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2018.12.14



Vol.6 未来への途(みち)示してくれた算命学─その①

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安倍氏安倍鴻祥  (あんばい・こうしょう)

住宅建築・農業などの分野で5つの事業を成功裡に展開しつつ、茨城県つくば市に風水鑑定事務所を設け、「未来の結果を恐れるより、幸せになる方法を一緒に考える」をコンセプトに多くの人の不安や悩み解決に応じている。

主な占術方法 :  算命学/気学/風水

 

目次

1. 算命学は永遠に学びたいと思えた学問

2. 不平等だからこそ生きる価値がある

3. 親・子供・兄弟は自分で決められない。決められるのは配偶者だけ

4. 生年月日を占術の拠り所にしたとしても、人それぞれで答えはひとつじゃない

1. 算命学は永遠に学びたいと思えた学問

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來夢 安倍さんと知り合ったきっかけは、今は次世代実践会という名に変わっていますが、神田昌典(かんだ・まさのり)さんが主宰されている会で、安倍さんは会の古参でした。
当時、私は東洋・西洋両方の占星学から自分が活用できるようなところを抽出した資料を作り、「自分を知るための星活用講座」をクライアントさん向きに開いていました。これに神田さんはすごく興味を持たれたんですね。
神田さんは、さすがにMBA(経済学修士・経営学修士)取得者だけあって、西洋占星学についてはぴんときたんでしょう。東洋占星学を用いずに、西洋占星学だけで占星学を分解していくような「超・経営者のための星活用講座」を開いて、安倍さんも参加されていました。

安倍 もう15年位前になりますね。

來夢 安倍さんは住宅関連というお仕事柄もあり、ずっと気学や風水など東洋占星学の勉強は色々と積んでいたものの、西洋占星学についても新たな糧(かて)にしたいと思っていて、そんな折りに、私的な西洋占星学の切り方が、安倍さんにとっては自分自身を知るという意味で大いに合点がいったようでした。

安倍 すーっと入ってきたというか、腑に落ちましたね。

來夢 持って生まれた星の10の星を西洋占星学で分解したときに、神田さんと安倍さんの星は酷似していて、お二人とも女性星が1個しかないというのはインパクトがありました。
安倍さんは、自分が女性星だと分かっことで肩から力が抜け、会社の業績も上がって安定したそうで、神田さんと私が年に1度だけ行っている「春夏秋冬理論のライフロジック・パートナー(LLP)講座」という会で、毎年、安倍さんが成功された話を紹介するくらいです。

春夏秋冬理論の周期で言うと、安倍さんはご自分の秋期が来たときに「もっと学びたい」とおっしゃっていて、初めは「高野山にお坊さんの修行に行きたい」という話をされていましたね。高野山は密教で、やはり占星学とつながるものがありますから、私は「それも悪くないかもね」と、安倍さんに伝えました。
他にも色々話をしたこと、よく覚えています。とくに算命学はすごく面白いと思うという話を何回もしていて、結局、安倍さんの気持ちにピタッときたのが算命学だったわけですが、そもそも占いを勉強しようと思った動機は何だったのですか?

安倍 私は25歳で住宅業界に入って営業マンをずっとやっていました。仕事柄、最初は家相風水を勉強していましたが、家相にこだわればこだわるほど不幸になる人が多いし、風水にこだわればこだわるほど、何かおかしくなってしまうという現象が多々ありました。
特に多かったのが、3年目、28歳あたりでした。せっかく良い家相風水で家を建てているのに、亡くなってしまった方が何人かいたんですね。それで、家相風水だけでは物語れないものがあるのではないかなとモヤモヤしていまして、その時に出会ったのが九星気学で、方位学・墓相学・姓名学などを4年間学びました。
しかし、いろいろ学んでも腑に落ちなくて、何かが違うように思って彷徨(さまよ)っているときに、姉さん(安倍さんは來夢を姉だと思っている)と出会うことができたわけです。「だったら、とにかく勉強でもしたら」なんて軽いノリで言われて、私、素直でしたからね。

來夢 軽いノリでは言ってない(笑)。

安倍 実はですね、その後、最初に学んだのが四柱推命だったんですね。でも、これも自分にはどうも納得いかなくて、そうこうしている時にたまたま算命学という言葉に出会って、先程、話に出たとおり姉さんに相談するような経緯もあって、「ちょっと行ってみようかな」と思って朱学院という所に行きましたら、理論体系がしっかりしている学問だと思えたし、算命学にのめり込んでいったわけです。
今年で学び始めて13年目になります。6年目で一応免状が出るんですけれど、免状を取得した後も月に2~3回ないし4回、朱学院で勉強させてもらっています。

來夢 算命学のどういうところに惹かれたのかしら?

