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2018.05.31



Vol.2 住まいは人なり|家相学、方位学の大家による占いと家相の基本

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富塚崇史 (とみづか・たかふみ)

富塚先生

日本占術協会最高顧問。方聖閣代表。

家相学や方位学の大家として戦前より活躍した方聖気学(ほうせいきがく)の創始者・富塚巧啓(とみづか・こうけい)師の三男として生まれる。
幼少の頃より父の訓導を受けて育ち、青年期には故・大熊茅楊(おおくま・ちよう)先生に師事し、各種占術の奥義を探究するとともに特に家相学の研究を深める。
現在、方聖気学を基として方位学や易学を駆使し、悩める人たちの開運に貢献している。また、70年の歴史を有する方聖閣の会を主宰して門下生を教育指導し、占術家の育成にも尽力している。著書に『家相の良くなる設計と間取り』(1999/3 成美堂出版)、『幸運を呼ぶ「家相」と「間取り」』(2014/2 成美堂出版)がある。

主な占術方法 : 家相学/気学(方位学)/易学

方聖閣HP

 

目次

1. 運勢は自分でつくるもの

2. 家相学、気学(方位)、易学を学ぶために大熊茅楊先生の下へ

3. 占いは偏らないように、最低でも3つの面から見ることが大切です
3-1. 家相学、気学(方位)、易学から占い、アドバイスする時のポイント
3-2. 占うときに心がけていること

4. 家相の基本は自然の摂理に調和すること
4-1. 日本独自の歩みをしてきた家相
4-2. 住み心地がいい家は四季の変化にバランスよく調和している
4-3. 家相で最も重要なのは「北」

 

1. 運勢は自分でつくるもの

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來夢 富塚先生とお会いして、もう25年以上になりますね。以来、いろいろ相談に乗ってもらったり、易学について教えていただいたりして、私は勝手に先生の弟子だと思っていますし、先生にはずーっと感謝しています。
それで今日はまず、占いについて先生はどのような考えを持っておられるのか、そのあたりからお話を伺いたいのですが?

富塚 もうそんなになるのか、月日が経つのは早いね。私は誰彼なく付き合うわけじゃないし、こすっからいヤツとは付き合わないからね、あなたとはよほど相性がよかったということかな(笑)。

それはともかくとして、人生、つまり運勢は自分でつくるものでしょ。誰も自分の責任は取ってくれないしね。だから、どうしてと言われてしまうけど、その人が幸せになるんだったら占いは当たらなくてもいいんだよ。

來夢 そうですね。そこが肝心要のところですね。

富塚 ただ、当てないと信用してもらえないから“当てる”という作業はありますよ。でも、ある程度信頼関係ができてくれば当てなくてもいいし、逆に、むしろ痛い思いをさせて、はい上がってくるようにするというケースもあるわけだ。

來夢 ああ、分かります。痛い思いといっても命を取られるわけじゃない。でも転ばないと痛さが分からない……。

富塚 たとえば、子供たちが旅行に行くときに、「方角、方角」と言って、方位を気にする人が、私のお客さんのなかにいるけれど、「そんなふうに思っていると、あなたが亡くなったら、子供たちは何もできなくなるよ」と私は言っている。
それにしても、当てることに汲々としていると疲れるね。

來夢 そういうところが、東洋占星術の先生方のなかでも、富塚先生はとっても稀有だなって思うんですよ。今日はこの方角はよくないからと、ダメな見方から始まっちゃう感じで、“占い至上主義”みたいな人が多いじゃないですか。でも、先生はいつもニュートラルで大切な軸をはずさないというか……。

富塚 やはり、子供は温室のなかで育てちゃダメだし、取り返しがつかないのは困るけれど、少々のケガぐらいしてもいいじゃないかという気持でいないとね。
これまで、いろんな人を見ているけど、口うるさいだけの親に育てられた人は、親がいた頃は言うことを守っていても、親がいなくなると、結局、好き勝手やっていて、いまダメになっているものね。

さまざまなことを経験して、自然っていろいろあるんだと感じて、なぜなんだと考えていけるようになれば、欲望だけで自分の進む道を選ばないし、無謀なことはしないようになるでしょ。つまり、自力で自分の運勢をちゃんとつくれるようになるんだよ。

來夢 そうですよね。“経験は力”になりますからね。自分が置かれている環境のなかでブレるかブレないか……。自分は絶対大丈夫だと考えているときに、いいときはいいにしても、突然つまずいたりしますもんね。 

