油…5~8滴
※肌の弱い人は、精油ではなく精油を希釈したブレンドオイル(5ml)を使うと良いでしょう

うがいは風邪の予防に効果的です。水100mlに強い殺菌作用のあるティートリーを2~5滴いれてよく混ぜてからうがいに使います。

3 アロマオイルの使い方 | 症状・目的別

ここでは、メディカルアロマセラピーを元にアロマの使い方をご紹介します。信頼できる精油(エッセンシャルオイル)以外では効果がないばかりか、悪影響がある場合もありますのでご注意ください。

3-1 気分の落ち込みを解消するには

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気持ちの落ち込みを解消するには、以下の精油のうち自分の好きな香りを選び、1滴ティッシュペーパーやハンカチにたらして鼻に近づけ、2~3分ゆっくりと吸い込みます。(1日3回までおこなえます)

・ベルガモット
・マジョラム
・ユーカリラジアタ
・ローズマリーカンファー

3-2 薬の副作用で眠い時には

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薬の副作用で眠い時には、ラベンダーとペパーミントの2種類の精油を同じティッシュペーパーやハンカチなどにたらして鼻に近づけ、2~3分ゆっくりと吸い込みます。(1日3回までおこなえます)

・ラベンダー…2滴
・ペパーミント…1滴

3-3 肩こりを緩和するには

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肩こりを緩和するには、ホホバオイルとウィンターグリーンとラバンジンの精油をよく混ぜ合わせて、首筋や肩の痛む部分に塗り、5分間程度やさしくなでるようにマッサージします。

・ウィンターグリーン…1滴
・ラバンジン…2滴
・ホホバオイル…5ml

3-4 頭痛を緩和するには

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頭痛を緩和するには、以下の精油のうち自分の好みのものを選び、ティッシュペーパーやハンカチなどにたらして鼻に近づけ、2~3分ゆっくりと吸い込みます。(1日3回までおこなえます)

・オレンジスイート
・ローズマリーカンファー

3-5 アレルギーによる症状を緩和するには

ここではアトピー性皮膚炎のかゆみを緩和し、傷を徐々になくしていくためのアロマセラピーをご紹介しています。もしアレルギー症状に関する治療を病院で受けているときは自分の判断で薬をやめたりせず、医師にそうだんしながらアロマセラピーを取り入れてください。

皮膚の乾燥など、軽いアレルギーで病院にかかるほどではないという場合はこうしたアロマセラピーによって症状が軽減することがあります。ただし、アレルギーが治ったということではなく症状を緩和したということですので、気になる症状が続く場合は病院での診察をおすすめします。

アトピー性皮膚炎の症状を緩和するには、自分の症状にあわせて精油をブレンドします。

(基本の精油)ラベンダー…1滴
       +
(かき傷が多い)ゼラニウム…1滴
(感染が起こっている)ティートリー…1滴
(皮膚表面が乾燥している)ゼラニウム…1滴

これらの精油を1%濃度になるようにホホバオイルで希釈します。

例えば、「かき傷、かゆみ(感染)、乾燥が気になる」場合、ラベンダー(1滴)、ゼラニウム(2滴)、ティートリー(1滴)の合計4滴になるので、1%濃度にするためにはホホバオイル25mlで希釈するということになります。

希釈したブレンドオイルを患部に塗布します。

3-6 ダイエットの効果をアップするには

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むくみが強い水太りタイプ

ビーカーにホホバオイル10mlを入れ、各種の精油を加えてよく混ぜ合わせます。痩せたい部分をこのブレンドオイルで10分~20分ほどマッサージします。入浴後が効果的です。1日に3回までを目安にしてください。

・ニアウリシネオール…1滴
・ユーカリラジアタ…1滴
・サイプレス…1滴
・ジュニパー…1滴

体脂肪が多いタイプ

ビーカーにホホバオイル15mlを入れ、各種の精油を加えてよく混ぜ合わせます。痩せたい部分をこのブレンドオイルで10分~20分ほどマッサージします。入浴後が効果的です。1日に3回までを目安にしてください。

・ローズマリーカンファー…2滴
・レモン…2滴
・ジュニパー…1滴
・サイプレス…1滴

食欲を抑制するなら

スプレー容器に精製水35mlと無水エタノール15ml、各種精油を入れてよく混ぜます。空腹時や食膳にこのスプレーを空気中に散布して香りを嗅ぎます。

・グレープフルーツ…10滴
・ローズマリーカンファー…2滴
・パチュリ…2滴

4 アロマオイルの使い方 | 乳幼児と妊婦への注意点

4-1 乳幼児への精油の使用

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基本的には生後6か月までの乳児には精油を用いることができません。

アロマセラピーに詳しい医師やアロマセラピストの指導のもとであれば、生後6週から使用することができますが、家庭で行う乳幼児のケアの場合は7か月目からと考えておきましょう。

以下に「乳幼児の精油の選択について」を記載します。

安全に使えるといってももちろん精油をそのまま皮膚につけることはできませんし、キャリアオイルで希釈してもアレルギーが起きないとは限りません。必ずパッチテストを行って安全を確認してから使用してください。