安倍 算命学は永遠に学びたいと思えた学問でした。初めてそういう気持ちになりましたし、学んでいて楽しいんですね。
算命学は何を一番重視してとらえるかというと、根っこの部分だなと思っていまして、
要は自分が持って生まれた役割を果たすには、どうすればいいかということなんです。

※算命学は、中国発祥の干支暦をもとに、年・月・日の干支を出して、人の運命を占う中国占星術、中国陰陽五行を土台とした運命学の一流派で、伝統を継承しながら日本で大成した学問。

「天地人」という言葉がありまして、つまり「天の時」「地の利」「人の輪」というベースの中で、自分の環境と役割が一致していれば天が必要としてくれて道が開けていく。ところが、環境と役割が一致していないと、淘汰されてしまったり、もしくは伸び切れないで終わってしまったりする。そういった状況が生じることを算命学で知りました。

他の学問では「天地人」という言葉に触れる機会はなかったので、魂が揺さぶられましたし、元々、私の家系は神道や仏教に近い関係なので、私自身、何か魂が揺さぶられないと動けないような環境にすでに置かれていたのかもしれません。
自分の役割は、例えば家の中にもあれば、会社の中、幾代にも続く家系の中にもあって、それぞれの環境と役割が一致している人は伸びていくんですね。

來夢 私は年に1回だけ「View of life(ビュー・オブ・ライフ)」という自分が歩んできたこれまでの道を自身で俯瞰する時間を提供する旅を主催していますが、その時に必ず算命学を入れています。ただしこれは、算命学の勉強会でも占いの講習会でもなくて、「自分を第三者の目で見ましょう」という主旨で、あくまで自分を知るためのとっかかりを得ようことでやっています。
安倍さんが学び続けていて魅力を感じているところは、私も魅力を感じていて、持って生まれたものをどう導いていくかという点で算命学を推奨していますし、クライアントさんを紹介しています。

安倍 おかげさまで完全紹介制であるにもかかわらず、たくさんの依頼があって、今年の年初2カ月だけで500人ぐらい観ましたから、体が壊れてしまう (笑)。

 

2. 不平等だからこそ生きる価値がある

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來夢 安倍さんは、さっき話に出たようにお坊さんもいいと私は思ったけれど、結局、算命学がいいと思えたのは、「不平等だからこそ生きる価値がある」という算命学の教えだったように思います。

安倍 そうですね。「生きるとは何ぞや」という大命題を示されたような感じがありました。
算命学には、宿命や運勢を見ていく技法として「陰占」と「陽占」があって、陰占は先祖から受け継いでいる星、陽占は後世の自分の星で、その両者の関係がくっきり顕れてくるところが興味深いし面白いんですよ。
家系の一番先端にいるのが我々で、先祖の気をもらって生まれてきたところの運勢をまず観るのですが、算命学では、人間はときには不平等に生まれてくるとしているんです。

來夢 そう、何か足りないんです。足りないからこそ生きる価値があるんですよ。

安倍 せっかく生まれたからには、天が必要としてくれるような人間になろうということで、算命学では家系を川に例えています。
きれいな川であれば魚がたくさん住むけれども、川が汚くなってしまえば魚は住まなくなってしまう。だから家系という川をきれいにしていくためには、自分の役割はきちんと果たそうということなんです

來夢 与えられた役割をきちんと果たさないと家系が途絶えることもおきますね。

安倍 そうです。
それに、算命学では天が必要としてくれているか否かを、縦横斜めに縦横無尽に観るので、占いに来られた方が迷ったりしていると、「この星が傷ついているんだな」とか、「この星が弱っているんだな」とか、手に取るように答えが分かるんですね。
例えば、始星(しせい 始まりの星)がどこにあるのか、帰星(きせい 終わりの星)がどこにあるのかを観るんですが、始星の位置がはっきりしないとスタートが切れなかったり、帰星の位置を見失ってしまうと自分の役割が分からなくなって、最終的には淘汰されてしまうということが起こるわけです。

算命学には数字的な概念があって、説明は省きますが、私の場合、始星は1、帰星が3で人生が1→1→3という流れになるんです。そして帰星が3ということは、あれもこれもチャレンジしたいという星なんです。
始星が1だから、「よし、これだー!」と行くんだけど、帰星が3だから、進んでいくといろんなことをやりたくなってしまう。だから、私の会社がそうなっていて宿命通りであることに気づいた時に、朱学院の校長先生から「うん、好きなだけやりなさい。君は会社をコントロールしようとしないでいいし、広げられるだけ広げればいいでしょう」と言われてしまいました(笑)。

來夢 やはり東洋占星学と西洋占星学って繋がっていると思いますし、結局、それは西洋占星学に顕れている安倍さんの星とイコールだということでしょう。安倍さんは本当に好奇心旺盛で、流れるように柔軟に感じてあれもこれもと思う性分だし、抱え込むのは苦手でしょう。

安倍 その通りですね。それに逆の場合も同じ理屈なんですよ。3→1→1とか2→1→2とか人それぞれで、いろいろバラバラなんですが、始星が3だと最初からあれもこれもそれもしたいから的が絞れなくて、なかなか進められないんです。だから初対面であっても「ああ、この人はリーダー向きだな」とか「この人はリーダーに向いていないな」ということが、すぐ分かっちゃうんですね。