富塚 だからこそ、自力で自分の運勢をつくれるようにするには、要はそうしたいという強い気持がないといけないんだけれど、人間だから堪えられないところもあるんだよ。

來夢 それこそ、日頃から富塚先生が「占いは運命学」だとおっしゃっているゆえんですね。

 

2. 家相学、気学(方位)、易学を学ぶために大熊茅楊先生の下へ

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來夢 先生が占いをやってみようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

富塚 私は父親が創立した方聖閣を引き継ぐようになって、今年で38年になります。私の父は戦前、銀行マンでした。でも、あの大恐慌(1929年)のあおりを受けて銀行はつぶれてしまい、ブラジルの鉱山に投資したりしていろいろ苦労したようです。
私は女4人、男3人の7人兄弟の末っ子だったから、父親が苦労している姿は記憶にないけれど、いろいろやってダメだったので運命学を勉強するようになったと聞いているよ。

來夢 7人兄弟というと、一番上の方とは歳の差がけっこうあるのでしょうね。

富塚 そう、20近く離れているね。で、あの頃は荒川区の尾久というところに住んでいて、そこを地盤に父親は占いを始めたんだけれど、当時は自宅だけでやるなんてよほどのベース(組織)がなけりゃ無理で、私が中学1年生になった時に練馬区大泉学園町に引っ越して、父親は、昼間は自宅で鑑定して、夕方から尾久の方へ出かけ毎日夜11時の最終バスで帰って来ていました。西武池袋線の大泉学園からちょっとバスに乗るんだけれど、当時は道が舗装されてなかったからね、雨が降ると道がぬかるんで泥んこになるようなところなのに、よくあんなところにお客さんが来てくれたね。当時は予約なんてないから、毎日、待合室で順番待ちをしていたのを覚えているよ。たいしたもんだね。私には真似できないよ。

來夢 お父さんの苦労ぶりが目に浮かびますね。

富塚 だから、そんな父親のマネはできないと思っていたし、父の本がたくさんあったので、その手の本はよく読んでいたけど、若い時分は占いに対して、どちらかというと懐疑的だったね。しっかりしたベースがないと食えないという父親の苦労を、その頃は感じていたし……。

來夢 この仕事は、跡取りといっても素質がないとできないでしょ。でも、お父さんのお見立てどおり、先生にはその素質があったということでしょう。

富塚 私は八白土星(占いに用いられる九星のひとつ)で、八白土星は兄弟のなかで私だけなんだけれど、大体、八白土星って跡取りの星なんだよ。父親は私が適当な歳になるまで待っていてくれたと思うけど、やはり親だね、他の兄弟にも占いを教えていたね。
日頃から、お客さんから、跡継ぎはどうするんだと聞かれていたこともあったんでしょう。父親も70歳を迎えて最終的に跡取りの星を持つ三男坊の私を選んだようです。

來夢 やっぱり、お父さんは素質を見抜いていたんだ。

富塚 まぁ、そういうことになったけど、父親のマネはできないと言ったし、私はまだ30代底々だったから、父親のお客さんといえば歳がずいぶん自分より上でしょ、そんな人たちの相手などできないと思って、とりあえず1年考えさせてくれと言いました。

そうこうしているうちに、32歳になっていた私は、いまでいうメニエール病になってしまい、入院を余儀なくされて4人部屋に入ったんだけれど、とても親しくしてくれていた同室の70歳代の方の病状が、突然、急変して亡くなってしまったんだよ。それがとてもショックだったし、このことが、私の気持ちを大きく変えたと言っていいね。

來夢 人がいつかは死ぬというのはわかっているけれど、それは先生にとって貴重な体験だったわけですね。

富塚 その後、父親に自分の決意を伝え、父親が主としてやっていた家相、気学(方位)、易学の3つを学ぶために、父親と同門の大熊茅楊(おおくま・ちよう)先生の下に行くように言われて、大熊先生が亡くなる年(1994年)までそこにいました。
ご存知のように、大熊先生は「昭和の易聖」と呼ばれた加藤大岳(かとう・だいがく)先生に師事して数々の占例を重ね、女性でありながら加藤大岳一門の四天王の一人に数えられている方です。

來夢 私は当時、まだ大熊先生がどんな考えをお持ちの方か知りませんでしたが、昭和から平成にかけて、西洋占星学がベースになっている人たちのほとんどが、大熊先生のお弟子さんでしたものね。

