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2017.11.26



ひどい肌荒れを改善する-肌の機能を生き返らせる10のポイント

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肌荒れがひどい状態になると、かゆみや痛みだけでなく、見た目にも影響しますからつらいですよね?

乾燥肌や敏感肌、大人のニキビ、毛穴の開き、くすみといった肌のトラブルがひどい状態になると、最終的には皮膚科や美容皮膚科を受診することになります。

肌トラブルを放置したり、間違ったスキンケアを続けたりしたことにより、いくつかの肌トラブルを併発して悪化するケースも多々あります。
そうなると、治療には長い時間がかかることになります。

そうなる前に、症状を悪化させず、治しきることも可能なセルフケアがあります。

肌荒れは、肌が本来もっている再生機能や保水機能がとても弱くなっている状態。
そうした肌の機能を生き返らせてやれば、肌荒れを改善することができます。

ここでは、肌の機能を復活させるために必要な10のポイントを解説します。

目次

1. 肌荒れの原因を知る
1-1. 3層構造でできている肌
1-2. 角層のバリア機能とターンオーバー機能
1-3. 肌トラブルはこうしてひどくなる

2. 肌の機能を生き返らせる10のポイント
2-1. クレンジングをやめる
2-2. 朝晩の洗顔で皮脂をしっかり落とす
2-3. 化粧水を使わない保湿ケア
2-4. 荒れた肌に余計な油分を与えない
2-5. 日焼け止めを使わないUVケア
2-6. セルフピーリングで角栓除去
2-7. 手軽なシートパックをやめる
2-8. 美容液を効果的に使用する
2-9. 肌を生き返らせる食生活
2-10. ホルモンバランスを整える生活習慣

まとめ

 

1. 肌荒れの原因を知る

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肌荒れの症状は、乾燥してカサカサ肌になったり、ニキビができたり、かゆみや赤みができたりと様々で、複数の症状が同時に起こることもあります。

肌の水分が不足して起こることもあれば、皮脂の過剰分泌で起こることもあり、いくつもの要因が考えられます。

しかし、ほとんどの肌トラブルは、「角層のバリア機能」と「ターンオーバー機能」という肌がもっている機能の低下に関係しています。

まず、肌の基本構造と2つの機能を理解しておきましょう。

1-1.  3層構造でできている肌

肌の構造

人間の皮膚は、もっとも外側の部分の「表皮」、その内側の「真皮」、さらに内側の「皮下組織」という3層で成り立っています。

表皮は外側から、「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」という4層で成り立ち、その大部分を「表皮細胞」が占めています。

表皮には、外部の刺激から肌を守り、体内の水分を保持する役割があり、その大部分を担っているのが一番外側の角層です。

真皮は、網目状に広がっているコラーゲンが70%を占め、エラスチンやヒアルロン酸がそれを支えて肌の弾力を保っています。
真皮の下は皮下脂肪などがある「皮下組織」です。

肌荒れは、主に肌の表面である角層のトラブルです。

1-2. 角層のバリア機能とターンオーバー機能

わずか0.02mmの厚さしかない角層では、角質細胞がレンガのように何層も積み重なり、その間をセメントのように「細胞間脂質」が埋めていて、外部からの水や異物の侵入を防ぎ、肌の水分を保持しています。

これが「角層のバリア」と呼ばれる機能で、角層がなんらかの理由で傷つくと、バリア機能が低下して水分がどんどん蒸発してしまい、肌が乾燥状態になるのです。

表皮の一番下にある基底層では、次々と新しい表皮細胞が生まれます。

表皮細胞はだんだん上部に押し上がっていき、死んで角層の角質細胞となり、やがて新しい細胞に押し上げられるようにしてはがれ落ちます。

この表皮細胞が生まれ変わる代謝のサイクルを「ターンオーバー」と呼び、若い人では約28日間かかり、年齢を重ねると代謝が落ちてサイクルが長くなります。

角層のバリアが傷ついたり、ターンオーバーが低下したりすることが、肌荒れの直接的な原因になるケースが多いので、こうした機能を維持することが最善の予防策になります。

1-3. 肌トラブルはこうしてひどくなる

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肌の保水力が低下して表皮が乾燥すると、カサカサの状態になってきます。
さらに乾燥が激しくなると、カサカサが進んでシワのようになったり、粉をふいたようになったり、肌の透明感がなくなってくすんで見えたりします。

