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2018.08.31



Vol.4 誰もが持つ運や可能性を使える人、使えない人─その①

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今回お話を伺った鳳万里香氏は、來夢とともに、ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ氏に師事し、ルネ・ヴァン・ダール研究所で学んだ。
ルネ・ヴァン・ダール研究所とは、1976年にルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ氏が創立した、占いや神秘学、および心の研究所。
ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ氏は、東京生まれの占星術師(1942年3月―2011年11月)。学習院大学卒業後、ロンドン大学に留学して心理学を専攻。帰国後、六本木にアトリエを開設し、エッセイ、シナリオなどの執筆活動を開始。占星学の分野では、自身を所長とするルネ・ヴァン・ダール研究所を開設。西洋占星術を中心とした天文心理学を唱え、独自のホロスコープ・カウンセリングを開発・実践。また、日本占術協会副会長、国際予想科学協会副会長、日本時空心理学協会会長も務めた。

ルディエール先生

 

目次

1. OLの仕事をやめて占いの世界へ

2. 気功で開眼した手相の面白さ

3. 気功や水晶で“読み取る力”が培われた

 

1. OLの仕事をやめて占いの世界へ

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來夢 私がルネ・ヴァン・ダール研究所で学び始めたときには、すでに鳳さんは研究所にいたから、先輩後輩ということで言えば私の先輩に当たるわけで、名前もすでに襲名していて、鳳万里香さんでした。何故、鳳さんがルネ・ヴァン・ダール研究所に行くようになったのかという辺りから、まずお話を伺えますか?

 私は小さい頃から、おまじないとか占いに興味があって本を読むのが好きでした。17~18歳のときに、『マイバースデイ』という雑誌が出たのでパラパラ読んでみると、ルネ先生の文章が掲載されていて、語り口とかストーリーがとても面白いし、とにかく言葉が格調高かったので毎号そこだけ読んでいました。

その後、女性誌の星占いも読んでいましたが、ある日『コスモポリタン』という雑誌の隅のほうにルネ先生の「セミナーやります」という記事を見つけて、これは行かなくてはと思い電話ボックスに駆け込んで連絡したんです。セミナー会場は六本木で、これがルネ先生とお会いすることになった最初です。

來夢 まだ学生さんだった頃ですか?

 いえ、もうOLしていました。
その六本木のセミナーに参加したとき、ルネ先生は金色のボタンがついた紺色のジャケットを着てらして、ネクタイも金色で、金色のネクタイなんて初めて見るなと思ってお話を聞いていました。するとルネ先生の後ろに、大きな金色のオーラが踊るようにキラキラと光っていたので、すごいな、こういう輝きを持つ方なんだと思いました。

月に1回、6か月のセミナーの初回が終わって最後まで座っていたら、皆さん喫茶店に行くようなので一緒に着いて行くと、メンバーはルネ先生のお弟子さんばかりで、私だけよそ者が紛れ込んだ感じでしたが、皆さん優しくしてくださいました。その6回のセミナーの中で渋谷のサンケイ学園でルネ先生が占いを教えているという話を伺ったので、それにも参加しました。
そして、もっと近くで学びたいと思い、お弟子さんになりたいという手紙をルネ先生宛に書きました。

來夢 六本木のクラスには何人位の人が参加していたのですか?

 30人位で、半分はすでに生徒さんやお弟子さんだったような気がします。セミナーの内容は当時流行り初めていたマインド系自己啓発セミナーで、占いについての話はあまりなくて、癒しや感動をみんなで共有するといった内容でしたね。

來夢 先生にお手紙を出したあとはどうなったの?  

 お会いすることになったものの、先生は弟子になりたいと言っても厳しいよとおっしゃっていました。でも、会社帰りに先生のご自宅に伺うようになって奥様の慶子さんを交えて3回位、面談というか食事をさせて戴いたんですが、多分、慶子さんがあの娘(こ)ならいいよと助言してくれたんだと思っています。

その後、東京にいらっしゃい、という話になって、埼玉の実家を引っ越してアパートを東京に借りてルネ先のお宅に通って勉強していました。そうしている内にルネ先生から「うちの研究所にいらっしゃい」と言われたので、勤務していた会社に辞めることを伝えたら、人員補充の都合で1年間はダメですと言われてしまったんです。そのことをご夫妻に伝えたら「ああ、それはそれでよかった」とおっしゃっていたから、本気で占いをやるのか覚悟を試すために言ってみたけど、急に来られても困るという内情だったのかもしれませんね。

來夢 その頃、ルネ・ヴァン・ダール研究所は市ヶ谷にあったでしょ。人数は何人位いたのかしら?