そうそう、大熊先生が亡くなられた年は、丁度、私がルネ先生(ルネ・ヴァン・ダール・ワタナベ)から「プロになれ」と言われた年でした。私が、占術協会が主催していた銀座7丁目のカウンセリングルーム的な場所に出るようになって、1カ月でリピーター率No.1になったときに、当時、協会の事務局長を勤めていらした富塚先生から「來夢くんってどの娘だ」ということで声をかけられて、先生と初めてお会いすることができたんです。

富塚 そうだったね。でね、いま思うに、父親と細かいことを話したことはほとんどないけど、私があとを継ぐことを決めたのが32でしょ。私は四柱推命学でいうところの「2歳運」だから、父親はちゃんとそのことを見ていたんだろうね。

來夢 そうだったのだろうと私も思います。それで、富塚先生はお父さんのお客さんもずっと受け継がれていて……。

富塚 もうね、父親のお客さんの2代目どころか、その3代目、4代目になっていて、孫やひ孫がお客さんですよ。そればかりじゃないけれど、こんなに有り難いことはないね。

 

3. 占いは偏らないように、最低でも3つの面から見ることが大切です

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3-1. 家相学、気学(方位)、易学から占い、アドバイスする時のポイント

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來夢 富塚先生は家相学、気学(方位)、易学を3本柱にしておられますが、相談にこられた方にアドバイスするときのポイントは何でしょうか?

富塚 それは相談者の問題によるんですよ。ただ言えることは、ひとつの方法ですべてを整理してはならないということだね。
易っていうのがあるでしょ。この方法は吉凶、要するにいいか悪いかを見るには最高の手法で、私は易に勝るものは多分ないと思っています。しかし、目の前のことについては非常にクリアに教えてくれるけれど、10年後、20年後を易で見ようとしても困難です。

來夢 そういう場合は四柱推命学とか算命学とかの、サイクルやリズムを見る手法のほうが有効だということですか。

富塚 そうだね。だから「占術学」「占いは運命学」と言ったって、各占術は一方面には長けているけど、他の方向には向いていないということがあるわけで、手相にしても人相にしても、おおよそのことは分かるにしても、10年後のこととかになると詳しくは分からないですよ。
つまりは、自分がどういう答えを求めているかで、どの手法を選ぶかとなるわけで、私は運命学を3種類はマスターしなさい、ひとつではダメだと言っています。

來夢 複眼的に見ないと焦点がズレるということですね。

富塚 そう、3つの面から見れば焦点は絞れるけれど、ひとつでは焦点がズレてしまうからね。このことについては、先ほど話に出た「昭和の易聖」といわれた加藤大岳先生が「自分たちには見えているけれど、その人の肉眼では見えないものを、レンズを通して拡大して見せてくれるものが易なんだ」と、的確な言葉を残しています。

來夢 気付いていないことを見せてくれるということですね。

富塚 そのとおりでね、宇宙の果てのことは易では分からない。でも、手を洗ったつもりでも拡大するとバイ菌がついている。易、広くいえば運命学の理屈はこれと同じだね。

來夢 先生、それ、とても分かりやすい。

3-2. 占うときに心がけていること

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來夢 先生が占うときに心がけていることって何でしょうか?

富塚 ほとんどね、皆さん、聞きたいことはプロセスよりも結果なんですよ。ホントはあれもこれも聞きたいんです。でも、それを全部聞いていたら時間がかかってしまから、お会いしたときは、話の内容や表情から、その人が一番聞きたいことは何なのかを、まず整理してあげる必要があるね。

來夢 先生のところにこられる方の相談内容って、お金のこと、恋愛のこと、事業や病気のことなど、さまざまでしょうね。

富塚 一番多いのは病気、事業だな。恋愛については、私が男だということもあるでしょうが、若い娘さんがくることは少ないし、そういう話でくるのは親御さんだよ。私のところは紹介制だから、フリーでくる人はいないけど、紹介じゃなくて本人がくるケースは既に知っている関係だね。

たとえば、結婚して10年も経つのに子供ができないという相談があって、見てアドバイスしてあげたら子供を授かったとか、なかにはガンになっても20年以上生きている人がいたり、それこそ十人十色ですよ。

來夢 私は、占いは、知らないよりも知っていたほうが良い“情報”であり“知恵”で、それ以上でも以下でもないと思っているんですが、その辺り、先生はどう考えていらっしゃいますか?