來夢 面接とか交渉とか、挨拶する時などに活用できますね。

安倍 そうですね。その人の星を観ると大体のことが分かりますから。
例えば、初めて交渉に行くとするじゃないですか。そうした場合、交渉相手がどういう頭の星であるかを観れば、交渉事をうまく運ぶための言葉や方法が見つかります。お見合いの時の挨拶などもそうです。気に入った相手の父親が軍隊的な頭の星の人であれば、「お父さんお願いします」と、きちっと挨拶しないと、まず一発で蹴っ飛ばされてしまいますね。こうした点も算命学の面白いところなんですよ。

來夢 算命学は戦術、つまり戦うときに使われてきた学問だけあって、非常に面白いところがありますね。

 

3. 親・子供・兄弟は自分で決められない。決められるのは配偶者だけ

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安倍 算命学は頭、胸、お腹、左手、右手、左足、右足という部分に宿る星でも観るんです。頭の星について言えば、頭は思考するところですから、例えば頭の星が戦う人の場合、怖い話をすると乗ってくる。でも頭の星が優しい人の場合、怖い話をすれば、「そんな話、やめてくださいよ」と、まったく反応は逆です。

來夢 もちろん、それぞれの星をどう読むかですが、算命学では星の要素を人体図にしますからね。

安倍 それは非常に複雑な、つまり曼荼羅(まんだら)です。
次に胸について言えば、胸は「自分」で、一番深いところに秘密が隠れているので、胸の星を観ると「この人は内心こう思っているのか」とか、「これを大切にしているのか」ということが観て取れます。
さらに言えば、お腹は「部下、目下、生まれてくるもの」、左手は「兄弟、友人、知人」、右手は「配偶者」で、算命学においては、こうしたことがいわゆる南無(なむ)の世界の曼荼羅になっているんですね。そして、唯一この中で自分で決めていいものがあるとしています。

太陽は東から上がって西に沈んでいきますが、西のところの星、つまり右手の星である配偶者だけは自分で決めていいんです。親は決められないし、子供も決められないし、兄弟も決められない。でも算命学の場合、唯一配偶者は自分で決めていいですよという星があるんですね。すぐ上に先祖と繋がる星があり、その窓口をポンポンと叩くと、先祖の伝言が分かるとされてもいます。

來夢 さっき話に出た「陰占」と「陽占」の境目にある窓口ですね。そこではご先祖様と交流できる。素晴らしいじゃないですか。

 

4. 生年月日を占術の拠り所にしたとしても、人それぞれで答えはひとつじゃない

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來夢 ところで、安倍さんは具体的にどんな感じで日頃、仕事関係の人やクライアントさんに接しているのかしら?

安倍 私は人と会う前に何も観ないんですよ。例えば誰かのところに行く際、その人の生年月日とか観ないですし、その人のことを調べたりもしないですね、
ただクライアントさんが来られた場合は別です。「お見合いに行くのだけど」とか、「これから仕事でどうしても重要な人と会わなきゃいけない」という時には、それは相談事ですから、「相手の人はこういう人だから、会ったらこういう風にしたほうがいいよ」とか、「この人の場合、きちっと挨拶をしないと、もう一発であなたの場合は駄目だよ」とういう算命学の使い方はします。

來夢 なるほど。要は、答えはひとつじゃないということですね。

安倍 そうなんです。生年月日を拠り所にしたとしても、人それぞれで答えはひとつじゃないんです。その人が置かれてきた環境とか、立場とか、そして親が何をしているかということで星の巡り方が変わっちゃうんです。
でも、そうした中にもルールというか法則があるので、その法則に当てはめて観ると、例えば、父親が奇数の長男として生まれ、母親も奇数の3番目として生まれ場合、この夫婦の間に生まれてくる最初の子は、女の子である確率が高いんですよ。しかし、男の子が生まれてきた場合には、誰かが亡くなっている可能性があるんですね。

來夢 生まれ変わりということですね。

安倍 そうです。算命学はそういうことも観ていくんです。いわゆる祭りの卦(け)があるとかないかとか……。何て説明していいのか分かりませんが、こうしたことが観て取れるまでには10年ぐらい勉強する必要があるんですよ。

來夢 だから、実践を積みながら学び続けるのが、いかに大切かということなんでしょうね。それにしても、自分が求めていたことに出会えて、良い先生に巡り会えたっていうのは、本当に良かったですね。

安倍 校長はもう80を過ぎているんですけど、校長が亡くなるまで学校に行こうと思っています(笑)。

來夢 ああ、それはいいことですね。お元気でいるうちにできるだけ教えて戴けるといいですね。

未来への途(みち)を示してくれた算命学─その②に続く

前回の【來夢の「占いの達人」】はこちら ⇒Vol.5 “生命の燃焼”のお手伝いをするーその①

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