 仕事をお手伝いするお弟子さんはたくさんいましたが、私が社員になって最初の頃は市ヶ谷で主に秘書業務と事務をしていて、新しくマインド・クリエーションという心理学に特化した会社を青山に構えることが決まり、その辺りから少しずつ社員が増えていきましたね。

來夢 私が出会ったとき、鳳さんは『プチバースデイ』の連載を書いていて、経理もやっていたし、他の執筆活動もしていたし、教室の担当もしていたから、一人何役もこなしていた感じでしたね。

 そう、ほかにやる人がいなかったから。でも、ルネ先生も奥様の慶子さんもそれまで私が会ったことのない知的な方だったから、おふたりの側にいるだけで楽しかったですよ。

來夢 一種のカルチャーショックだったわけですね。

鳳 そうなの、一緒に居るだけで満足みたいな。だからお役に立てることがあれば掃除でも事務でも何でもしますという感じでしたね。
ルネ先生に出会う前は、人の役に立ちたいと思いながら、だからといって何をしたらいいのか分からなかった。それで「私はここに居ます。私のエネルギーを活用できる場と私をつないでください」とよく宇宙に向かって言ってました。

來夢 鳳さんのそういう感性は、そもそもどこから来ているのかしら?

 自分でもよく分からないんですよ。文章を好きになったルネ先生のセミナーの記事を見かけて、会いたいと思って出かけたことがきかっけでした。
先生は「君は前世から占いをやっていた人だ」と言ってましたけど。私って「大昔、旅人を接待しながら、旅人にあなたは明日、東に行くといいとか、満月の日にこれをするといい」なんて言っていたらしいの。
「パンがないならケーキを食べなさい。」そう言い放つような高慢な金持ちの女だったから、今、君はこうなんだ、と言われたこともあったけど、とにかく発言も行動も突飛で新鮮で面白かったですよ。

來夢 ルネ先生って、ルネ先生だけは分かっているというか、私たちにしてみたら何の脈絡だか分からないようなこと、よくおっしゃっていたものね。
私も「母(ルネ先生が來夢を愛称で「母」と呼んでいた)には、山の神とか海の神とか自然の力がたくさんついているから、母と話をしているだけで、なんだか分らなくても浄化される」と、当時の私には全く意味が解らなかったことを言っていただいてました。
それで、鳳万里香という名前をもらったのはいつ頃?

 27歳のときでした。
研究所にはいろいろな媒体から毎日のように仕事や連載の依頼があったので、仕事に困らない状態。あるとき、新規に転職雑誌が創刊されることになって、「じゃあ君がやれ」ということになったのが、名前をいただくことになったきっかけでした。

それから『プチバースデイ』で妖精物語の連載をやらせていただくようになって。元々、物語を書くのは好きだったから、原稿を書くのは全然苦にならなかったですね。数年に1度は、一文字たりとも、ひと言の言葉も、何も浮かばなくなってしまうスランプが訪れましたが、それくらい毎日原稿を書きまくってました。

來夢 私は占い雑誌とか全然読んでなかったから、そういう動きは分かっていなかったけれど、鳳万里香という名前の由来は?

 姓に鳥という文字があったので、霊鳥である「鳳」に格上げしていただき、「万里香」は私の名前が万里の果てまで羽ばたき、その香りがゆきわたるように(教えや言葉が広まるように)という意味だと、先生はおっしゃっていました。

來夢 なるほど、下の名前は思っていたとおりだったけど、要するに書くことが好きだった鳳さんにとって研究所はぴったりだったわけだ。

 鑑定より書くことのほうが多かった“書く研究所”でしたからね。自分に合っていたと思います。

 

2. 気功で開眼した手相の面白さ

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來夢 基本的に一番好きなのはタロット? 西洋占星学? 今日は手相の話も伺いたいと思っているけど。

 最初がタロットと星占いだから、その両方かな。でも、手相も面白いですよ。

來夢 鳳さんから余りタロットの話って聞かなかったけれど、あなたにとってタロットってどんな感じ?

 タロットって開けば答がすぐ出るし、全然知らない人の情報でも、生年月日とか名前が分からなくてもストーリーがある程度読めるので便利ですね。いまユーチューブにタロットの動画をアップしていて、タロットにはまっていますよ。

來夢 手相については?

 手のひらって宇宙エネルギーの出力先みたいなもので、その人の考え方や過去・未来、運勢や状態などが体のなかで一番出るところですね。顔にもきっと出るんでしょうけど、顔は鏡がないと見られません。でも、手のひらは自分で見ることができるし、毎日絶対見るでしょ。それにきれいにしていると気分がいいし、手から出るエネルギーで人を癒すことができる、大切な部位だと思います。

手相に興味を持ったきっかけは5、6年前に気功を始めたからですね。手から気を出すと、色や手の質感が変わっていくのが分かって、同時に手相って面白いなと感じました。

來夢 手のひらは体調や気持次第で変化するから、昔から健康診断をするようにコンスタントに見るといいと言われていますね。それにしても、何で気功をやろうと思ったのかしら。

 タロットカードや水晶を使えばヒーリングも占いもできるけれど、何も道具がなくても人を幸せにできる占いとか気功とかにすごく興味があったんです。手相は何もツールは要らないし、相手の手のひらを見ればいいわけでしょう。