富塚 そういう考え方でいいと思うし、占いの方法はいろいろあるけど、いずれもツールだからね。我々は医者じゃないし、魔法を使うわけじゃない。
たとえば、ガンを治すんじゃなくて、ガンを治すクスリや医師と出会えるようにお手伝いするのが、我々の仕事なんですよ。病気だって、死ぬほどの病気なのか、手術すればよくなる病気なのかという違いがある。
そういうときに、私は「大難を小難にしろ」と言っています。

來夢 もうひとつ、私がプロになるかならないかというときに悩んだ、占ってお金をもらうということについては、どう考えていますか? 残念なことに、人の不安を煽って、ただ儲けるためにやっているというケースもあるわけで……。

富塚 いろんな人を見ていると、金儲け主義の人は、一時はよくても続かないですよ。我欲が自分を潰してしまってね。そういう問題は、要するに欲の度合いに帰結するんじゃないかな。私も占ってお金をいただいていますが、こられた方が納得して、最後はニコニコして帰っていくというのがベストだと思っているし、報酬はそれへの対価だと思っているね。

それにお金って不思議でね、もらわないとこれまたダメなの。アマチュアでも見て見てと周囲からいわれる人はいると思うけれど、お金をもらわないと責任がないんですよ。占いは人の人生を左右することにつながるから、いい加減じゃすまされない。きた人が真剣なら、こちらも真剣にならないといけないでしょ。

來夢 なるほど。明快なお話で、よーく納得できました。

富塚 ついでに言っとくとね、昔は占い師ってね、苦労して懸命に勉強してもね、自分自身に役立てない人生歩んでいる人が多いね。だから私は、占い師は自分が幸せにならないとダメだよっていつも言っているし、そのためには、まず自分が実践しないといけないね。人にはいろいろ言っていても、自分がやらないのはダメだよ。

 

4. 家相の基本は自然の摂理に調和すること

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4-1. 日本独自の歩みをしてきた家相

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來夢 当たるか、当たらないかということで言えば、家相はそのあたり、はっきりしているように思いますが……。

富塚 いや、家相ほどファジーなものはないね。確かに「こういう家相は○○だ」というのはあるよ。でも、1から10まで細かく家相に表れるわけじゃなくて、「住まいは人なり」で、家には人の選択と行動がともなうということがあるからね。

たとえば、平面図で家相がいいから病気しないと思っていたら大間違いですよ。いくら家相がよくても生活習慣や環境が悪ければ病気になるでしょ。まして環境など、周りの条件を無視して自分の思うとおりに生きてきたという人は、自分が持っている劣性遺伝的なものが間違いなく出てくるよね。

來夢 なるほど、富塚先生が、家相は自然環境科学だとよくおっしゃっているとおり、自然の働きと自分を調和させることが大切なんですね。

富塚 その人の家は、その人が息づくところだから、要は偏らずにバランスをとりなさいということですよ。

來夢 ところで先生、家相と風水は違うという人が多いんですが?

富塚 風水は中国大陸の自然環境のなかで育まれてきた考え方ですね。東洋の思想は陰陽思想、五行思想、天地人といういわゆる三才の思想、この3つの大きな思想があって、それらを背景にして風水が生まれたんだけれど、風水には海の風水、山の風水などいろいろあるわけで、基本的な理論は共通していても、細部にわたる見方はそれぞれ違うんだよね。

日本の場合は、周りが海に囲まれた島国で温暖湿潤な気候でしょ。広い大陸の自然環境とは異なるから、考え方が違ってくるのは当たり前なわけで、家相は日本の自然環境に合った形で独自に発展してきているんです。

來夢 先生は何かを否定して、これが絶対だと決めつけないけど、風水をやっている人は、風水が絶対で家相を否定する傾向が強いように思います。それは大陸と島国の違いを考えないで、風水は中国の何千年という歴史で育まれたんだという、そういう意識が強いからなのかなと、いま思いました。

富塚 まぁ、どのように考えるかは人の自由だし、宗教でも信じるか信じないかは基本的に自由だからね、何ともいえない部分はあるけど、固定観念でものごとを判断するのはよくないね。

自然環境が違えば、そこに暮らす人たちの考えも違う。そんな当たり前のことが分からずに、こっちがよくて、こっちはよくないと決めつけるのは大間違いですよ。また、だからこそさっき言ったとおり、占うには3つの方法を学ぶ必要があるんだ。

日本は国土は狭いけれど、四季の移り変わりがあって、自然の変化を感じながら我々は暮らしている。そうしたなか、常に変化している気候風土に調和するように、自然の摂理にかなった形で家相は生まれたんですよ。

4-2. 住み心地がいい家は四季の変化にバランスよく調和している

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來夢 家相という、どこか迷信のように感じる人も多いのではないでしょうか?