乾燥肌は、角層のバリア機能が低下しているので化粧品が肌にしみることもあり、毛穴の開きやニキビなど、ほかの肌トラブルを併発しやすいのも特徴です。

ニキビの進行過程は、ステージ1からステージ4までに分類できますが、早めの段階で治療して痕を残さないことが大事です。

ステージ1は、毛穴の出口が角化異常を起こして角質が厚くなり、毛穴をふさいでしまう状態です。
毛穴がふさがれて皮脂が中につまってしまい、皮脂を栄養にするアクネ菌が過剰に繁殖し始めるのが、ステージ2の「白ニキビ」と呼ばれる状態。

つまった毛穴の中や周囲に白血球が集まってアクネ菌を攻撃し、炎症を起こして赤くはれるのが、ステージ3の「赤ニキビ」と呼ばれる状態。

さらに炎症がひどくなると、毛穴の壁が壊れて周囲の皮膚組織にも炎症が広がり、肌の表面にできた赤ニキビがつぶれて膿が出ます。
これがステージ4と呼ばれる状態で、ここまで進行してしまうと、毛穴周りの皮膚組織が壊れて陥没し、「ニキビ痕」が残ってしまいます。

乾燥も、毛穴のトラブルも、くすみも、早めのケアで、角層のバリアとターンオーバーを復活させることが大切なのです。

 

2. 肌の機能を生き返らせる10のポイント

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角層のバリア機能を回復させて肌の保水力をアップさせれば、うるおいのある肌を取り戻すことができます。

また、ターンオーバーを活性化させて古い角質を排除すれば、シミなどの原因になるメラニンの蓄積を防ぎ、くすみを取り去ることもできます。

肌荒れがひどいときは、肌を傷めないやさしいケアで機能回復を図る必要があります。

2-1. クレンジングをやめる

クレンジング剤は、スキンケアやメイクの中で、もっとも肌への刺激が大きいアイテムです。
肌荒れがひどいときは、クレンジングをしなくてすむポイントメイクにするか、ファンデーションをつかう場合でも、洗顔で落とせるパウダータイプにしましょう。

メイクは油分で浮かせてから流さなければいけないので、クレンジング剤には水と油が混ざるようにする「界面活性剤」が使われています

界面活性剤は、ほとんどの化粧品、洗顔料、洗剤などに用いられている成分で、刺激が強いために角層を傷つけてしまいます。

ですから、通常時も肌のためにはクレンジング剤を使わなくてすむメイクをするべきなのですが、肌荒れがひどい場合は、とくに使用をさけたほうがいいのです。

どうしても使わなければならない場合は、刺激が弱くて洗い流せるクリームタイプが比較的肌への負担を抑えてくれます。

使用法は、しっかりすみずみまでメイクを落とすのではなく、手早く1分以内ですませて、洗顔に移るのが正しい方法です。
メイクは6~7割程度が落ちていれば十分で、少し肌がヌルついていても洗顔で落とせるので問題ありません。

2-2. 朝晩の洗顔で皮脂をしっかり落とす

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最近は、皮脂を落とし過ぎると肌が乾燥してしまうと思い、皮脂を落とすことを恐れている女性が増えていますが、これは逆で、皮脂をしっかり落としたほうが乾燥ケアになります。

皮脂の役割は肌を弱酸性に保って雑菌の繁殖を抑えることにあり、時間が経つと空気で酸化して過酸化脂質となるので、肌トラブルの原因になります。

肌を乾燥から守っているのは皮脂ではなく、80%は角層の保水物質であるセラミドの働きによるものですから、朝晩2回の洗顔で、皮脂をしっかり落とすのが正しいスキンケアです。

洗顔直後は多少つっぱり感があって、保湿ケアをするとしっとり落ち着くというものが、肌に合っている洗顔料です。

もっとも安心して使える洗顔料は、余計な添加物を含まないシンプルな固形石けん。
固形石けんにも、オイリー肌用から乾燥肌用までさまざまなものがありますから、肌が荒れているときは、できるだけ刺激が少ないものを選びましょう。