來夢 なるほどね。私のクライアントさんのなかに気功をやっている男性がいて、気功を学んでいるうちに來夢さんが言われる陰陽の力の意味とかが分かるようになったと、その方はおっしゃっていたから、気功には理屈では証明できないものを感じ取れるところがあるんでしょうね。

 そうですね。気功師が「気」の循環や「質」をコントロールすると、ちゃんとそのとおりになっていくし、遠隔でも気を感じさせることができるし、遠方から送られた気を感じ取れるんですよ。

來夢 鳳さんの何かに不思議を感じて興味を持ち、いつの間にか行動しているという話を聞いていると、周りの人が知ったときには、すでに実践している“静かな行動力”の持ち主という感じがしますね。

 

3. 気功や水晶で“読み取る力”が培われた

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來夢 さっき鳳さんがおっしゃった「私はここに居ます」というのは、とても乙女チックな感じがするけれど、少女時代から見えないものに惹かれていたという、その感性の源というか、きっかけみたいなことって何ですか?

 多分、中学生の頃だったと思うんですけど、普段まわりにある数字や色などに意味があることを知って、すごい衝撃を受けたのがきっかけですね。当時はアカデミックなことは知らなかったし、常識だったのかもしれませんが、数字や色にも情報が宿っているなんて驚きでしたし、もっともっといろいろなことを知りたいと思いました。

來夢 だから、ルネ先生の原稿を読んで、これは格が違うと感じ取ることができたんでしょうね。

ところで、話は変わるけど、前回このコーナーでご紹介した松村潔先生が、何年か前に水晶のリーディングをやっていたことを聞いていたのだけれど、確か鳳さんも参加していましたよね。

 そうです。水晶をひたすら見つめて映像を読み取るような教室を松村先生が始めて、私、その一期生のリーダーだったの。丁度、松村先生が水晶の本を出し始めた頃でしたね。
教室でどんなことをしていたのかと言うと、例えば、写真や絵などを封筒に入れて、水晶を見ながらどんな中身なのかを読み取ったり、相談者の質問を紙に書いて封筒に入れ、水晶に見えた映像を伝えてから質問を取り出して読んで、映像の意味を解凍してゆくといった練習をしていました。

來夢 皆さんで水晶に意識を飛ばして訓練をしていたんだ。

 水晶を見て意識レベルを下げていくと、映像が見えてくるし、練習を重ねていくと封筒の中にある絵や写真が分かるようになるんですよ。

來夢 占うときに水晶を使ったりすることはあるの?

 相談者の前などでは使わないけれど、個人的に使うことはありますね。
私は、占うときはホロスコープやタロットをメインで使っていて、ついでに手相を見せてもらうこともあります。手相は、本当に一人一人違うから、この線は何だろうと推測しながら見るのは楽しいですよ。

來夢 よくね、ルネ先生がおっしゃってたのだけど、パーティとかに行ったときに占い師であることが判ったとたんに、皆さんそろって手のひらを出して見てくださいと容易(たやす)く言われて、困るのだと。あなたの場合は自分の勉強も兼ねて見ているわけね。

 本当に手相は千差万別で面白いですよ。例えば、何か社会的に活躍している人の場合、その人独特の線があったり、本に載っていないような線が伸びていたりするので、オリジナルの思考とかアイデアとかが線として表れるのかもしれないし、興味が尽きませんね。

來夢 本には載っていないその人独特の線って、実践しているから見つけることができるわけで、さっきおっしゃっていた気功とか水晶とかで培ったものも、多分、助けになっているんでしょうね。

※誰もが持つ運や可能性を使える人、使えない人─その②へつづく…

鳳万里香 (おおとり まりか)

故ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ氏に師事、正統派西洋占星術を学び、長年にわたりルネ・ヴァン・ダール研究所にて執筆活動を行う。夢を持つ人間の力の強さを信じ、夢や目標への水先案内人として、理想の環境や人間関係を引き寄せるサポートを行うカウンセリングは定評があり、スピリチュアルな観点から考察される占いも人気がある。安定したライティング力、どんなテーマの占いも受け止める応用力に優れた占い師。一時期、ルディエールという名前で活動していたことがある。
西洋占星術のほか、タロット・手相・風水をメインに活動。また、オーラからアプローチする美容気功を用いたセラピストとしても活躍中。様々な占術を研鑽するなかで西洋占星術の惑星の傾きと天文心理学、自らの直感力が共鳴していることを知り、理論を言語化し、25年余にわたる研究を続けてきた。今は、人生が変わるレベルの開運までの道のりを共に歩める占い師でありたいと、切磋琢磨している。

【著書】
「ドキドキ恋占いBOOK」(1992/6 講談社KK文庫)
「恋の妖精おまじない」(1995/9 実業之日本社)
「細密血液型占い」(2001/6 成美堂出版)
「幸せを呼ぶ手相占い」(2003/5 成美堂出版)
「血液型プチ占いBOOK」(2005/5 成美堂出版)
※成美堂出版から刊行された上記3冊は著者名をルディエールとして上梓。

主な占術方法 :  西洋占星術/タロット/手相/風水

オフィシャルブログ

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