富塚 それは、少し見方を変える必要があるね。誰しも一日中太陽の光が当たらない家、湿気でじめじめした家、すきま風が入ってきて寒くて凍えるような家、そんな家には住みたくないでしょう。

來夢 そうですね。明るくて快適な家に住みたいですね。

富塚 住まいは、東から南の太陽の光を家に取り入れて、南西から西の日差しをできるだけおさえ、北からの冷気を防いだほうが生活しやすくなるわけで、これがよい家相の家です。

來夢 つまり、自然の摂理に従って家をつくるように、ということですね。

富塚 そう、住んでいる土地の自然にマッチした家がよい家で、自然の摂理に反した家が悪い家となるわけ。じゃあ、自然の摂理って何かといえば、朝、太陽が東に現れ、昼には南に昇り、夕方には西に沈み、夜が訪れることです。

季節にたとえれば、東・朝は「春」、南・昼は「夏」、西・夕方は「秋」、北・夜は「冬」にあたるわけで、自然の摂理に従って家をつくるなら、さわやかな東の風や暖かい南の日差しを取り入れるために「窓を」つくり、北の冷たさやジリジリとした西日を防ぐためには「壁」をつくればいいわけです。

反対に、東や南に壁をつくってしまうと、暖かい日差しは家に入らず、北や西に窓をつくってしまうと、いつも冷たい風やジリジリした西日にさらされることになるから、どちらがいいかは明白でしょ。

來夢 おなじ日本でも、北海道と九州では家のつくりも住み方も、人の気質も違うし、それぞれの土地の自然や環境とバランスよく調和していることが大切なんですね。

4-3. 家相で最も重要なのは「北」

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來夢 先生、家相でこれは絶対避けるべきだということがあれば、教えてください。

富塚 家相を見るには、八方位、十干十二支、生まれ星の九星、地相など、いろいろなことが関係してくるけど、日差しとか風通しはもちろんのこととして、一番気をつけなければならないのが「北」です。ひと言でいって、北さえちゃんとしておけば大丈夫だといって過言じゃないでしょう。
北の方角は方位の基準で、家相的に北が悪い家に住むと、今日明日の話ではなくても必ずといっていいほど精神を病むんですよ。

北は陰と陽の融合点で、陰陽まじわって万物が化成し、命が生まれるところです。命が生まれることによって成長があるわけだから、北がいいか悪いかで、いい命が生まれるか、偏った命が生まれるかが決まるんですよ。

住まいの環境が悪い状態って何かというと、北は寒いですから昔から防風林などをつくって北を避けたでしょ。その北が空いていると陰陽の融合がうまくいかなくなるから、まず夫婦関係が悪くなり、子供の成長にも悪い影響が出てくるね。

來夢 北をしっかりするには、住まいの北側をどうすればいいんですか?

富塚 まず大切なのは、北の方角を正しく知ることだね。地図上の北と正確な北はズレがあるから、住まいの中心から方位磁石(磁石盤)を利用して北を把握します。家相の方位は磁気に従って吉凶を見るので、方位磁石の針が示す「磁北」が“本当の北”になります。

それで、基本的に北を壁にして、風呂、トイレ、台所などの水回りを真北に置かないようにすることだね。北から悪い運気が入らないようにして、常に水と湿気がある水回りを方位のよい場所に設置して凶意を避けるようにする必要もある。

來夢 ということは、北に玄関があるのはもってのほかで、北に水回りを置かないというのは「水は低きに流れる」を避けるということですか?

富塚 そういうことです。でもね、いまの住宅事情は一戸建てを含め、マンションなどの集合住宅のほとんどが、北もしくは西北、東北が入り口で、日差しが入る南側もしくは西側・東側に部屋があるかっこうでしょ。

これってね、考えてみると半世紀以上前の「団地ブーム」からそうなっているんだね。高度成長時代の大量生産の方式で、方位なんて関係なくどんどん集合住宅が建てられたでしょ。だから、良し悪しは別にして、その間に国民性が変わったのも無理のないことだと私は思っているね。

來夢 なるほど、今日は富塚先生のお話から、家相の奥深さを改めて感じさせていただきました。ありがとうございました。

※住まいは人なり─その②へ

前回の【來夢の「占いの達人」】はこちら ⇒ Vol.1 人生は春夏秋冬のサイクルでめぐる(春夏秋冬理論)

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