2-3. 化粧水を使わない保湿ケア

肌が荒れているときでも、化粧水だけは欠かさないほうがいいと思っていませんか?
実は、化粧水が肌荒れを悪化させてしまっているケースが多いのです。

洗顔後に化粧水をつけると、たしかに肌がしっとりします。
しかし、水分が90%以上の化粧水は、肌に浸透しません。

肌の水分を守っているのは、主に表皮のセラミドや真皮のヒアルロン酸という保水物質です。
この水分がどこからくるのかというと、肌の外につけられた化粧水などではなく、体内にある水分で、この蒸発をくいとめているのが、セラミドやヒアルロン酸なのです。

肌の表面に化粧水をいくらつけても、ほとんど肌に浸透せずに蒸発してしまうだけです。
しかも、つけすぎてしまうと、化粧水の水分が蒸発するときに角質を傷めてしまい、さらに乾燥を激しくしてしまうことが多いのです。

とくに肌荒れを起こしている人は、化粧水の使用をやめて、保湿成分が高濃度で配合された美容液に切り替えるべきです。

2-4. 荒れた肌に余計な油分を与えない

ニキビは、余計な油分を与えないスキンケアが基本です。
乾燥肌にできる大人のニキビも、油分を増やさずに、水分の補給をしっかり行うケアが大事です。

水分が不足すると、毛穴の出口の角質が厚く硬くなってしまうので、肌の保湿をしっかり行って柔らかい状態に保つことが、ニキビの予防になります。

ビタミンCには、抗酸化作用でニキビの炎症を抑える、紫外線による肌のダメージを抑える、皮脂の分泌を抑えるといった働きがあるので、ビタミンC誘導体が配合された化粧品は肌荒れに効果的です。

「洗顔の後は、たっぷりの化粧水で肌にうるおいを与えてから、乳液やクリームの油分でフタをする」という考え方は、もう過去のものです。

現代の正しい保湿ケアは、角層のバリアを傷つけないようにしてセラミドを守り、ターンオーバーを活性化させるものです。

そのためには、余分な油分を補給する必要はありませんし、肌にフタをすれば、はがれ落ちるはずの角質が残ってターンオーバーを低下させてしまいます。

2-5. 日焼け止めを使わないUVケア

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紫外線を直接肌にあてないようにする日焼け止めにはいろいろなタイプがあり、UVカットの強度も様々なものが販売されています。

日焼け止めの成分には、紫外線を肌上で吸収して熱エネルギーに変換する「紫外線吸収剤」と、肌上で紫外線を反射する「紫外線散乱剤」があります。

紫外線吸収剤は化学変化をもたらすので、肌が弱いとかぶれを起こすリスクがあります。
一方の散乱剤は、粉成分が皮脂や水分を吸収するので、乾燥しやすいというリスクがあります。

どちらも荒れた肌には負担が大きすぎるので、日焼け止めはどうしても必要なときだけ使用し、日常は帽子や服装でできる限りのUV対策を行いましょう。

一般的な生活をしているかぎり、日常のUVケアはパウダーファンデーションですませることができます。

2-6. セルフピーリングで角栓除去

古い角質を取り除くピーリングは、ターンオーバーを復活させて、角層を健康な状態に戻します。

市販のピーリング剤を使用するセルフピーリングは、シミケアやニキビケア、毛穴ケア、エイジングケアなど、いろいろな目的で一般的に行われています。

肌荒れの状態がとてもひどいときには行うべきではありませんが、市販のピーリング化粧品に配合されている「AHA(アルファヒドロキシ酸)」という植物由来の天然成分は肌への刺激が弱いので、肌に赤みが出たり刺激が強いと感じなければ、週に1~2回のペースで続けてみましょう。

ピーリング成分の強さは製品によって違うので、肌にのせたとき、かすかにピリピリするくらいで、洗い流した後にツルっとした感触のものを選びましょう。

洗い流した後の保湿ケアと、日中のUVケアを欠かさないようにするのが、セルフピーリングの大事なポイントです。

2-7. 手軽なシートパックをやめる

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肌の乾燥が気になるときに、有効なのが保湿パックです。
しかし、手軽にできるシートタイプのパックやコットンパックでは、保湿効果が期待できません。

乾燥した肌は角層が厚くなってしまっていることが多く、保湿成分が浸透しにくくなっています。
シートタイプやコットンパックは、表面から水分が蒸発するので、角層の奥まで保湿成分を届けることができません。

さらに、肌からはがすときに角層を傷つける可能性があります。
クリームタイプのようにふきとるタイプも、肌への刺激が強くなります。
また、洗い流さないものは、毛穴の詰まりやニキビを悪化させる可能性があります。