子どもに安全に使える精油

・ラベンダー
・ユーカリラジアタ
・カモミールローマン
・グレープフルーツ
・オレンジスイート
・レモン 
・ベルガモット
・ゼラニウム
など

子どもに使わない方が良い精油

(ケトン類を多く含む精油)
・ペパーミント
・セージ
・ローズマリーカンファー
など(※とくにけいれん発作を起こした子どもには使わないこと)

子どもには注意して使う精油

(アルデヒド類を多く含む精油)
・レモングラス
・シトロネラ
・メリッサ
・レモンユーカリ
・タイムリナロール(スイート)
など(※以上の精油は皮膚刺激が強く、アレルギー反応を起こすことがあります。ただし、芳香浴や空気中へのスプレーなど、皮膚につけない形で用いることができます。)

(フェノール類を多く含む精油)
・タイムリナロール(スイート)
・オレガノ
・クローブ
・バジル
など(※強力な殺菌・消毒・抗菌作用がありますが、大量・長期使用で肝毒性があり、皮膚刺激も強いため塗布などは注意が必要になります。短期の芳香浴、低濃度での使用にとどめます。)

4-2 誤飲への注意

精油は天然の芳香植物から抽出していますが、成分の濃度がとても濃いので飲めません。子どもがいる家庭では保管場所に注意し、誤飲のないようにしましょう。

とくにオレンジスイートなどの甘い香りは、子どもがジュースなどと勘違いしてしまいます。マグカップにお湯を入れて精油をたらして吸入するという方法をとった後には、速やかにお湯を捨ててカップをきれいに洗っておきましょう。

4-3 妊婦への精油の使用

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最近、日本でもアロマセラピーの効果を認める医師が増えています。そのため、産婦人科でも診察室や分娩室でディフューザーを使って精油を噴霧している病院などが増えています。

しかし、ネットや雑誌の情報で「妊婦はアロマセラピーを避けるように」という注意書きを目にしたことがある人も多いはずです。これは、精油の中には通経作用といって月経を起こさせる作用があるものや、ホルモンの活性を促すもの、神経刺激のあるものなどがあるためです。

きちんとした知識を得たうえで使用すれば、通常の成人と同じように不快症状を軽減できるなどの効果があり妊娠中の気分を良くすることに役立ちます。以下に妊娠中の精油の選び方について記載します。

妊娠15週以降、妊娠期間中全般にわたって使える精油

・オレンジスイート
・グレープフルーツ
・ティートリー
・ネロリ
・パルマローザ
・ベルガモット
・マンダリン
・ラベンダー
・レモン
・ローズウッド

芳香浴なら妊娠15週以降から使用可能な精油

・イランイラン
・カモミールローマン
※芳香浴以外では使わないこと

妊娠6か月以降から使用できる精油

・イランイラン
・カモミールジャーマン
・カモミールローマン
・サイプレス
・サンダルウッド
・ジュニパー
・ゼラニウム
・ニアウリ
・パチュリ
・ヘリクリサム
・マジョラム
・ユーカリグロブルス
・ユーカリラジアタ
・ラバンサラ
・ローズ
・ローズマリーカンファー

妊娠中全期間を通して使ってはいけない精油

・アニス
・アーモンド
・アンゼリカ
・オレガノカンファー
・キャロットシード
・クラリセージ
・クローブ
・シナモン
・ジャスミン
・スパイクラベンダー
・セージ
・タイムチモール
・タラゴン
・バジル
・フェンネル
・ラバンジン
・レモングラス
・レモンユーカリ

5 まとめ: アロマオイルは使い方に注意すれば、心身の気分転換に効果的です

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「アロマオイル」の使い方、というタイトルでご紹介してきた記事ですが、実際にアロマセラピーでは「アロマオイル」と呼称するものはないということを理解していただけたでしょうか。

アロマセラピーの中で、一般的に「アロマオイル」と呼ばれることもあるものは、「精油(エッセンシャルオイル)」もしくは精油をキャリアオイルで希釈した「ブレンドオイル」です。

そして注意しなくてはならないのは、「アロマオイル」や「ポプリオイル」といった商品名で売られている合成油です。香りを楽しむだけなら問題ないことが多いこれらの商品を、精油(エッセンシャルオイル)と混同してしまいアロマセラピーに使うと皮膚に異常をきたしたり、頭痛や吐き気といった体調不良の原因となってしまったりします。

アロマセラピーに興味を持って購入する場合は自分も気を付けて良い精油を選ぶはずですが、プレゼントされたりした場合には注意が必要です。アロマセラピーに使える品質の良い精油には、必ず原産国や植物名が記載されているラベルと、成分分析表がつけられていますので確認してから使用しましょう。

また、純粋な精油でも、乳幼児や妊婦さんには注意が必要なものもあります。アロマセラピーで身体の不調を改善する際には、充分な知識を持ってから安心しておこなうようにしましょう。

【参考書籍】
「医師がすすめる『アロマセラピー』決定版」川端一水・吉井友季子・横山信子(マキノ出版)
「医師が認めたアロマセラピーの効力」川端一水(河出書房)
「まいにちアロマ美人」おかせみと (ダイエックス出版)
「アロマテラピー検定合格テキスト&問題集」(翔泳社)
「クリニカル・アロマテラピー」ジェーン・バックル(フレグランスジャーナル社)
「佐々木薫のアロマ生活1・2」佐々木薫(池田書店)

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