もっとも安心して使えるのは、肌に伸ばすと石膏状に固まって肌の表面から水分が蒸発するのを防ぎ、後から洗い流すタイプのパックです。
冬場を中心に、週2回のパックを習慣にすると肌荒れ防止に有効です。

2-8. 美容液を効果的に使用する

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保湿ケアの基本アイテムとして化粧水ではなく美容液を選ぶのは、保湿成分の濃度が高く、角層に浸透するからです。
角層で水分を保持しているセラミドは水に溶けにくいので、化粧水に配合するのが難しいことも理由のひとつです。

美容液とは、本来はクリームよりも油分の少ないジェルタイプのものをそう呼んでいましたが、今はクリームに近い粘度のものやオイルなども美容液として販売されています。

油分の多いものは毛穴をふさいだり、ニキビを悪化させたりすることもあるので、油分の少ないタイプの保湿美容液を選びましょう。

美容液には、保湿美容液のほかにシミケア用の美白美容液や、肌のハリや弾力を維持するためのアンチエイジング美容液などがあります。
保湿美容液を基本として、ほかのタイプを併用することも効果的ですから、目的に応じて肌の状態に合ったものを選びましょう。

2-9. 肌を生き返らせる食生活

肌荒れは、体の中から根本的に改善すれば、再発する確率が低くなります。
私たちの体は、毎日の食事から成り立っており、もちろん肌も例外ではありません。

日々の食事で、緑黄色野菜や良質な植物油とともに、肉や魚などのタンパク質を摂取することが、肌の再生には欠かせません。

タンパク質は肌を生み出す栄養素で、コラーゲンのもとにもなります。
ですから、肌の再生にはもっとも重要な栄養素なのです。

もうひとつ肌の再生に重要なのが、抗酸化食品です。

紫外線、ストレス、喫煙、偏食、運動不足などは、すべて身体を酸化させる原因になります。
肌が酸化するとシミ、シワ、くすみ、たるみといった肌トラブルを引き起こすのです。

抗酸化食品は、カロテノイド、ポリフェノールなどの植物成分や、ビタミンA、C、Eなどを多く含んでおり、体内の過剰な酸化を防ぐ抗酸化機能を助けます。

2-10. ホルモンバランスを整える生活習慣

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男性ホルモンや生理前に増える黄体ホルモンが、ニキビの要因になることがわかっています。
それだけはなく、女性の肌はホルモンの影響を大きく受けるものです。

ところが、ホルモンバランスを整えるためには、薬品などに頼ることはできず、体の中から健康になる以外の方法がないので、改善には時間を要するのです。

睡眠、運動、食事などを見直して、規則正しい生活を地道に続けることが大事になります。

最近とても多いのが、ストレスが原因で肌荒れをひどくしてしまうケースです。
適度なストレスには、体の自然治癒力を高めたり、筋力を高めたり、生きる意欲を高めたりという、良い効果もあります。

通常は、いろいろなことで受けるストレスを日々解消しながら生きるのですが、処理しきれないうちに次々とストレスを受ければストレス過多の状態になり、心身に悪影響を与えます。

胃腸の調子が悪くなる、睡眠不足になるといった影響が出てくると、免疫力の低下を招き、肌荒れを起こしやすくなります。

ストレスケアやリフレッシュは、人によっていろいろな方法があるものです。
しかし、睡眠、運動、食生活といった生活習慣を見直して体を健康に保つことが、日々のストレスを溜め込まない強い精神のベースになり、さらに美肌をつくることにつながるのです。

 

まとめ

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肌荒れがひどくなると、どうしても目につきやすいので、「人と会えない」「外出できない」と憂鬱な気持ちになって、焦ってしまいがちです。

しかし、焦りは禁物。
そういうときこそ落ちついて、正しいケアを地道に重ねることが大事です。

あわててしまって間違ったケアをしたばかりに、肌荒れをさらに悪化させてしまうと、回復が長引いてしまいます。

ここで解説した方法で改善しない場合には、セルフケアの限界を超えている可能性が高いので、皮膚科や美容皮膚科を受診してください。

 

【参考資料】
・『皮膚のトラブルが治らないときの本』 小学館 2009年
・『いちばん正しいスキンケアの教科書』 西東社 2014年
・『今さら聞けない スキンケアの正解』 主婦の友社 2015年

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